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2007年 カタールIRTAテスト(最終日)
インテリマーク編集部
2007年2月15日
プレシーズンテスト結果速報
●07年MotoGPカタールIRTAテストの走行結果は、以下のリンク先をご覧下さい。

1日目(2月13日)走行結果表
2日目(2月14日)走行結果表
3日目(2月15日)走行結果表


・冬季テスト全日程と結果
・2007年レーススケジュール
・現地週間天気予報

現地情報(天候、アクシデント、他概要)
■2月15日(最終日)

カタールでのIRTAテスト最終日、総合トップタイムの座に輝いたのは、2日目まで好調だったヤマハ・ワークス勢ではなく、3日間を通して着実にマシンを仕上げてきたレプソル・ホンダのダニ・ペドロサだ。初日から余裕の発言が目立ったペドロサは、午後のセッションで午前中のタイムシート上のトップにいたリズラ・スズキのジョン・ホプキンスのタイム、および990ccマシンでケーシー・ストーナーが昨年に記録したポールポジション・レコードを約0.2秒上回る1分55秒471という驚異的なタイムを刻んでいる。
写真
この結果、午前中に好調だったジョン・ホプキンスの記録は今回の総合2番手タイムとなったが、年末と1月のセパンに次いで久しぶりにスズキのマシンの好調さをアピールする結果になった。
写真
しかしながら、そのジョン・ホプキンスは現在深刻な状態にある。イギリスのロードレースサイトであるMCN(www.motorcyclenews.com)によれば、午前中に予選タイヤでアタックしていたジョン・ホプキンスは、その時点のトップタイムである1分55秒825を記録した後、昼休みを直前に13コーナーで非常に大きなハイサイドをおこして激しく地面に叩きつけられたようだ。その後ホプキンスはドーハ市内の病院に運び込まれてレントゲン検査を受けているが、両腕が腫れており、リズラ・スズキのチーム監督であるポール・デニングは現時点でMCNのインタビューに対してノーコメントだが、恐らくその両腕を骨折している可能性が高いという。正確な検査結果は日本時間の早朝までには公表される筈だ。→ホプキンスの怪我の続報

(その他のライダーやタイムは3日目詳細記事を参照の事)。


・この日のロサイルの気温は23度、路面は39度。湿度は47%。
・カタールのサーキットレコード(990cc)は2006年にロッシが記録した1分57秒305。
・カタールのポールポジションレコード(990cc)は2006年にストーナーが記録した1分55秒683。
・初日に激しく転倒して1時間ほど意識を失っていたカワサキのオリビエ・ジャックは、この日からテストを再開しているが、午前中の走行を開始してから数周の時点で目まいがある事に気がつき、12周回を終えた時点で作業の継続を断念している。


■2月14日(2日目)

●カタールで行われているMotoGPクラスのIRTAテスト2日目、この日のタイムシート上のトップと2番手タイムのを独占したのも、初日に引き続きヤマハ・ワークスのコーリン・エドワーズとバレンティーノ・ロッシだ。エドワーズは初日のタイムを約0.5秒上回る1分56秒296を記録しており、初日の予告通りヤマハM1の改善はまだまだ進む様子だ。ロッシもチームメイトのエドワーズと同様に初日の自己ベストタイムを更新している。

なお、初日の晩は雨が降ったため、良好だった路面コンディションは2日目の朝には悪化しており、多くのライダーは1日目のタイムを更新できていない。また、1日目に転倒して病院に運ばれたオリビエ・ジャックは、CT検査の結果には大きな異常が見られなかったが、この日は医師の判断により大事を取って朝から走行を見合わせている。

写真絶好調のヤマハコンビの僅か0.2秒差となる3番手に今回浮上したのは、2日目からのタイムが楽しみだと初日に述べていたレプソル・ホンダのダニ・ペドロサだ。次いで昨年末から年始にかけてRC212Vの小ささに苦しみ、ポジション設定に時間をかけていたカルロス・チェカが1分56秒台に突入して4番手タイムを記録するなど、ホンダ勢もヤマハの背後に2日目は着実に迫ってきている。また、コニカミノルタ・ホンダの中野選手もホンダに移籍後の合同テストでは初の上位ポジションとなる7番手につけ、セッティングが順調に進んでいる事をアピールした。

年末のヘレスでの大クラッシュによる怪我から復帰し、今回のカタールからテストに参加していたイルモアのジェレミー・マクウイリアムスだが、実は初日に転倒を喫しており、2日目は走行を取りやめている。マクウイリアムスは最終日には走行を再開する予定だ。

(その他のライダーやタイムは2日目詳細記事を参照の事)。


・この日のロサイルの気温は24度、路面は38度。湿度は51%。
・レプソルホンダのニッキー・ヘイデンはこの日に2回転倒しているが幸い本人は無傷。テストの進捗には若干影響あり。
・コニカミノルタの中野選手も転倒したが無傷。転んだ日でもタイムが良かった事を本人はかえって喜んでいる。
・カワサキのランディー・ド・ピュニエは26歳になったこの日、初日のチームメイトに続いて激しく転倒しマシンを大破したが、本人に怪我はなく元気。オリビエ・ジャックは1日目の転倒による肩と足首の痛みを訴えているが、3日目のテストには参加の予定。
・ドゥカティーは、初日のカピロッシに続きこの日はストーナーが転倒。ストーナーに怪我はなく、バイクに大きなダメージもなかった。


■2月13日(1日目)

●カタールのロサイル国際サーキットにて迎えた今年最初のIRTAテスト初日、トップタイムの1分56秒774を記録したのは先日のセパン合同テストで総合トップタイムを飾ったばかりのコーリン・エドワーズだ。エドワーズは今回のテスト初日から990cc時代のサーキットレコードをいきなり0.5秒以上も上回っており、BMW賞を勝ち取った昨年と同様に今年もIRTAテストでの好調な走りを見せている。2番手はエドワーズと同じくヤマハワークスに所属のバレンティーノ・ロッシであり、年明けのメーカー合同テストに引き続きヤマハ・ワークスが好調だ。

写真ヤマハの2名に続き3番手タイムを記録したのは、今シーズンからドゥカティー・ワークスで戦うMotoGPクラス2年目のケーシー・ストーナー。4番手は今年に入ってから走行試験を開始したばかりのKR212Vに乗るチーム・ロバーツのケニー・ロバーツ・ジュニアだった。

(その他のライダーやタイムは1日目詳細記事を参照の事)。


・この日のロサイルの気温は22度、路面は40度。湿度は62%。
・カワサキのオリビエ・ジャックは67ラップを周回したところで転倒し、頭を強打した事から病院で検査を受けている。本人が頭痛を訴えている事以外に外傷などはない。病院でのCTスキャンによる検査の結果、脳などに全く障害は見つからなかったため、ジャックはすでに2日目のテストに参加するつもりでいる。
・ドゥカティーのカピロッシもこの日の終盤に1コーナーで転倒したが無傷。
・通常1日目は路面が砂だらけでタイムが出ないカタールだが、この日は前日まで行われていたSBK(WSB)の合同テストのおかげで路面は最初からきれいだったとの事。



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