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■2月7日(3日目)
●今年2度目のセパンで最終日に総合トップタイムを記録したのは、3日間を通して好調なヤマハ・ワークスのコーリン・エドワーズだ。エドワーズは800ccマシンにおける予選タイヤでの非公式最速ラップだった今年1月のロッシのタイムを0.68秒更新すると同時に、990cc時代のセパンにおけるポールポジションレコードをも0.35秒上回る2分0秒248をこの日に記録している。
また、総合2番手につけたのは2分0秒793を記録したエドワーズのチームメイトのバレンティーノ・ロッシであり、ロッシも1月の自身のタイムを上回った。
なお、カワサキのランディー・ド・ピュニエは3日間を通して3番手のポジションをキープしたが、TECH3ヤマハの玉田誠選手は最終日に2日目の自己ベストを更新するには至らず、4番手のポジションをド・ピュニエのチームメイトであるオリビエ・ジャックに譲っている。
(その他のライダーやタイムは3日目詳細記事を参照の事)。
・この日の気温は29度。路面温度は45度と過去2日間より高め。湿度は57%。
・ヤマハワークスの2名は午前中にタイヤテストを中心に行い、その後はミシュランの新型予選タイヤを履いて今回のタイムを記録。続けてレース・シミュレーションを実施。
・カワサキの2名は3日間を通してシャシーとサスペンションのセッティングに集中すると同時に、ロングラン時のマシンの耐久性を検証。
・イルモアはアルメニアの単独テストから引き続いてエンジン精度の向上を狙う中、ミシュランから提供された2007年仕様のタイヤのテストも並行して実施。
・セパンのサーキットレコード(990cc)は2006年にカピロッシが記録した2分2秒127。
・セパンのポールポジションレコード(990cc)は2006年にロッシが記録した2分0秒605。
・セパンでの800ccマシンにおけるレースタイヤでの最速タイム(非公式)はホプキンスが昨年11月に記録した2分1秒63。
・セパンでの800ccマシンにおける予選タイヤでの最速タイム(非公式)はロッシが今年1月に記録した2分0秒936だったが、エドワースが今回これを上回る2分0秒248を記録。
■2月6日(2日目)
●今年2度目のセパン合同テスト2日目、この日のトップと2番手タイムも初日に引き続きヤマハ・ワークスペアだ。今回はバレンティーノ・ロッシとコーリン・エドワーズが1日目から順位を入れ替えており、トップのロッシは990cc時代のサーキットレコードを上回る2分2秒099、2番手のエドワーズも同じく同記録を上回る2分2秒118を記録している。
昨日に続いて3番手につけたのは、カワサキのランディー・ド・ピュニエであり、以下のライダーの順位も初日と全く同じ結果になっている。また、参加ライダーの全員が初日のタイムを更新しており、特にこの日も4番手となったTECH3ヤマハの玉田誠選手は、昨年のレースウイーク中にカルロス・チェカがヤマハの990ccマシンとダンロップタイヤで記録した全てのタイムを上回っている。
(その他のライダーやタイムは2日目詳細記事を参照の事)。
・この日の気温は28度、路面温度は40度と、初日とほぼ同条件。湿度は56%。
・ヤマハワークスはミシュランタイヤのテストに集中し、ロッシとエドワーズの2名揃って各自の990cc時代のレースペースよりも速い速度で周回している。
・カワサキのド・ピュニエが10コーナーで転倒したが怪我はなし。
■2月5日(1日目)
●今年2度目のセパンでの合同テスト初日にトップタイムをマークしたのは、ヤマハ・ファクトリー・レーシングのコーリン・エドワーズだった。エドワーズはセパンにおける990cc時代のサーキットレコードに約0.05秒差まで迫る2分2秒175の好タイムを、今回の1日目から記録している。
2番手タイムの2分2秒221を記録したのはエドワーズのチームメイトであるバレンティーノ・ロッシ。3番手には、前回の1月のセパン合同テストでも好調だったカワサキ2年目のランディー・ド・ピュニエがつけている。
今年からダンロップタイヤの開発を担当するTECH3ヤマハの玉田誠選手はド・ピュニエに次ぐ初日の4番手。ダンロップは玉田選手が過去2年間のミシュラン時代に苦しんだフロントタイヤの開発を積極的に行っており、今回玉田選手は1日目から前回のセパン合同テストで記録した自己ベストタイムを約0.1秒更新している。(その他のライダーやタイムは1日目詳細記事を参照の事)
・この日の気温は28度、路面温度は39度と1月の合同テスト時よりも低め。湿度は55%。
・エドワーズとロッシはオーリンズのサスペンションと、ヤマハの新パーツ導入テストを実施。
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