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6列目のドゥカティーライダー3名、メランドリはさらに状況が悪化 |
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2008年6月1日
ドゥカティーの地元イタリアでのレースを揃って6列目からスタートする事になったドゥカティーのサテライトであるアリーチェ・チームの2名とドゥカティー・ワークスの1名だが、16番グリッドのトニ・エリアスと17番グリッドのシルバン・ギントーリのについてはレース・セッティングにある程度の自信を示しており、日曜日のレースには期待感を示すコメントを残している。
■メランドリは地元で深刻な事態に「いじればいじるほど遅くなる」
むしろ深刻なのは、今回のムジェロからは彼専用のエンジン制御システムをドゥカティーから提供されたワークスのマルコ・メランドリの方だ。中国GPのレースでは5位を獲得して復調の期待を抱いたメランドリだが、ドゥカティーと自身にとってのホームである今回のイタリアGPでは初日からセッティングの方向性が全く定まらず、マシンをいじればいじるほど遅くなるという最悪な事態に陥っている様子だ。
以下に6列目のドゥカティー・ライダー3名のコメントをまとめて紹介する。
■エリアス「簡単な状況ではないが、トップ10入りを狙いたい」
「簡単な状況じゃない事はどうにも隠しようがありません。でも、自分もチームも、ドゥカティーもブリヂストンも、いい結果が残せるように全力で頑張っています。」とエリアス。
「午後に状況は若干良くなりましたから、明日のレースまでにはトップ10を狙って戦える状況になる事を願っています」
「ここは本当にいいサーキットですし、余分に激しく攻め込みたくなるコースなんです。気分がいいし、レースへの意欲も高いので、明日は自分としても楽しんで走りたいですね」
■ギントーリ「レースへの期待感は大」
「午前中の調子がすごく良かったので、明日のレースは期待できると思いますよ」とギントーリ。
「午後はもっと調子を上げられるように別の色んなセッティングを試しましたが、これについては特に大きな進展が得られていません。途中で小さなテクニカル・トラブルにも見舞われて予選中の作業が制限されてしまいましたからね」
「自分のレースペースは予選タイヤでの自己ベストタイムに近いので、レースにはかなり高い期待感があるんですよ。明日は今シーズンのここまでの最高位を狙いたいと思っています」
■メランドリ「混乱してさらにマシンの状態が悪化した」
「ここでの4回のセッションは全部厳しかったです。バイクのセッティングを色々変更しましたが、どれについても解決策が見つからないんです」とメランドリ。
「どんどん混乱していくし、不幸にもバイクの調子はさらに悪化しました。リアの接地感がよく分からず、タイヤに熱が入らず適度な温度に到達しません」
「まだ明日の様子を見る必要はありますが、いずれにしてもタイヤの感触をコーナーリング中になんとか正しく得られるようにするには、もっとリアに荷重が必要なのは間違いありません。それが今抱えている多くの問題の原因なんです」
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