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初日に好調なスズキ勢「今日の結果はレースと無関係」 |
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２００８年５月３１日
雨天となったイタリアGP初日のフリー・プラクティス総合２番手につけたのは、午前中にこの日の自己ベストである1分54秒520を記録したリズラ・スズキの地元イタリア人ライダーであるロリス・カピロッシだった。また、チームメイトのクリス・バーミューレンは、カピロッシと同様に路面が一時的に乾いた午前に記録した自己ベストの1分55秒774がこの日の総合７番手タイムとなったが、午後にはフルウェットでのトップタイムを記録している。
■デニング監督「今日の結果がレースに反映されるかは疑問」
午前と午後でそれぞれに好調な走りを見せたリズラ・スズキ勢だが、リズラ・スズキのチーム監督を務めるポール・デニングは「今年はロリスがいるのでチームに少しイタリアの風を感じますよ！ただ、今日はイギリスみたいな天候だった事が残念でした。他のチームと同様に、今日の結果が日曜日のレースにそのまま反映されるかは疑問です。もし明日も雨で、日曜日だけドライになった場合にはくじ引きのようなレースになるでしょうしね」とコメントしており、ドライが予想される日曜日のレースにこの日の結果がそのまま反映される事は難しいだろうとしている。
■カピロッシ「こういう日は転倒してもおかしくない」
この日はミスをしてグラベルを直行、そのままバリアまで進みスローモーションのようにぱたりと泥の中に横倒れになったカピロッシだが、午前のフリー・プラクティスではしばらくタイムシート上のトップに立ち、イタリアのファンを沸かせている。
「今日はこういう走行条件でのバイクへの理解がさらに少し深まったのでとても嬉しいです。ウェットで走った時の感触はとても良かったですよ」とカピロッシ。
「今日は走り始めてからすぐに１つミスをしてしまいましたが、こんな条件の日にはよくある事です。ムジェロではいいレースウイークの初日を迎える事ができたと思っていますし、とてもいい兆候が得られました」
「今は明日のいい天気を望むだけですね。天気が良くなればここでのセッティング作業に着手できますし、その準備に向けて手を緩めずに必死に頑張ってくれているチームのスタッフ全員には深く感謝しています」
■バーミューレン「ドライでもいい走りを見せたい」
今回の悪天候となったムジェロ初日の午後はタイムシート上のトップに立ち、改めてフルウェットでの強さをアピールしたクリス・バーミューレンは、路面が一時的に乾いた午前のセッション終盤にはスリックタイヤを履いて日曜日のレースに向けてドライ用セッティングを進めながら、ムジェロのコースレイアウトを再確認したようだ。
「今日のムジェロはすごく難しい天候でした。ただ、午前中はセッションの終盤に路面が乾いてスリックタイヤを履く事ができたので、今もこのコースについて学習を続けている自分にとってはすごく有り難かったですね」とバーミューレン。
「残念ながらいくつかの場所はまだ濡れていて速く走るには難しい走行条件でしたが、またサーキットへの知識は深まったように感じました」
「午後はセッションの開始時から完全なウェットになり、コース上に水が溢れていたのでものすごく危険な状態でした。途中で雨はやみましたが、アスファルトの表面を大量の水が覆うように流れていたんです」
「バイクのウェットの中での挙動にはとても満足しました。でも明日はドライになって欲しいし、そこでも今日と同じようないい走りができるように頑張りたいですね」
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