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ロッシ「ファンのためにも晴れて欲しい」
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インテリマーク編集部
  2008年5月31日

ロッシにとっては7年連続、ヤマハにとっては5年連続となるムジェロでの勝利を狙うフィアット・ヤマハ勢だが、バレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソは初日のウェット・コンディションの中をリラックスして作業を進めており、特に午前のセッションでは激しいタイムアタックを行っていないという。


■ストーナーと同様にスリックタイヤを装着しなかったロッシ
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1日目のロッシはフルウェットの走行条件を選んでブリヂストンのウェットタイヤとYZR-M1のデータ収集を中心的に行い、多くのライダーがこの日の自己ベストタイムを記録した午前のセッション終盤、一時的に乾いた路面では一切走行しなかった。初日のロッシのフリー・プラクティス総合順位は10番手、自己ベストタイムは午前に記録した1分58秒672だった。

■転倒を避けて午前中は控えめな走りを見せたロレンソ

また、ミシュランタイヤを履くチームメイトのホルヘ・ロレンソは、グランプリ出場100戦目となる今回のイタリアGP初日はYZR-M1のウェット・セッティングに集中し、中国GPで負った両足のくるぶしの骨折にダメージを与える転倒などを起こさないよう、午前最後の乾いた路面ではリスクを冒さない程度の走行に留めている。ロレンソの初日の総合順位は2分00秒004の14番手タイム。
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■TECH3ヤマハ勢の状況、トーズランドは初日の内容に満足

なお、フィアット・ヤマハのワークス勢と同じくYZR-M1に乗る今期好調のTECH3ヤマハ勢だが、ドゥカティー時代にSBKタイトルを獲得した2004年に、ドゥカティー・コルセにムジェロをデスモセディチで走行させてもらった経験を持つジェームス・トーズランドは、この日からはフィアット・ヤマハの2名が使用しているショート・ホイールベースのセッティングを試しており、それに好感触を示している様子だ。

■クレルモン・フェランで試したウェット・タイヤが好調なトーズランド

またトーズランドは、先週のクレルモン・フェランでのミシュランとのタイヤテストにおいて新開発のウェットタイヤを試しており、その時に仕上げたウェット・セッティングとタイヤを今回も試してフルウェットとなった午後のセッションでは5番手タイムを記録、全体的にこの日の作業内容には満足できたとしている。初日総合でのトーズランドの順位は13番手だった。

■ドライのセッティングに自信のあったエドワーズは19番手
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一方、クレルモン・フェランではスリックタイヤを中心としたテストとマシンの改善を進めてきたコーリン・エドワーズは、午前はウェット・セッティングが決まらずに10周回のみ走行して最後尾の19番手となり、午後にはフルウェットでの9番手にまで順位は浮上したが、総合では最後尾の19番手のままとなった。


■ロッシ「ファンのためにも晴れて欲しい」

ハーフウェットとなったこの日の午前中はあまりリスクを冒さず、午後にフルウェットとなってから本格的にウェット用セッティングの改善に取り組んだバレンティーノ・ロッシは、レインに関するデータ収集状況とセッティングの改善内容には満足できたとするものの、2日目以降は地元ファンのためにも晴天のドライ・コンディションに恵まれる事を熱望している。
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「今日の水の量はすごかったですよ!」とロッシ。

「ここは天気のいい日は最高なので今日は残念でした。こういう気象条件だとファンの人たちにとってもあまり面白くないし、明日以降は晴れそうなので、自分たちにとっても1日のプラクティスを無駄にした感じになりますからね」

「午前中は湿った部分が点在した難しい路面になったので、あまり無理をしないで走る事に決めました。ただ、午後はすごく有益なセッションだったと思いますよ。自分たちのウェット用セッティングにいくつか重要な調整を加える事ができましたから、そのおかげでセッション終盤には速く走れるようになりウェットでの4番手タイムを記録しました」

「明日には作業を再開できるように、ここからはドライ・コンディションに恵まれる事を期待したいですね。今回のようにまた1日が無駄になると日曜日のドライ路面に合うセッティングが完璧には調整できなくなりますが、いずれにしても自分たちとファンの両方のためにもレースはドライになって欲しいです」


■ロレンソ「ウェット・セッティングの改善状況に大満足」

チームメイトのロッシと同じく午前中はリスクを避けて軽く周回を重ねたロレンソだが、午後のフルウェット時には中国GPでの両足の怪我がまだ完全に回復していないのにもかかわらず誰よりも多い25周回を精力的に走行している。
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「今日は雨の中でもすごく速く走れたので本当に嬉しかったです。以前にM1で始めてウェットの路面を走った時にはとても難しく感じましたが、その後に少しずつ改善を進めてきたおかげで今日はすごく自信が持てました」とロレンソ。

「午前は変な天候だったのであまりリスクを冒したくありませんでした。両足首の感覚はだいぶ良くなってきてはいますが、もうこれ以上ミスはしたくありませんからね。でも午後はフルウェットになったので多くの周回を走り込み、その中で19周回の連続走行を行いましたが、その間はとてもいいリズムがつかめていました」

「今回はミシュランの新しいレイン・タイヤを試しましたが、感触がとても良く満足できした。ただ、ドライならもっと楽に走れるので明日からは晴れて欲しいですね。それにドライだとレースの所要時間も短くなるので、体調がまだ100%じゃない自分にとっては有り難いんです」

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