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ストーナー「今日のスリックは無意味」、メランドリ「晴れて欲しい・・・」
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インテリマーク編集部
  2008年5月31日

昨年は表彰台にも辿り着けなかった地元ムジェロでの雪辱を今年は果たしたいドゥカティー・ワークス勢だが、ウェットとなったイタリアGP初日のフリー・プラクティスを、昨年度チャンピオンのケーシー・ストーナーは総合9番手タイムの1分58秒618、ドゥカティーのスーツを身にまとっての初のホーム・グランプリを迎えたマルコ・メランドリは総合15番手となる2分00秒162のタイムで終えている。
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■スリックタイヤは履きたくなかったストーナー

ストーナーは午前序盤のフルウェット路面ではタイムシートの上位につけていたが、セッション終盤に路面が乾き始めてからはデータ収集の意味がないと判断、多くのチームがスリック・タイヤを装着する中、レプソル勢やロッシなどと同様にこの日はスリックタイヤでの走行は見合わせた事から午前の9番手タイムに終わったが、午後にはクリス・バーミューレンとニッキー・ヘイデンに次ぐフルウェットでの3番手タイムを記録している。
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■ドゥカティーはメランドリ用にエンジン制御システムを持ち込んだが・・・

なお、ドゥカティは今期不調のマルコ・メランドリのために彼専用のエンジン制御システムを今回のムジェロに持ち込んだが、メランドリはこの日の不安定な路面条件に苦しみ、それらのセッティング作業を進める事ができなかった。メランドリはハーフウェットとなった午前中は15番手、フルウェットとなった午後は最後尾の19番手で地元グランプリの1日目を終えた。


■ストーナー「午後は走る価値があった」

先週は自宅のあるモナコでのF1グランプリをレッドブル・チームのピットで楽しんだケーシー・ストーナーは、イタリアGP初日のこの日はスリック・タイヤで走る意味はなかったとコメントしている。
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「午前はハーフドライとハーフウェットの走行条件でしたから、スリックタイヤでゆっくり走行したところで全く意味はなかったと思います。それが午前のセッション終盤に走行しなかった理由ですよ。他の数名のライダーも同じようにしていたと思います」とストーナー。

「午後はずっとフルウェットでしたから、だいぶ走る価値はありましたけどね。すごいウェットでしたから、ヘルメット越しの視界はほとんどありませんでした。水しぶきを払わずにシールドを通して外を見るのはものすごく大変ですよ。雨の中でも自分たちにはワイパーがありませんからね!」

「だから視界の面ではかなり厳しい状態でしたが、グリップが良かったので走っていたとても楽しかったですよ。特にセッション序盤の調子が良かったです。唯一の問題はハイドロプレーニングが起きる事ですね。それを除けばかなり安全に走る事はできていました」
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「まだセッティングが仕上がったという感覚はありません。バイクから100%の好感触は得られていませんし、かなり挙動がナーバスです。タイヤの接地感も十分には得られていないので明日は作業を必死に頑張らなければいけないし、ウェットなら今日とは別のセッティングの方向性を探る必要があります」

「自分の知る限りでは明日の天気予報は晴れなので、実際にどうなるか様子を見たいと思います」


■メランドリ「明日は晴れて欲しい・・・」

今年のここまでのレースウイークの中でも最悪といえる1日目を地元で過ごす事になったマルコ・メランドリは、ドゥカティーが彼専用に持ち込んだエンジン制御システムの調整が悪天候のために進まず、フルウェットとなった午後にはコースに出る事さえ難しく感じたと述べ、2日目以降のドライ・コンディションに期待している。
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「今日はエンジン・ブレーキング・システムの調整が進まず、ひどく難しい状況に陥りました。午前中は濡れた路面を曲がりきれずにコーナーを2回直行しています」とメランドリ。

「午後には雨がさらに激しくなり、走るのは無理と感じるくらいに状況はさらに悪化しました。明日は解決策を見つけたいので晴れて欲しいです」

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