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2007年MotoGP第2戦スペインGP 走行結果速報(最終日)
インテリマーク編集部
2007年3月25日 【最新情報はブラウザのリロードをボタンを押して確認して下さい】
写真第2戦スペインGP決勝日
・各クラス全ライダー走行結果表は、以下のリンク先をご覧下さい。
(★MotoGPクラス初日の詳細記事はこちら
MotoGPクラス予選の詳細記事はこちら


125ccクラス決勝、250ccクラス決勝、MotoGPクラス決勝


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2007年全レース日程と結果
冬季プレシーズン全テスト結果

現地情報(天候、アクシデント、他概要)
■MotoGPクラス 【1日目の情報は随時ここに追加されます】
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MotoGP決勝レース
MotoGPクラスで圧倒的な強さを示したのは、レースウイークを通して好調だった地元スペイン勢ではなく、990cc時代を通して好調だったイタリア人だ。

ポールポジションからの好スタートを決めたレプソル・ホンダのダニ・ペドロサは、そのままトップで1コーナーに飛び込みホールショットを奪ったが、オープニングラップ中盤のバックストレートを越えた6コーナーでフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシがペドロサからトップを奪い、そのまま逃げ切りの体制を築こうとする。
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1ラップを走行してみてエンジンに問題がある事を発見したプラマック・ダンティーンのアレックス・ホフマンは、すぐにピットインしてバイクをスペアに交換、再びレースに加わったが、レギュレーション違反のために競技委員会から黒旗を提示されて失格。
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レース序盤、速いペースを崩さない先頭のロッシを追う集団は、2番手につけるペドロサと、それを3番手から追うフィアット・ヤマハのコーリン・エドワーズ。後方では4番手を走るレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンの背後にリズラ・スズキのジョン・ホプキンスが迫っている。
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14ラップ目に入るとさらに後方の集団から抜け出したグレッシーニ・ホンダのトニ・エリアスがヘイデンとホプキンスの4番手争いに加わり、17ラップ目にヘイデンをとらえて5番手に浮上。その直後にホプキンスはマシンを右高速コーナーで倒し込んだまま転倒し、最後尾まで順位を落とした。4番手に順位を上げたエリアスはペースを維持しながら先頭の3台を追い続ける。
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先頭集団のロッシ、ペドロサ、エドワースの3台に順位変動が全くなく、トップを行くロッシが2番手のペドロサから2.5秒以上の差を開いた頃、ペースを上げられない5番手のヘイデンはストーナー、チェカ、メランドリの3台に捕まり、ストーナーとチェカに次々と交わされる。メランドリはペースを維持する事ができずに7番手となったヘイデンの後方8番手をキープ。

27ラップを終えて最初にチェッカーを受けたのは、オープニングラップで先頭に立ってからポジションを最後まで誰にも譲らなかったフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシ。ロッシの優勝は昨年のマレーシアGP以来であり、今回の勝利をもって無事に自己の連続未勝利記録を6回でストップした。
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ペドロサは地元で2位表彰台を獲得し、3位に入ったロッシのチームメイトのコーリン・エドワーズは昨年の中国GP以来となる15戦ぶりの表彰台を獲得している。

4位に入ったのは、開幕戦で課題としたレースペースの維持に成功したグレッシーニ・ホンダのトニ・エリアス。開幕勝利を果たしたドゥカティのケーシー・ストーナーは5位、ホンダLCRのカルロス・チェカが6位、昨年度チャンピオンであるレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンは7位でスペインGPを終えた。

コニカミノルタ・ホンダの中野真矢選手は10位、TECH3ヤマハの玉田誠選手は14位、リズラ・スズキからスポット参戦した秋吉耕介選手は17位だった。

■MotoGPクラス結果一覧(コメントは各ライダー名にリンク)

1) バレンティーノ・ロッシ ITA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 45分53秒340(27周)
2) ダニ・ペドロサ SPA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 45分54秒586(27周)
3) コーリン・エドワーズ USA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 45分56秒041(27周)
4) トニ・エリアス SPA ホンダ・グレッシーニ RC212V 45分57秒691(27周)
5) ケーシー・ストーナー AUS ドゥカティ・マルボロ デスモセディチ GP7 45分58秒333(27周)
6) カルロス・チェカ SPA ホンダ・LCR RC212V 46分03秒340(27周)
7) ニッキー・ヘイデン USA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 46分07秒486(27周)
8) マルコ・メランドリ ITA ホンダ・グレッシーニ RC212V 46分13秒309(27周)
9) クリス・バーミューレン AUS リズラ・スズキ・MotoGP GSV-R 46分18秒126(27周)
10) 中野真矢 JPN コニカミノルタ・ホンダ RC212V 46分18秒295(27周)
11) アレックス・バロス BRA ダンティーン デスモセディチ GP7 46分18秒348(27周)
12) ロリス・カピロッシ ITA ドゥカティ・マルボロ デスモセディチ GP7 46分19秒192(27周)
13) ランディ・ド・ピュニエ FRA カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR 46分19秒785(27周)
14) 玉田誠 JPN ダンロップ・ヤマハ・Tech3 YZR-M1 46分29秒993(27周)
15) シルバン・ギュントーリ FRA ダンロップ・ヤマハ・Tech3 YZR-M1 46分30秒084(27周)
16) ケニー・ロバーツJr USA チーム・ロバーツ KR212V 46分42秒251(27周)
17) 秋吉耕佑 JPN リズラ・スズキ・MotoGP GSV-R 46分44秒124(27周)
18) オリビエ・ジャック FRA カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR 46分54秒241(27周)
19) ジョン・ホプキンス USA リズラ・スズキ・MotoGP GSV-R 46分56秒711(27周)
失格) アレックス・ホフマン GER ダンティーン デスモセディチ GP7 -分-秒-(4周)



・決勝時の気温は19度、路面温度は31度、湿度は20%、路面状況はドライ。


写真
MotoGP午前ウォームアップ
写真午前のウォームアップでトップタイムの1分41秒288を記録したのは、本日の決勝レースを9番グリッドからスタートするグレッシーニ・ホンダのマルコ・メランドリ。2番手タイムの1分41秒295は6番グリッドスタートのリズラ・スズキのジョン・ホプキンス。3番手タイムの1分41秒323は4番グリッドから決勝をスタートするフィアット・ヤマハのコーリン・エドワーズ(その他のライダーやタイムは結果表を参照)。


ウォームアップ気温は12度、路面温度は14度、湿度は52%。路面状況はドライ。
・ヘレスのサーキットレコード(990cc)は2005年にロッシが記録した1分40秒596。
・ヘレスのポールポジションレコード(990cc)は2006年にカピロッシが記録した1分39秒064。
・ヘレスのベストラップレコード(800cc)は2007年2月にロッシが記録した1分38秒394。


■250ccクラス 【1日目の情報は随時ここに追加されます】
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250cc決勝レース
今年の250ccクラスのスペインGPを制したのも、自信溢れる地元の王者だ。

レース開始直後、ポールポジションからスタートしたフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソがホールショットを奪うが、オープニング・ラップの大半をリードしたのは、すぐにロレンソを交わしてトップに立ったスコットチームのアンドレア・ドヴィツィオーゾだった。
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この時、レプソル・ホンダのフリアン・シモンはスタートに失敗し、後続に飲み込まれて順位を15番手付近まで落としている。

レース序盤にドヴィツィオーゾ、ロレンソ、およびチーム・トースのエクトル・バルベラの3台は集団から抜け出し、それをマステルMVAアスパルのアルバロ・バウティスタとアレックス・デ・アンジェリスが追う形となった。デ・アンジェリスの後ろを走るレプソル・ホンダの青山周平選手の背後には、エミー・カフェラテのトーマス・ルティーとKTMのミカ・カリオが迫っている。

8ラップ目にトーマス・ルティーは単独転倒してリタイア。9ラップ目に入るとバウティスタが先頭集団に加わり、ドヴィツィオーゾ、バルベラ、バウティスタ、ロレンソの4台が激しくトップ争いを展開。5番手につけるデ・アンジェリスは先頭の4台のペースにはついて行く事ができず、目の前の熾烈なバトルを後方から眺める事になった。
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14ラップ目にフリアン・シモンが転倒、17ラップ目には先頭集団を走行していたエクトル・バルベラが転倒し、2名はそれぞれにリタイア。フリアン・シモンはIRTAテスト中に負った左肩の怪我が悪化する事なく無傷だった。

バルベラの脱落によりトップ争いはドヴィツィオーゾ、ロレンソ、バウティスタの3名となり、この3台はコーナーを抜ける度に激しく順位を入れ替える。ロレンソとドヴィツィオーゾが交互にトップを奪い合うと、その隙にバウティスタがトップに立ち、さらにはバックストレート・エンドでドヴィツィオーゾが再びトップを奪い返すといった光景が何度も繰り返される。
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22ラップ目にロレンソがトップを奪い、後続のドヴィツィオーゾとバウティスタが2番手を争って激しく順位を入れ替え始めると、その隙にロレンソは単独走行でペースを上げて逃げの体制に入り、そのまま26ラップを終えて今年も開幕からの2連勝を達成した。バウティスタはドヴィツィオーゾを抑えて250cc初表彰台を獲得。3位のドヴィツィオーゾも今期は初となる表彰台を獲得している。
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カタールの開幕戦で負った小指の怪我の手術をしてすぐにレースに復帰したKTM2年目の青山博一選手は、レース終盤まで順調にポジションを上げて6位を獲得。レプソル・ホンダの青山周平選手は7位、スコット・チームの高橋裕紀選手は8位、カンペテーラの関口太郎選手は17位だった(その他のライダーの結果一覧はこちらを参照)。


・決勝時の気温は17度、路面温度は32度、路面状況はドライ。


写真
250cc午前ウォームアップ
午前ウォームアップのトップタイムは予選では13位と不調だったマステルMVAアスパルのアレックス・デ・アンジェリスが記録した1分45秒086。2番手タイムはKTMの青山博一選手が記録した1分45秒372。3番手タイムはスコット・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾの1分45秒409(その他のライダーやタイムは結果表を参照)。
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クリニカモバイルの公式ぺージによれば、2日目午前フリー・プラクティス2のセッション終盤に10コーナーから11コーナーの高速区間で転倒し、タイヤバリアーに激しく衝突したジレラのロベルト・ロカテリは、顔の骨のほとんど(鼻、下あごの骨、上あごの骨、目の下の骨、頬骨)を骨折、左の鎖骨を骨折して左の肺を損傷、および左の足首を複雑骨折するという大怪我を負っており、病院の集中治療室に収容されている。脳に異常は見られず意識は回復したが、現在のところ、足首の骨が完全に元に戻るのは難しいと診断されている。


ウォームアップ気温は10度、路面温度は12度、湿度は57%。路面状況はドライ。
・ヘレスのサーキットレコード(250cc)は2001年に加藤大治郎が記録した1分44秒444。
・ヘレスのポールポジションレコード(250cc)は2005年にペドロサが記録した1分42秒868。


■125ccクラス 【1日目の情報は随時ここに追加されます】
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125cc決勝レース
125ccクラスのスペインGPは、レース開始前から波乱含みの展開となった。予選でポールポジションを獲得していたポラリス・ワールドのマティア・パッシーニは、レース開始直前に燃料タンクにトラブルを抱えてピットインしたために、スターティング・グリッドが最後尾になるというペナルティーを課せられている。

オープニングラップでホールショットを奪ったのはバンカハ・アスパルのガボール・タルマクシ。タルマクシは先頭のポジションをキープしながら好調にペースを上げて、レース序盤から後続を引き離しにかかった。
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2列目から揃って好スタートを決めたベルソン・カンペテーラ・アプリリアのポル・エスパルガロとKTMの小山知良選手は、タルマクシに続いてオープニングラップの1コーナーを2番手と3番手の好位置で通過したが、すぐにデルビのルーカス・ペセック、スキルド・レーシング・チームのシモーネ・コルシ、バンカハ・アスパルのエクトル・ファウベルの3名に前を奪われている。

3ラップ目にコルシが単独転倒を喫し、先頭集団はタルマクシ、ペセック、ファウベルの3台となった。第2集団では4番手の小山選手にバンカハ・アスパルのセルジオ・ガデアが背後から迫っている。

最後尾からのスタートを強いられたポールシッターのパッシーニは、2ラップ目には10番手まで順位を挽回していたが、レプソル・ホンダのブラッドリー・スミスから強引にインを奪おうとして接触、2台は揃ってグラベルに突入し、パッシーニはカタールに引き続き2戦連続となる無念のリタイアを喫した。

レース前半は先頭のタルマクシが大きく後続を引き離すかに見えたが、13ラップ目付近からはタイヤの続かなくなったタルマクシの背後に2番手のルーカス・ペセックが迫り、その後は最終ラップ直前まで、トップのタルマクシを2番手のペセックが僅差で追い続けるという、グランプリ初優勝を狙う2名の神経戦が展開されている。
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3番手で単独走行を続けるファウベルの後方では、ガデアと小山知良選手が繰り返し4番手のポジションを奪い合ったが、20ラップ目に小山選手は1コーナーでグリップを失い単独転倒を喫した。小山選手本人に怪我はなく再走行を試みたが、排気パイプがひどく曲がっていたために走行を断念、リタイアしている。

23周目の最終ラップ、粘り強く2番手につけていたペセックはコース後半の高速右コーナーで強引にタルマクシからトップの座を奪い取ると、そのまま最終コーナーを先頭の位置で走り抜けた。

どう見てもペセックが最初にチェッカーを受けるかに見えた最後のメイン・ストレート、タルマクシの乗るアプリリアのマシンは、ペセックの乗るデルビのマシンのスリップにつくと、ゆっくりと立ち上がり加速を見せながら0.014秒差のトップを奪い返しコントロールラインを抜けた。最初にチェッカーを受けたのはタルマクシだ。

こうして、序盤からレースをリードしたバンカハ・アスパルのガボール・タルマクシが無事に初優勝を獲得。デルビのルーカス・ペセックは惜しくも2位となり、その僅差のバトルから5秒遅れてバンカハ・アスパルのエクトル・ファウベルが3位表彰台を獲得している(その他のライダーの結果一覧はこちらを参照)。


・決勝時の気温は16度、路面温度は24度、路面状況はドライ。


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125cc午後ウォームアップ
午後に決勝を控えた早朝気温9度のウォームアップでトップタイムの1分48秒308を記録したのは、昨日の予選でポールポジションを獲得したポラリス・ワールドのマティア・パッシーニ。2番手タイムの1分49秒486を記録したのは、予選では19位だったレプソル・ホンダのエステベ・ラバト。3番手タイムの1分49秒852は予選で2番グリッドを獲得したバンカハ・アスパルのガボール・タルマクシが記録している。

午後の決勝を6番グリッドからスタートするKTMの小山知良選手は16番手タイムの1分51秒021(その他のライダーやタイムは結果表を参照)。


ウォームアップ気温は9度、路面温度は12度、湿度は62%。路面状況はドライ。
・ヘレスのサーキットレコード(125cc)は2006年にルーカス・ペセックが記録した1分47秒404。
・ヘレスのポールポジションレコード(125cc)は2006年にマティア・パッシーニが記録した1分46秒937。



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