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デ・アンジェリスのMotoGP入り確定と中野、エリアス、ビアッジ情報
インテリマーク編集部
2007年9月18日

グレッシーニ・ホンダが来期のライダー体制の一部を発表した。2008年にグレッシーニ・ホンダ・チームからMotoGPにフル参戦するライダーの1人は、現在はアスパル・チームで250ccクラスを戦っているアレックス・デ・アンジェリスだ。この決定により、来期に向けてのMotoGPのストーブリーグは最後の佳境に突入している。
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■デ・アンジェリスのグレッシーニ・ホンダ入りが決定

昨日の9月17日、グレッシーニ・ホンダのチーム・オーナーであるファウスト・グレッシーニは、2008年の同チームのライダーの1人がアレックス・デ・アンジェリスである事を公式発表しており、これにより、現在はマステルMafpreアスパル・チームに所属するサンマリノ出身の23歳の250ccライダー、アレックス・デ・アンジェリスが、2008年からMotoGP最高峰クラスにステップ・アップする事が確定した。
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■最初は1年契約、成績次第で延長も

今回グレッシーニはデ・アンジェリスと2008年の1年契約を交わしているが、来期中のある一定の成績によっては契約を2年間に延長する事も条件内に記されているようだ。


■気になるトニ・エリアスの行方

なお、現在のグレッシーニのライダーであるマルコ・メランドリは、すでに来期はドゥカティーに移籍してケーシー・ストーナーのチームメイトになる事が決定しているが、グレッシーニ・ホンダへの残留を強く希望していたとされるスペイン人ライダーのトニ・エリアスの来期シートはまだ確定していない。
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■佳境を迎えるストーブ・リーグ

現時点において来期のライダーが内定または確定の形で埋まっていないMotoGPクラス出場チームは、一般的にはこのグレッシーニ・ホンダとプラマック・ダンティーン、およびチーム・ロバーツの3チームとされている。
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今期はストーブ・リーグの流れがかつてなかったほどの急ピッチで進んでいるが、来期はプラマック・ダンティーンへの移籍も一部では噂されているトニ・エリアスのシートが決定すれば、一気に2008年の全出場チームの体制が見えてきそうな勢いだ。


■エリアスの行方次第で中野選手のグレッシーニ入りも
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また、このエリアスの移籍が決定すれば、今期はコニカミノルタ・ホンダのマシンセッティングに苦戦し予想外の低迷に苦しむ事になった中野真矢選手の来期のグレッシーニ・ホンダ入りの噂が現実味を増す事になる。

■エリアスと中野選手の鍵となるバロスの去就
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しかしながら、エリアスの移籍先として噂されるプラマック・ダンティーンに現在残る1つのシートの候補には、エリアス以外にもアレックス・バロスの名前があがっており、このバロスの行方が定まらない事には、今後のエリアスと中野選手のそれぞれのシートが早期に確定するのは難しいだろう。


■コニカミノルタ枠を引き継ぐチーム・スコットとドヴィツィオーゾ

なお、来期に中野選手がコニカミノルタ・ホンダに残留する可能性はすでにゼロとされているが、今期は250ccクラスでランキング2位につけるイタリア人ライダーのアンドレア・ドヴィツィオーゾが、彼が現在所属するチーム・スコットと共に、現コニカミノルタ・ホンダ枠を使ってチームごとMotoGPクラスにステップアップする事は、MotoGP公式などの報道から見てもほぼ間違いないだろう。ちなみに日本の企業であるコニカミノルタが来期もスポンサー活動を続けるかどうかについては不明だ。
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■生き残りをかけるJiRはビアッジのMotoGP復帰を画策中

これで困るのは現コニカミノルタ・ホンダの運営母体であるJiR(ジャパン・イタリア・レーシング)のレーシング部門だが、ここにきて大きなニュースがイタリアのメディアを騒がせている。JiRは当初、来期はチーム・スコットと合流してマネージメント部門だけがMotoGPに残るとされていたが、イタリアの民放テレビ局が運営するニュースサイトのtgcomは、JiRのオーナーであるジャンルカ・モンティロンが現在マックス・ビアッジをJiRのレーシング部門が管轄するチームに迎える準備を進めている事を報じており、この件についてホンダと現在交渉中であるとのモンティロン本人のコメントを紹介している。


■接触を認めるモンティロンとビアッジ
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マックス・ビアッジはかつて大問題となった暴言などから2005年に最悪の形でホンダと決別しており、この影響からビアッジはMotoGPでの活動そのものが困難になったと見られていたが、現在はSBKのアルスター・スズキ・チームで今年度SBKのランキング3位につけているビアッジ本人も、tgcomのインタビューの中でモンティロンとの接触を認めており、現時点においてはどのSBKチームともまだ来期契約を結んでいない事を明らかにしている。

■仮に実現すればビアッジとドヴィツィオーゾがチームメイトに

仮にビアッジがモンティロンの下でホンダからMotoGPに復帰するという異例の事態が発生した場合、チーム・スコット体制のドヴィツィオーゾと、JiR体制のビアッジがチームメイトとなり、外見上は1つの2台体制のチームとして活動する事になるという。


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