|
|
|
|
2008年6月5日
今週末は、先週のイタリアGPからオフウイークを挟まずして、2戦連続のグランプリ開催となる。今週金曜日に初日のフリー・プラクティスを迎えるカタルーニャGPの舞台は、カタルーニャ州の自治政府により建造された国際サーキット、スペインのバルセロナから20キロの距離のモントメロ地区に位置するカタルーニャ・サーキットだ。
■ペドロサと一緒にカタルーニャを走ろう
ダニ・ペドロサ、ホルヘ・ロレンソ、トニ・エリアスなどのスペイン人ライダーにとって、今回のカタルーニャGPはアンダルシア州にあるヘレス・サーキットで行われた第2戦目のスペインGPに続く今年2度目の母国グランプリとなる訳だが、ペドロサの所属するホンダ・ワークスのタイトル・スポンサーを務めるやはり地元スペインの企業であるレプソルYPFは、「ペドロサと一緒にカタルーニャを走ろう」題し、今週末のカタルーニャでの地元勝利を狙うペドロサによるコース解説を世界のメディアに向けて公開している。
■最高峰クラスにおけるカタルーニャでの初勝利を狙うペドロサ
ちなみにペドロサは125ccクラスと250ccクラスではそれぞれ1回ずつの優勝をカタルーニャで経験しているが、MotoGPクラス初年度の2006年はオープニングラップ開始直後のメインストートで発生した大事故に巻き込まれてコースアウト、数名の怪我人が病院に運ばれた後に再開したレースでも11ラップ目に転倒して結局リタイアに終わり、昨年の2007年はストーナーとロッシの激しいバトルをすぐ背後で追い続けたが、最終的には2名の前には出られず3位となった事から、カタルーニャでは最高峰クラスでの勝利をここまでに経験していない。
■ペドロサによるカタルーニャのコースレイアウト解説
先週のイタリアGPでのロッシの地元勝利を見た直後、「次のカタルーニャは自分の番になる事を願う」と述べ、今回の地元勝利を熱望していたペドロサによるカタルーニャ・サーキットのコースレイアウト解説は以下の通り。
■メインストレートから1コーナー
メインストレートの終わりは下り坂になっています。ここでのトップスピードは常に高く、ストレート終端では激しいブレーキングが必要ですので、普通ならこの部分がいい追い抜き場所になります。
■2コーナー
ここで右から左にコーナーが折り返しますが、次のビッグカーブ(3コーナー)に走りをつなぐ上ですごく重要なポイントです。
■3コーナー
永遠に続くと思えるくらいに長いカーブです。通常ならいい感じの横滑りが発生してタイヤスモークを見る事ができます。
■4コーナー
レプソルコーナー(Repsol)と呼ばれていますが、ラップタイムに大きな影響を及ぼす重要なカーブだと自分は思っています。このコーナーを抜けると、個人的に一番好きな区間に突入します。
■5コーナーから6コーナー
ここのカーブは下り坂になっていて、ギアを変えながらのコーナリングになりますが、常に走っていて左にハンドルがとられそうになります。
■7コーナーから8コーナー
上り坂のシケインです。ものすごくアグレッシブに方向転換をしなければいけませんし、2つ目のカーブに到達する前にはギアを変えておく必要があります。
■9コーナー
ここはブラインドコーナーになっていて、カーブから完全に抜け出すまではその先の展開が見えませんから、スロットルをうまく操作して次の流れに備えておく事が重要な場所です。
■バックストレート
バックストレートです。集団でここを通過する時には終端の激しいブレーキングがレースの流れを左右しますね。
■10コーナー
ギアを2速に入れてこのカーブには進入します。脱出の際にはタイヤをあまり消耗しすぎないように気を付けながらスロットルを開ける必要があります。
■11コーナー
ここに来ると多くの観客に取り囲まれます。スタジアム区間と呼ばれていますね。カーブがなだらかでスピードもそれほど速くならないので、最後の2つのカーブに突入する前に少し気持ちを落ち着ける場所と言えます。
■12コーナーから13コーナー
一番最後の2つのコーナーです。このサーキットで一番の高速カーブですし、いいラップタイムを出す上でも非常に重要な部分です。特にその次の周回をうまく開始する上でも大切になる区間です。
|
|
|
|
|
|
|
|
|