|
|
|
|
2008年6月7日
MotoGPのカタルーニャGP最終予選が行われる本日の6月7日は、4年に一度のサッカー欧州選手権の開幕日でもある。ロッシとフィアット・ヤマハにとって地元となるイタリア代表チームの「アズーリ」は来週月曜日の6月9日に初戦のオランダ戦を迎えるが、ロッシはこの地元チームへの応援の意味を込めてアズーリ・スペシャル・カラーのマシンと、アズーリ・チームのユニフォームを模したレザー・スーツでカタルーニャGP初日のサーキットに登場した。
■アズーリ・カラーのバイクとサッカー選手を模したレザースーツ
アズーリとはイタリア語で「青の集団」の意味(単数はアズーロ)だが、ロッシの今回のバイクはイタリア代表チームを表す青色が全面に強調され、レザースーツに至っては、チームのサッカー選手が着用するシャツ、パンツ、ソックスのデザインがペイントされている。選手の肌が露出する部分については薄いピンク色が配されるという徹底ぶりだ。遠目に見ればアズーリのサッカー選手がYZR-M1に跨っているように見えなくもない。
■過去のジンクスに関係なく初日から好調なロッシ
過去にはスペシャル・カラーのマシンでは勝てないというジンクスを背負っていた時期もあるロッシだが、カタルーニャGP初日は午前のフリー・プラクティスでは2番手タイム、午後には3番手タイムを記録し、初日総合のタイムシートではペドロサとカピロッシに次ぐ3番手につけており、アズーリのコスプレでも今期の3連勝を記録した5日前のイタリアGPに引き続き好調な走りをこの日には見せている。
■ロッシ「カタルーニャで重要視するのはトラクションの改善」
前日までの雨により一部が湿り滑りやすくなった路面において、ロッシは日曜日のレースに向けてのブリヂストンタイヤのテストと、ヤマハYZR-M1のセッティング調整を初日はから忙しく繰り返したという。カタルーニャの攻略に重要視するのはトラクションの改善だとロッシは以下の通り語る。
「ここでの作業はかなり大変です。路面状態が最も難しい部類のサーキットですからね。ものすごく滑りますよ!」とロッシ。
「いくつかの長い加速エリアでは最高のトラクションが得られるようにしておく必要があります。だから今日は色んな種類のタイヤをたくさん試し、どれが一番使えそうか学習しました」
「夜通しの雨の後なので、今日は普段のここの路面よりもさらにグリップが悪かったし、おかげで作業が大変になりました。おまけに今年はブリヂストンタイヤなので去年とは全く違うライディング・スタイルも必要ですから、その部分についての考慮も必要なんです」
「ムジェロで使用したセッティングはまあまあ使えますが、ここで重要視するのはトラクションですから、現時点においてもう少しその部分を改善する必要があります」
「今回のスペシャルカラーを思いついたのはフィアットですが・・・自分たちは今回のバイクに合わせて、レザー・スーツの方もサッカー選手に見えるようなデザインにしてみました!すごく面白いと思いますし、これは欧州選手権を戦うイタリア代表チームに対する「in bocca al lupo(頑張って)」のメッセージです」
|
|
|
|
|
|
|
|
|