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125ccクラス決勝、タイトル争いは1ポイント差の大接戦に
インテリマーク編集部
2007年10月14日 【10月17日掲載】
写真第16戦オーストラリアGP最終日
125ccクラスのレース内容
・各クラス全ライダーの走行結果表は、以下のリンク先をご覧下さい。
オーストラリアGP事前情報


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ポイントランキング

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現地天候および走行スケジュール
2007年全レース日程と結果
冬季プレシーズン全テスト結果


現地情報(天候、アクシデント、他概要)
■125ccクラスのレース内容
写真
125cc午後決勝
晴天となったオーストラリアGP、この日最初のレースとなった125ccクラスを制したのは、デルビのルーカス・ペセックだった。
写真

■小山選手がホールショット

オープニング・ラップでホールショットを奪ったのは1列目4番グリッドから最高のスタート・ダッシュを決めたランキング3位につけるKTMの小山知良選手。その背後の2番手にはランキング4位のポラリス・ワールド所属のマティア・パッシーニ、3番手にはランキング2位につけるバンカハ・アスパルのエクトル・ファウベル、4番手にはランキング6位のデルビのルーカス・ペセックがつけた。
写真
予選で振るわず3列目9番グリッドからスタートしたポイントリーダーであるバンカハ・アスパルのガボール・タルマクシは順位を2つ上げて7番手に浮上。

■パッシーニがトップに浮上し、小山選手は5番手付近に後退

序盤の先頭集団は小山選手、パッシーニ、ペセック、ファウベル、バンカハ・アスパルのセルジオ・ガデア、レプソル・ホンダのエステベ・ラバト、タルマクシの7台で形成され、ペースの伸びない小山選手は3ラップ目までに5番手付近にまで後退し、パッシーニがトップに浮上。
写真
■ペセックがパッシーニを交わしてトップに

その後はスキルド・レーシングのシモーネ・コルシ、ポラリス・ワールドのジョアン・オリベ、エミー・カフェラテのサンドロ・コルテセ、アジョ・モータースポーツのミヒャエル・ランセデールの4台も先頭集団に加わり、10ラップ目には11台のマシンが先頭でやや抜け出したペセックからの長い1列となった。

■パッシーニが突如後退

11ラップ目にはランセデールが転倒して先頭集団から脱落し、ペセックを2番手から追っていたパッシーニが13ラップ目には突如8番手まで後退。15ラップ目をすぎたところで先頭集団はペセック、ファウベル、ラバト、オリベ、ガデア、小山選手、タルマクシ、コルシ、パッシーニ、コルテセの順となり、先頭で逃げ続けるペセックの背後ではラバト、オリベ、ファウベルの3台がやや集団から抜け出して熾烈な2番手争いを演じている。
写真
■ファウベルがトップに浮上

その後は2番手争いを制したファウベルがペッセクの背後につき、17ラップ目にはファウベルがペセックから前を奪いトップに浮上。逃げるファウベルの後ろにはペセック、急浮上を見せるガデア、ラバト、オリベがつける。
写真
■終盤に激しく順位を入れ替える先頭の4台

19ラップ目のストレートではガデアがファウベルを交わしてトップに立ち、20ラップ目にはペセックが再びトップを奪い返すが、残り2周の22ラップ目までにはまたもファウベルがトップに浮上。2番手にオリベ、3番手にはラバトがつけ、ペセックはその後ろの4番手に後退。やや遅れて5番手にガデア、6番手にタルマクシ、7番手にコルシ、8番手には小山選手。
写真
22ラップ目の最後にはオリベがファウベルを交わして一瞬トップに出るが、そのすぐ背後にはファウベルを交わしたペセック、再びペセックに並びかけるファウベル、ラバトの3名が迫り、勝負は最終ラップにもつれ込んだ。

■ペセックが最終ラップで再びトップに

最終ラップの23周目、ストレートで先頭に抜け出したファウベルをペセックが交わし、ペセックはそのまま後続を引き離して逃げの体制に突入。ペセックの後ろにはオリベ、ファウベル、ラバト、コルシが続き、コルシがラバトをパス。さらにその背後では小山選手とパッシーニが激しく6番手を争う。


■優勝はペセック

デルビのペセックはそのまま逃げ切り最初にチェッカーを受けて優勝。2位表彰台はポラリス・ワールドのジョアン・オリベ、3位表彰台はバンカハ・アスパルのエクトル・ファウベルが獲得した。

写真■小山選手は僅差でパッシーニを抑えて6位

6番手争いの小山選手とパッシーニはほぼ同着となり、写真判定の結果1000分の1秒差でKTMの小山知良選手が6位を獲得。ポラリス・ワールドのマティア・パッシーニは7位となった。

■タイトル争いは僅か1ポイント差に

ポイントリーダーであるバンカハ・アスパルのガボール・タルマクシ(237pt)が今回8位に終わった事により、ランキング2位のファウベル(236pt)とのポイント差は僅かに1ポイントとなっている。なお、今回の優勝によりペセック(161pt)はランキングを2つ上げる結果となり、ランキング3位の小山選手(166pt)と5ポイント差のランキング4位に浮上した(全ライダーの順位は結果表を参照)。

■少し気の早いチャンピオンTシャツ

なお、すでに年間タイトル争いはバンカハ・アスパル・チーム内でのみ争われる事が確定しているため、アスパル・チームは気の早い事にすでにチャンピオンTシャツのデザインを披露している。最終戦のバレンシアでタルマクシとファウベルのどちらがこのTシャツを着るのかは謎だ。
写真

決勝レース時気温は15度、路面温度は24度、湿度は57%。路面状況はドライ。
・フィリップのサーキットレコード(125cc)は2006年にA.バウティスタが記録した1分36秒927
・フィリップのベストラップレコード(125cc)は2006年にM.カリオが記録した1分36秒625



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