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ダンティーン「早く本来の実力を出したい」
インテリマーク編集部
2007年4月19日

SBKからMotoGPに復帰したアレックス・バロスをチームに迎え、2007年の年間ランキングトップ5入りを目標に掲げて、過去2年間の不調を全て払拭する構えで開幕からの2戦に挑んだプラマック・ダンティーンチームだが、ここまでは思い通りの成績を残す事ができていないようだ。
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■ここまでは想定通りに事が進まないプラマック・ダンティーン

一刻も早くプレシーズン中の予言通りに毎戦表彰台を獲得したいプラマック・ダンティーンだが、期待のバロスのここまでの成績は9位と11位、アレックス・ホフマンは11位とレース失格に終わっている。

■予選とレースのスタートで順位を下げた開幕からの2戦

現在チームの2名のライダーが抱えている課題は、他の一部のブリヂストンユーザーたちと同じく予選タイヤ装着時の走りの向上だ。プレシーズン中に予選タイヤをあまり試さなかったブリヂストンユーザーは、好調のドゥカティー・ワークスのケーシー・ストーナーを除き、予選に苦しむ傾向があるようだ。
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バロスはここまでの2戦の両方でスタートに苦しんでおり、レース中序盤は後方からの追い上げを強いられている。ホフマンはカタールの結果にはほどほどの自信を得たものの、2戦目のマシントラブル後の不幸な失格もあり、今シーズンは余裕を持って狙えそうだと考えていたトップ10入りをまだ達成できていない。
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■ダンティーン「プレシーズンとレースは別物と理解はしているが」

開幕からここまでの結果を期待はずれとするプラマック・ダンティーンのチーム監督であるルイス・ダンティーンは、ランキングトップ5入りの目標達成に向けて、プレシーズン中の勢いをイスタンブールから再開できる事を望み、強い決意を述べている。

「3週間の休みが終わり、再始動の時が来ましたね。」とダンティーン監督

「残念ながら、ここまでのシーズン序盤の成績は、私たちにとってあまり良い結果とは言えません。プレシーズンテスト中はいい結果を残してきただけに、さらに高い成績が欲しいんです!」

「実際のレースがテストとは全く別物である事は十分に理解していますが、今後の成績改善への決意と、当初目標の達成に向けての意欲は非常に強いままです。」

「今年に入ってから常に言い続けているように、私たちのドゥカティー・ブリヂストンのパッケージは非常に高い性能を秘めています。その実力を最大限に発揮できるよう自分たちの全力を出し切り、本来の戦闘力の高さを見せつける必要があります。」

「第3戦のイスタンブールでは、全てが完璧に進む事を期待しています。」


■バロス「当初の目標を達成したい」

当初の目標であった表彰台争いをトルコから実現したいアレックス・バロスは、過去にドゥカティー・ワークスのマシンが好調な走りを見せたイスタンブールサーキットには期待を示しているが、まずは800ccマシンになったデスモセディチGP7で、実際にコースに出てから感触を確かめたいとコメントしている。バロスがイスタンブールで戦うのは1年ぶりの事だ。

「ここは大好きなサーキットですから、イスタンブールに戻ってこれてとても嬉しいです。」とバロス

写真「トルコでは2005年に1回走ったきりですし、今回の戦いに備える上でマシンのデータもあまり多くはありませんが、ここではドゥカティーが常にいい成績を残している事だけは事実です。ただ、今年はバイクも変わりましたので、自分たちがどのくらいのレベルで戦えるかは、まずはコースを何周か走ってみない事には分からないでしょうね。」

「最大の懸念事項ですが、今の自分が一番集中しているのは、全力を出し切って当初の目標を達成できるようにする事です。開幕からの2戦では何回かミスを犯しましたが、あれは運がなかったのも理由の1つだと思っています。バイクのセッティングは順調だったのに、その後にフロントに問題をいくつか抱えたりしましたからね。」

「全てが順調に進みさえすれば、次のレースにも自信を持って挑めますし、目標通りの結果を残す事も可能になる筈です。」


■ホフマン「トップ10に入れる事を証明したい」

写真前回のヘレスではレース開始直後にマシンを交換して失格となり落ち込んでいたアレックス・ホフマンは、ブリヂストンタイヤとドゥカティーのマシンがあればトップ10以内に入れる事を、今回のトルコでは証明したいと語る。

「やっとまたバイクに乗れますよ!」とホフマン

「この3週間の休暇は自分の心身のトレーニングに最良の時間になりました。今はMotoGP第3戦に向けての意欲はすごく高まっていますし開催が待ちきれません!」

「イスタンブールでのレースは最高ですよ。個人的な見解ですが、素晴らしいサーキットですしブリヂストンやドゥカティーGP7との相性もいいと思うんです。ここまでの2戦で実力を出し切れていないだけに、コースに出るのがとにかく待ちきれませんね。」

「まずは10位以内に入れる事だけは見せたいです。」


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