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2007年4月2日
昨日の4月1日にイギリスのドニントンパークで行われたSBK(世界スーパーバイク選手権)の第1レースで転倒したドゥカティーのトロイ・ベイリスは、右手の小指のほとんどを失うという大怪我を負っている。
■序盤にハイペースでトップを走行中に転倒
昨年度のSBKチャンピオンであるトロイ・ベイリスは、4月1日の午後12時からスタートしたSBK第3戦の第1レースでポールポジションからスタートし、ホールショットを決めてレースの序盤をリードしたが、6周目に右高速コーナーであるコピスコーナーで軽くハイサイドを起こし、マシンのリアを数回ばたつかせながら、そのままマシンにもぐり込むような姿勢で激しく転倒した。
■小指は倒れ込んだマシンの下敷きに
ベイリスの所属するドゥカティー・コルセの発表によれば、転倒直後にベイリスは近くの病院に移動し、マシンに叩きつぶされて複雑骨折した小指の再生のための緊急手術を昼過ぎに受けているが、その後のクリニカ・モバイルの発表によれば、今回ベイリスは右手小指の大半を切除するに至ったとの事だ。
■第2レースへの出場を希望したベイリス
ベイリスはこの日の夕方に行われた第2レースへの出場を医師の判断によりキャンセルしているが、4月13日から開催されるSBK第4ラウンドのバレンシア戦への出場は望めそうだと、チームはその期待を述べている。
なお、ベイリスは転倒する2周前の4周目にはサーキット・レコードを記録しており、序盤から好調にハイペースを維持しているところだった。ベイリスのドニントン戦終了直後である現在のランキングは6位となっている。
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