MotoGP 速報ニュースサイト インテリマーク
最新ニュース 2007年冬季データ 2007年のMotoGP年間予定、及び各クラスのレース結果 2007年のMotoGP各クラスのポイントランキング インテリマークフォーラム/2輪ロードレースカレンダー/MotoGP天気予報/世界サーキット時計 運営/お問い合わせ
元のページに戻る
ビアッジ、初スーパーポールで2番手の快挙
インテリマーク編集部
2007年2月24日

SBK(世界スーパーバイク選手権)が本日2月24日にカタールのドーハ近郊にある砂漠地帯に設置されたロサイル国際サーキットで開幕レースを迎える。以下に、先日の2月23日までに行われた各予選の総合結果と、その上位16名が各1周限りのタイムアタックでグリッド位置を争ったスーパーポールの結果を紹介する。
写真

■第1予選と第2予選の総合結果

以下に、2月22日に行われた第1予選と、その翌日の2月23日に行われた第2予選の総合順位を示す。なお、2月23日に行われた第2予選は、気温26度、路面38度、湿度44%、路面はドライの状況下で行われた。
写真
1) ジェームス・トスランド GBR ハンスプリー・テンケイト・ホンダ Honda CBR 1000RR 1分58秒681
2) トロイ・コーサー AUS ヤマハ・モーター・イタリア Yamaha YZF R1 1分58秒922
3) 芳賀紀行 JPN ヤマハ・モーター・イタリア Yamaha YZF R1 1分58秒955
4) ロレンツォ・ランチ ITA ドゥカティ・ゼッロクス・チーム Ducati 999 R 1分59秒286
5) マックス・ビアッジ ITA チーム・アルスター・スズキ・コロナ・エクストラ Suzuki GSX-R 1000 K7 1分59秒369
6) 加賀山就臣 JPN チーム・アルスター・スズキ・コロナ・エクストラ Suzuki GSX-R 1000 K7 1分59秒457
7) トロイ・ベイリス AUS ドゥカティ・ゼッロクス・チーム Ducati 999 R 1分59秒507
8) マックス・ノイキルヒナー GER スズキ・ジャーマニー Suzuki GSX-R 1000 K6 1分59秒830
9) フォンシ・ニエト ESP カワサキ・PSG-1・コルセ Kawasaki ZX 10R 1分59秒919
10) ロベルト・ロルフォ ITA ハンスプリー・テンケイト・ホンダ Honda CBR 1000RR 2分00秒077
11) ルーベン・ザウス ESP チーム・ステリルガルダ Ducati 999 R 2分00秒244
12) レジス・ラコーニ FRA カワサキ・PSG-1・コルセ Kawasaki ZX 10R 2分00秒329
13) ミッシェル・ファブリツィオ ITA D.F.X.トリーム Honda CBR 1000RR 2分00秒350
14) カール・マガリッジ AUS アルト・エボルーション・ホンダ Honda CBR 1000RR 2分00秒839
15) ジョシュア・ブルックス AUS アルト・エボルーション・ホンダ Honda CBR 1000RR 2分00秒936
16) 中冨伸一 JPN チームYZFヤマハ Yamaha YZF R1 2分01秒076

(以下はスーパーポール出場圏外)

17) スティーブ・マーチン AUS D.F.X.トリーム Honda CBR 1000RR 2分01秒359
18) クリスチャン・ザイサー AUT LBR・レーシング・チーム MV Agusta F4 1000R 2分02秒436
19) アレッサンドロ・ポリータ ITA チェラーニ・チーム・スズキ・イタリア Suzuki GSX-R 1000 K6 2分02秒717
20) ディーン・エリソン GBR チーム・ペデルチーニ Ducati 999 R 2分03秒073
21) ヤコブ・シュムルツ CZE チーム・カラッチ・ドゥカティ・SC Ducati 999 R 2分03秒186
22) ジリ・ドラズダック CZE ヤマハ・Jr・プロ・SBK・レーシング Yamaha YZF R1 2分05秒380
23) Mashel Al Naimi QAT ダンティーン・MotoGP Kawasaki ZX 10R 2分06秒487


この結果、午後のスーパーポールに出場できたのは、予選総合トップのジェームス・トスランドから、予選総合16位の中冨伸一選手までだ。今期からSBKに初のフル参戦を果たしているマックス・ビアッジは、デビュー戦からスーパーポールへの出場権を獲得している。


■コーサーがスーパーポール出場直前に転倒
写真
なお、予選総合2位のトロイ・コーサーは、スーパーポール直前のフリー・セッションでリアを滑らして転倒し、左手に打撲を負ってその場で治療を受けているが、幸い骨折などの致命的な怪我は負っていない様子だ。


■スーパーポールの結果

以下に、総合予選16位までのライダーによって争われたスーパーポールの結果を示す。この時の気温は25度、路面温度は41度まで上昇し、湿度は42%、路面はドライコンディションが保たれている。
写真
1) トロイ・コーサー AUS ヤマハ・モーター・イタリア Yamaha YZF R1 1分58秒402
2) マックス・ビアッジ ITA チーム・アルスター・スズキ・コロナ・エクストラ Suzuki GSX-R 1000 K7 1分58秒724
3) ジェームス・トスランド GBR ハンスプリー・テンケイト・ホンダ Honda CBR 1000RR 1分59秒005
4) 芳賀紀行 JPN ヤマハ・モーター・イタリア Yamaha YZF R1 1分59秒294
5) ロレンツォ・ランチ ITA ドゥカティ・ゼッロクス・チーム Ducati 999 R 1分59秒537
6) トロイ・ベイリス AUS ドゥカティ・ゼッロクス・チーム Ducati 999 R 1分59秒668
7) 加賀山就臣 JPN チーム・アルスター・スズキ・コロナ・エクストラ Suzuki GSX-R 1000 K7 1分59秒964
8) マックス・ノイキルヒナー GER スズキ・ジャーマニー Suzuki GSX-R 1000 K6 2分00秒098
9) フォンシ・ニエト ESP カワサキ・PSG-1・コルセ Kawasaki ZX 10R 2分00秒240
10) ロベルト・ロルフォ ITA ハンスプリー・テンケイト・ホンダ Honda CBR 1000RR 2分00秒414
11) ルーベン・ザウス ESP チーム・ステリルガルダ Ducati 999 R 2分00秒429
12) ミッシェル・ファブリツィオ ITA D.F.X.トリーム Honda CBR 1000RR 2分01秒085
13) レジス・ラコーニ FRA カワサキ・PSG-1・コルセ Kawasaki ZX 10R 2分01秒176
14) カール・マガリッジ AUS アルト・エボルーション・ホンダ Honda CBR 1000RR 2分01秒411
15) ジョシュア・ブルックス AUS アルト・エボルーション・ホンダ Honda CBR 1000RR 2分01秒581
16) 中冨伸一 JPN チームYZFヤマハ Yamaha YZF R1 2分02秒301

写真

■ポールポジションは負傷直後のコーサー

2007年開幕戦でのポールポジションを獲得したのは、今期からヤマハ・イタリアに移籍し、セッション直前に負傷してクリニカ・モバイルで治療を受けたばかりのトロイ・コーサーだった。
写真
コーサーは「このポールは嬉しいですね!ヤマハとチームは自分よりも興奮していますよ!全くミスをしないできれいに走りきる事ができました。」と述べ、スズキからヤマハに移籍した直後の快挙に喜びを見せている。

また、スーパーポールの直前にフリーセッションで転倒した事については、「予選タイヤでコースに出たんですが軽く転倒してしまいました。原因は良くわかっていません。リアを滑らせたんで、多分気を抜きすぎていたんだと思います。運がなかったですね。」とコメントした。
写真
なお、コーサーは今年のチームメイトである芳賀選手との情報共有によりマシンのセッティングが進んだ事を大変に喜んでおり、「それぞれに独自のセッティングはありますが、特にサスペンションとかタイヤの選択に関しては、一緒に多くの情報を共有しているんです。ノリと自分は一緒になって一生懸命ピットで働いていますよ!」と述べ、今のチーム体制への大きな満足感もアピールしている。


■マックス・ビアッジはデビューと同時に2番グリッド獲得の快挙

写真また、今年はアルスター・スズキから初のSBK参戦を果たしたマックス・ビアッジは、デビューラウンドのスーパーポールで2番グリッドを獲得するという、SBK史上に残る快挙を達成している。

この快挙を成し遂げたビアッジは、「スーパーポールも自分にとっては初めての経験ですから、走り始めた時は少し緊張しました。ミスや転倒をしたくなかったんで、出来る限りなめらかに走りきるように心がけましたが、結果として今週ここまでの自己ベストをスーパーポールで出す事になり本当に嬉しいです。要するに1列目に並ぶに相応しいタイムって事ですからね。」と、初のSBKでのレースを1列目からスタートする事に大きな満足を示した。


■1列目の残る2名はトスランドと芳賀選手
写真
3番グリッドを獲得したのは、ここまでの2日間を通して好タイムを刻んでいるハンスプリー・テンケイト・ホンダのジェームス・トスランド。1列目最後の4番グリッドは、初日にトップタイムをマークしたヤマハ・イタリアの芳賀紀行選手が獲得しており、ヤマハ・イタリアにとっては開幕戦で2名のライダーが1列目に並ぶという、幸先の良いスタートを切る事になった。
写真
■レースウイークを通して調子が上がらないベイリス

写真また、昨年は圧倒的な強さを誇って年間タイトルに輝いたドゥカティーののトロイ・ベイリスだが、今週のカタールではレースウイークを通して調子を上げる事ができていないようだ。

今回2列目の6番グリッドを獲得したベイリスは、「うーん、何か変だね!この結果を見てみんな満足だとは思うけど、こっちは逆ですよ!今週はずっと本調子とはいかない状態です」と、冬季テスト中には好調だったカタールでの不調に首をかしげている様子だ。

しかしながら、翌日のレースに関してベイリスは「ロングランだけは今週も調子が良かったんです。10周を1分59秒台で走りましたから、レースの後半には自信がありますよ」とコメントし、レース本番でのポジション挽回にはその意気込みを示している。

■加賀山選手は2列目、中冨選手は4列目スタート
写真
なお、アルスター・スズキの加賀山就臣選手は、本日の開幕戦をベイリスの隣の7番グリッドからスタートする。スーパーポールへの出場を第1ラウンドから果たしたチームYZFヤマハの中冨伸一選手は、4列目16番グリッドからのスタートだ。
写真

関連記事

SBK開幕初日のトップは芳賀選手「まだタイヤの寿命に課題」
2007年SBKが開幕、注目のビアッジと迎え撃つ強豪ライダー
ノリックの全日本復帰とSBK2年目の中冨選手
ヤマハイタリア「これで戦闘準備が整う」
ビアッジ「フィリップ・アイランドは面白かった」
ベイリス「全て順調、最高に満足」
SBKオーストラリアテスト、MotoGPに迫るベイリス
SBK カタールで2006年内全てのテストを完了
マックス・ビアッジとSBK2007年シーズンに向けての動向

最新のニュース一覧へ 元のページに戻る
インテリマーク - Copyright (c) IntelliMark All Rights Reserved. -
UA_ZOZOTOWN
ZOZOTOWN