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SBKモンツァ決勝、ブレーキング合戦

2006年5月8日

5月7日、SBK第4ラウンドがイタリアのモンツァで決勝を迎えた。若干のウェット路面に各ライダーが悩まされた予選1日目とは異なり、3日目の午前(レース1)と午後(レース2)の両レースとも、晴天のドライコンディションに恵まれている。気温は23度と、ほぼ2日目と同じコンディションだ。



また、初日の予選で大クラッシュを喫し、2日目の予選2は大事をとって欠場したフランス・ヤマハのノリックこと阿部典史選手は無事に決勝グリッドに並んでいる。

■スターティング・グリッド

1列目、ポールポジションはアルスタースズキのトロイ・コーサー、2番グリッドにはドゥカティーのトロイ・ベイリス、3番グリッドにはSBK移籍後初の1列目スタートとなったクラフィ・ホンダのアレックス・バロスが並ぶ。4番グリッドには、今期初となるカワサキのフロントロースタートを手に入れたレジス・ラコーニ。

2列目5番グリッドはカワサキのクリス・ウォーカー、6番グリッドにヤマハ・フランスのアンドリュー・ピット、7番グリッドには怪我から無事に復帰したテン・ケイト・ホンダのカール・マガリッジ、8番グリッドにはマガリッジのチームメイト、ランキング3位のジェームス・トスランドが並んだ。

レース周回数は18周。

■怪我や予選でのトラブルに苦しんだ日本勢

今回予選では何かとトラブルの多かった日本勢は、3列目8番グリッドにバレンシアでの右手の負傷から細かな切り返しができない状態の加賀山就臣選手、9番グリッドはスーパーポール中のマシントラブルに見舞われた芳賀紀行選手がつけている。

上り調子の中冨伸一選手は今回予選20番手となったが、「調子が良いのでポイントは獲得できる」と予選2日目に宣言している。ノリックは初日の転倒前のタイムから27番グリッドスタートとなった。

■レース1

シグナルが消え、勢いよく飛び出したフロントロースタートのライダー4名が1コーナーに飛び込んだ。後続のライダーも次々と飛び込み、約30台のバイクが団子状態になる。

1コーナーで多重クラッシュ発生、運のないノリック

1コーナーをコーサー、ベイリス、マガリッジ、ウォーカー、ラコーニの5台が抜ける頃、後続のライダーの1人が1コーナーの渋滞状態の中でバイクごと前転しているかのように転倒し、7台のバイクが巻き込まれてオープニングラップから姿を消してしまう。その中にはバイクNo.3のノリックのバイクも含まれていた。



また、不幸にしてミッシェル・ファブリッツオと、キリの代役のジャンルカ・ナンネッリというDFXトリームの2名のライダーは、この事故に巻き込まれ同時にリタイアを余儀なくされている。

オープニングラップ中盤に芳賀選手はクリス・ウォーカーとラコーニのカワサキ勢を交わして4番手に浮上し、3番手のカール・マガリッジを追う。カワサキ2名の後ろには8番グリッドスタートのジェームス・トスランドがつけた。

レース序盤、マガリッジがベイリスとトップ争い

2周目、コントロールラインを越えるとドゥカティーのトロイ・ベイリスはコーサーを交わしてトップに踊り出る。1コーナーまでのストレートでベイリスの真横にカール・マガリッジが並び、コーサーを交わして3番手に浮上した芳賀選手がそれを追って1コーナーに飛び込む。コーサーもほぼ同時にコーナーを抜けた。



ベイリス、マガリッジ、芳賀選手、コーサーの順で先頭集団が形成され、少し遅れてカワサキ勢をパスしたジェームス・トスランド、6番手まで追い上げた加賀山選手、その後ろにレジス・ラコーニとクリス・ウォーカーが続く。

3周目のコントロールラインを超えた時にマガリッジがベイリスと並ぶが、先に1コーナーを抜ける事が出来ない。

ここまでにトップのベイリスから13番手のランチまでが長い列を作っている。クリス・ウォーカーは追い上げてきたアレックス・バロスに抜かれて9番手に。

トスランドと接触、加賀山選手がリタイア

3周目中盤に差し掛かるところで6番手の加賀山選手は前を行くジェームス・トスランドが軽いハイサイドを起こしそれに接触。前輪を浮かせた状態で加速していた加賀山選手はそのままコースアウトして転倒し、レース継続を断念してしまう。コースに投げ出された加賀山選手は後続の2台にひかれそうになるが、怪我は全くなかったようだ。

4周目、先頭集団が7台に絞られてくる。ベイリス、マガリッジ、芳賀選手、コーサー、ラコーニ、その0.5秒後方にはバロス、さらに0.5秒後方にはジェームス・トスランドが続いた。5周目にこの7台の差は均等となり、芳賀選手とコーサーはマガリッジを交わして2番手と3番手に浮上した。

激化する2番手争い、前に出たい芳賀選手

6周目以降は2番手争いが激しくなり、ベイリスはその隙に単独走行に入るべくペースを上げた。ベイリスの2.3秒後方では1コーナーへの進入までに芳賀選手がコーサーと並び前に出るが、1コーナーの飛びこみではコーサーに前を行かれてしまう。マガリッジは徐々に後ろへ後退。



9周目までにベイリスが2.5秒のリードを保つ中、後方の芳賀選手とコーサーはストレートでは芳賀選手が並び、コーナーではコーサーが先に飛び込むという一進一退の争いを展開する。芳賀選手がやっとコーサーを交わし前を走行するが、執拗に追走するコーサーが温存したタイヤを使い始めて直線でも芳賀選手を上回り2番手に戻る。

怒涛の追い上げを見せるバロス

この頃、アレックス・バロスはトスランドとマガリッジのテン・ケイト・ホンダ2名を交わして4番手に浮上。ほぼサイド・バイ・サイドの形となったテン・ケイト同士の争いの真後ろにはカワサキのレジス・ラコーニがつけている。



フランス・ヤマハの中冨伸一選手はセバスチャン・ジンバートを交わし、13番手まで順位を挽回。

12周目までの間、芳賀選手とコーサーが再びバトルを繰り広げて芳賀選手が前に出るが、ついに二人にバロスが追いつき2位集団が3名となる。1コーナー前の直線では2位争いの3台が真横に並び、ベイリスの2.5秒後ろではコーサーが前に出てそれを芳賀選手とバロスが接近しながら追いかけている。



芳賀選手はコーサーを交わし再度2番手に浮上。

13周目、コーサーとバロスはほぼ同時に芳賀選手を交わし、芳賀選手は一気に4番手まで下がる。

バロスが仕掛けるレイトブレーキング争い

14周目も1コーナー手前で2位集団の3人はほぼ横に並ぶが、バロスがどこまでも深くブレーキをかけては芳賀選手を前に入れさせようとはしない。アレックス・バロスはコーサーと芳賀選手がブレーキをしっかり握るまでいつまでもブレーキを遅らせ、ついに2番手に浮上する。

15周目には芳賀選手がバロスにレイトブレーキングで逆襲を開始。一時的に芳賀選手が2番手に浮上するが、過激とも言えるブレーキ合戦をよそにトップのベイリスはリードを5秒まで広げていた。コーサーはこの時フロントのブレーキレバーに問題が発生しており、思うように操作できなくなっていた。



残り2周、ストレートで一気にバロスが2番手まで浮上する。追いすがる芳賀選手とコーサー。コーサーは芳賀選手を抜き2番手のバロスにかぶせるが、バロスは隙を見せない。コーサーと芳賀選手がバロスに密着して隙を狙うが、芳賀選手のリアタイヤが激しく滑る。徐々に二人はバロスから離されていった。

表彰台目指して追い上げるトスランドだったが・・・

最終ラップに突入し、ベイリスの5秒後ろにバロス、その0.5秒後方を芳賀選手とコーサーが追う。さらに1秒後ろには表彰台を狙うトスランドが過激な追い上げを見せている。



その瞬間、トスランドがコースを外れて激しく転倒。高速走行のまま手をかばい頭からグラベルに転がるトスランドのヘルメットが外れる。突っ伏して悔しがるトスランドだが、幸い怪我はないようだ。彼のバイクのブレーキ・パッドは転倒前のシケインでぐらつき始めており、急なブレーキングに耐えられなくなっていた。

トロイ・ベイリスが4連続勝利を達成

ドゥカティーのトロイ・ベイリスが余裕のチェッカーを受ける中、再びバロスにコーサーと芳賀選手がせまるが差は縮まらない。5秒遅れで2位のチェッカーを受けたのはクラフィ・ホンダのアレックス・バロス、芳賀選手を交わしたアルスター・スズキのトロイ・コーサーは3位表彰台を獲得した。ヤマハ・イタリアの芳賀紀行選手は惜しくも表彰台を逃し4位。



5位には芳賀選手のチームメイトのアンドリュー・ピット、序盤の健闘が目立ったテン・ケイト・ホンダのカール・マガリッジは6位を獲得。フロントロースタートのカワサキ、レジス・ラコーニは7番手でチェッカーを受けている。



20番グリッドからのスタートだったヤマハ・フランスのルーキー、中冨伸一選手は、最終ラップでカワサキのクリス・ウォーカーを交わして堂々の10位。前日の宣言通りポイントを獲得した。

■レース2

午前のレース1は目まぐるしく2番手の変わる白熱したレース展開となったが、午後のレース2はトップ争いと、レース1と同様にアレックス・バロスの追い上げが印象的なレースとなる。



クラッチトラブルで走れない加賀山選手

オープニングラップ、1コーナーを制したのはアルスター・スズキのトロイ・コーサー。続いてヤマハ・イタリアの芳賀紀行選手、3番手にはレース1最後で悔しい転倒をしたテン・ケイト・ホンダのジェームス・トスランドがつけた。その後方にはレース1の覇者、ドゥカティーのトロイ・ベイリス。



加賀山選手はスタートからクラッチトラブルが発生し、思うように走れず順位を最後尾まで落とす。

2周目、ベイリスはトスランドを交わし3番手に浮上する。トスランドの1秒後方にはチームメイトのマガリッジが走行し、その0.5秒後方に復調するカワサキのレジス・ラコーニが続く。さらに0.5秒後方にはやはりカワサキのクリス・ウォーカー。

先頭集団は4名、リードするコーサー

3周目に入り、先頭争いが激しくなる。コーサーと芳賀選手が横に並んで1コーナーを争う中、その1秒後方ではトスランドとベイリスが真横に並んで1コーナーに向かう。4週目もほぼ同じ形で1コーナーが争われる。

加賀山選手はクラッチの問題が解決せずに無念のリタイア。諦めがついたという表情で家族の元に戻る加賀山選手だが、今年のアルスター・スズキはクラッチ関係のトラブルが頻発している。

5周目に入ると、芳賀選手とコーサー、ベイリスとトスランドに別れていたグループが1つの集団に変わる。その2.5秒後方には順位を着実に挽回するフォンシ・ニエトとカール・マガリッジが前を競い合う。さらに0.5秒後方にはクリス・ウォーカー。

ノリックは自身のラッキー・ナンバーとして知られる17番手に浮上。

オージー因縁のトップ争いを追う芳賀選手

6周目、先頭集団のトップにベイリスが浮上する。8周目に入るまでに芳賀選手はトロイ・コーサーに交わされ3番手に後退。芳賀選手の1.5秒後方にはジェームス・トスランド、その1.5秒後方はフォンシ・ニエト。



レース中盤は両オージーの熾烈なトップ争いが展開された。9周目には1コーナーでコーサーがトップを奪い返し、その周回中にベイリスが隙間なくコーサーに追走する。その0.5秒後方には芳賀選手。

10周目の1コーナーでは再びベイリスがコーサーを抑えてトップに立ち、コーサーを引き離そうとペースを上げるが、コーサーはそれにしがみつくように追いかける。トップ2名の後方には2秒の差をつけられた芳賀選手が走行し、その3秒後ろにはトスランドとニエト、さらに1秒遅れてアレックス・バロスが迫る。

11周目のホームストレートで並んだトップの2名は再び1コーナーを競い合い、またもコーサーがベイリスの前を奪い先頭に立った。コーサーのバイクの後ろに再び隙間なく密着するドゥカティーのトロイ・ベイリス。



トップに立つベイリス、追い上げるバロス

丁度その頃、アレックス・バロスはフォンシ・ニエトを交わして5番手に浮上。中冨選手は15番手まで順位を挽回し、その7秒後ろを16番手のノリックが走行している。

12周目、ベイリスがまたもコーサーを交わしてトップに立つと、今度はコーサーの追撃を全く許さず0.6秒のリードを保って走行。芳賀選手は2番手のコーサーの1秒後ろまで追い上げる。4秒後方にはトスランド、さらに2秒後方にはアレックス・バロスが続いた。



13周目以降、バロスの後方を走行していたフォンシ・ニエトがアンドリュー・ピットに抜かれるが、トップを行くライダーたちの順位は最終ラップ付近まで大きな変動が起きなくなる。残り2周、アレックス・バロスがジェームス・トスランドの真後ろに迫る。

再びバロスのレイトブレーキング

最終ラップ入り口のホームストレートでアレックス・バロスがジェームス・トスランドに並んだ。必死に1コーナーを死守しようとするトスランドだが、トスランドがブレーキレバーをしっかりと握るまでバロスはブレーキをかけない。

どこまでもコーナーの奥まで粘るトスランドだが、バロスの定評ある尋常ではないレイトブレーキングに堪らず前を譲った。バロスは4番手に浮上する。燃料が足りなくなっていたトスランドはこれを追う事ができない。



ベイリスが5連勝を達成、中冨選手は宣言達成

上位集団は終盤には大きな順位変動がないままチェッカーを受けた。最初にコントロールラインを抜けたのは両レースを制したドゥカティーのトロイ・ベイリス。2秒遅れてアルスター・スズキのトロイ・コーサー、その4秒後方からヤマハ・イタリアの芳賀紀行選手が3位でチェッカーを受けて表彰台を獲得した。



芳賀選手から約4秒遅れて激しい追い上げを見せたクラフィ・ホンダのアレックス・バロスが4位でレースを終え、その後ろにはテン・ケイト・ホンダのジェームス・トスランド、芳賀選手のチームメイトのアンドリュー・ピットが続いた。

ヤマハ・フランスの中冨選手は12番手でレースを終えて2レース連続でポイントを獲得。同じくヤマハ・フランスのノリックは27番グリッドから16位まで順位を挽回したが、惜しくもポイント獲得はならなかった。

尚、ドゥカティーのトロイ・ベイリスはフィリップ・アイランドのレース2から勝ち続けており、今回のレース2は5連勝目になる。

■各ライダーのコメント

以下に、レース終了後のライダーコメントを紹介する。

トロイ・ベイリス(RACE1:1位、RACE2:1位)

モンツァに来るのは大好きですよ。ドゥカティーとして2000年にここに初めて来た時からずっと好印象のある街です。でも今日はその中で格別の思い出になりました。

レース1で、私のバイクを中心に担当しているアーネスト・マリネリが、バイクの安定性の問題に2〜3の解決策を用意してくれたんです。彼の判断は正しくて、それ以後は一切問題が出ませんでした。

レース2は少し厳しいレースでした。いいスタートを切った連中がいましたし、それにコーサーと芳賀の調子が序盤に良かったですよね。その間、しばらくトスランドと走りましたがなかなか抜けませんでした。最後には前の二人を捕らえる事ができましたけどね。

コーサーとしばらく猫とネズミみたいな追っかけ合いになりましたが、ここで一番重要だったのは芳賀を引き離す事ができた事です。最後の数ラップはだいぶ迫られましたからね。

イタリアの人たちの前でいい成績が残せるのは嬉しいですよ。ここは何か特別な場所って気がします。今日は2勝できましたし、前回来た時も全く同じ結果でしたから本当にラッキーです。

トロイ・コーサー(RACE1:3位、RACE2:2位)

今日はバレンシアの時みたいですよ。必要なだけ可能な限りプッシュしましたが勝てず、勝利者に握手を求める事しかできませんでした。

レース1ではフロントブレーキにいくつか問題が出ました。レバーがおかしくて、時々正常には動くんですが、ほとんどの時は握ってもないのにハンドル側から戻ってこないんです。話としては面白いエピソードですが何度か転びそうでしたよ!だから表彰台に乗れただけでも良かったと思いますね。

レース2は特に問題はなかったんですが、あれ以上激しく乗るのは不可能だったと思います。ドゥカティーのコーナー出口での加速はちょっと他と違いましたね。4気筒のバイクじゃあれはまず無理です。それにあっちのトラクションコントロールは、ベイリスが傾いているうちから加速を許してました。自分たちにあの芸当はできませんし、今回負けたのもその差ですよ。

これだけ激しく乗って勝てないのはちょっとムカつきますから、対策を練って万全にしてからシルバーストーンには挑みたいです。

アレックス・バロス
(RACE1:2位、RACE2:4位)


最悪だったのは加賀山が目の前でクラッシュした時でした。轢かないようにするだけでもう必死でしたよ。

でもその後は調子よく進みました。スリップストリーム合戦は最高ですよ。今週はバイクも最高でしたしね。

芳賀紀行選手(RACE1:4位、RACE2:3位)

モンツァで最後に表彰台に乗れてとても嬉しいです。2レースとも結構厳しかったですね。レース2ではベイリスとコーサーについていけると思ってましたが、リアタイヤのグリップに問題が出てしまいました。

今週はずっとバイクの調子も良かったし、チームのホームレースでいい結果が出せて本当に嬉しいです。



今はシルバーストーンでさらにいい結果を出すのを楽しみにしています。あのコースは凄く好きですし、去年R1で最初に表彰台に乗ったサーキットですからね。

ジェームス・トスランド(RACE1:DNF、RACE2:5位)

レース1で転んだのは最悪ですよ。レース2の結果も全然満足できません。

ガソリンが足りなくなってて、バロスを先に行かせるしかなかったんです。そうとしか言えませんよ。

まだやる事がいくつかあります。パワーが出すぎてるのをなんとかしないとね。このサーキットが自分たちにあってたのは確かですが、まだやるべき作業はたくさんあります。


中冨伸一選手
(RACE1:10位、RACE2:12位)


スタートはかなり後ろからでしたが、コースに出たらみんなに追いつく事ができました。

10周か11周走ったらさらに前の集団に追いついたんですが、そこでギアミスをして5つくらい順位を落としてしまいました。

まだやる事はいっぱいですが、2つのレースでポイントは稼げましたのでいい傾向だと思いますよ。

阿部典史選手(RACE1:DNF、RACE2:16位)

今週は運が悪かったですね。金曜日の大クラッシュは自分の責任ですけど、あれも雨さえ降ってなければ良かったのに。

レース1のスタートは大成功だったんですよ。なのに誰かがすごいミスをして大量にライダーが転んじゃうし。あれは僕の責任じゃないですよ。

レース2の時は午前より手首が痛かったんです。それとフリー走行に参加できなかったので理想的なセッティングになっていませんでした。





加賀山就臣選手(RACE1:DNF、RACE2:DNF)

今日は運に見放されてました。でも本当に運がないと思いますよ。あるのは悪運ばっかりですよね。



レース1でトスランドの横に並んだら、彼がハイサイドを起こしてお互いに接触したんですよ。それで自分はコースアウトして転んだんですが、こっちのバイクにぶつかったお陰でトスランドのバイクは軌道に戻ったんです。トスランドには運があったって訳ですよね。

レース2ではクラッチに問題が出てレース続行は不可能になりピットインしました。次回はもっと運に恵まれるように祈ります。

■レース順位表およびポイントランキング

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■SBK モンツァ レース1(18周)

1. トロイ・ベイリス [AUS] [Ducati Xerox] [Ducati 999F06] [32分23秒100]
2. アレックス・バロス [BRA] [Team Klaffi Honda] [Honda CBR 1000RR] [32分27秒082]
3. トロイ・コーサー [AUS] [Team Alstare Suzuki Corona Extra] [Suzuki GSXR1000 K6] [32分27秒316]
4.
芳賀紀行 [JPN] [Yamaha Motor Italia] [Yamaha YZF R1] [32分27秒495]
5. アンドリュー・ピット [AUS] [Yamaha Motor Italia] [Yamaha YZF R1] [32分36秒705]
6. カール・マガリッジ [AUS] [Winston Ten Kate Honda] [Honda CBR 1000RR] [32分36秒765]
7. レジス・ラコーニ [ITA] [PSG-1 Kawasaki Corse] [Kawasaki ZX10R] [32分37秒166]
8. ロベルト・ロルフォ [ITA] [Team Ducati SC - Caracchi] [Ducati 999F05] [32分42秒270]
9. ロレンツォ・ランチ [ITA] [Ducati Xerox] [Ducati 999F06] [32分48秒829]
10.
中冨 伸一 [JPN] [Yamaha Motor France-Ipone2] [Yamaha YZF R1] [32分51秒450]
11. クリス・ウォーカー [GBR] [PSG-1 Kawasaki Corse] [Kawasaki ZX10R] [32分52秒739]
12. セバスチャン・ジンバート [FRA] [Yamaha Motor France-Ipone] [Yamaha YZF R1] [32分53秒454]
13. ファビアン・フォーレ [FRA] [Team Alstare Engineering Corona Extra] [Suzuki GSXR1000 K6] [33分06秒938]
14. ロレンツォ・アルフォンシ [ITA] [Yamaha Motor France-Ipone] [Yamaha YZF R1] [33分07秒412]
15. イヴァン・クレメンティ [ITA] [Team Pedercini] [Ducati 999RS] [33分07秒630]
16. ノリーニョ・ブリグノラ [ITA] [Team Guandalini] [Ducati 999RS] [33分28秒882]
17. ロレンツォ・マウリ [ITA] [Spring Ducati] [Ducati 999RS] [33分29秒602]
18. フランコ・バッタイニ [ITA] [Team Bertocchi Kawasaki] [Kawasaki ZX10R] [33分52秒893]

--リタイア
ジェームス・トスランド【16周】[GBR] [Winston Ten Kate Honda] [Honda CBR 1000RR] [28分52秒838]
スティーブ・マーチン【6周】[AUS] [Foggy Petronas Racing] [Petronas FP1] [11分16秒736]
クレイグ・ジョーンズ【4周】[GBR] [Foggy Petronas Racing] [Petronas FP1] [7分42秒831]
加賀山就臣【3周】[JPN] [Team Alstare Suzuki Corona Extra] [Suzuki GSXR1000 K6] [5分28秒055]
マルコ・ボルチアーニ【2周】[ITA] [Sterilgarda - Berik] [Ducati 999F05] [3分50秒663]
阿部典史【0周】[JPN] [Yamaha Motor France-Ipone] [Yamaha YZF R1] [-分--秒---]
ビットリオ・イアンヌッツォ【0周】[ITA] [Celani Team Suzuki Italia] [Suzuki GSXR1000 K6] [-分--秒---]
ジャンルカ・ナンネッリ【0周】[ITA] [D.F.X. Treme] [Honda CBR 1000RR] [-分--秒---]
マックス・ノイキルヒナー【0周】[GER] [Team Pedercini] [Ducati 999RS] [-分--秒---]
ルーベン・チャウス【0周】[SPA] [Sterilgarda - Berik] [Ducati 999F05] [-分--秒---]
ミッシェル・ファブリッツォ【0周】[ITA] [D.F.X. Treme] [Honda CBR 1000RR] [-分--秒---]
フォンシ・ニエト【0周】[SPA] [PSG-1 Kawasaki Corse 2] [Kawasaki ZX10R] [-分--秒---]


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■SBK モンツァ レース2(18周)

1. トロイ・ベイリス [AUS] [Ducati Xerox] [Ducati 999F06] [32分17秒705]
2. トロイ・コーサー [AUS] [Team Alstare Suzuki Corona Extra] [Suzuki GSXR1000 K6] [32分19秒621]
3.
芳賀紀行 [JPN] [Yamaha Motor Italia] [Yamaha YZF R1] [32分24秒184]
4. アレックス・バロス [BRA] [Team Klaffi Honda] [Honda CBR 1000RR] [32分27秒932]
5. ジェームス・トスランド [GBR] [Winston Ten Kate Honda] [Honda CBR 1000RR] [32分29秒615]
6. アンドリュー・ピット [AUS] [Yamaha Motor Italia] [Yamaha YZF R1] [32分35秒256]
7. カール・マガリッジ [AUS] [Winston Ten Kate Honda] [Honda CBR 1000RR] [32分35秒425]
8. フォンシ・ニエト [SPA] [PSG-1 Kawasaki Corse 2] [Kawasaki ZX10R] [32分35秒530]
9. クリス・ウォーカー [GBR] [PSG-1 Kawasaki Corse] [Kawasaki ZX10R] [32分40秒578]
10. ロベルト・ロルフォ [ITA] [Team Ducati SC - Caracchi] [Ducati 999F05] [32分49秒308]
11. ロレンツォ・ランチ [ITA] [Ducati Xerox] [Ducati 999F06] [32分49秒315]
12.
中冨 伸一 [JPN] [Yamaha Motor France-Ipone2] [Yamaha YZF R1] [32分51秒987]
13. ファビアン・フォーレ [FRA] [Team Alstare Engineering Corona Extra] [Suzuki GSXR1000 K6] [32分52秒978]
14. ミッシェル・ファブリッツォ [ITA] [D.F.X. Treme] [Honda CBR 1000RR] [32分53秒011]
15. ルーベン・チャウス [SPA] [Sterilgarda - Berik] [Ducati 999F05] [32分58秒227]
16.
阿部典史 [JPN] [Yamaha Motor France-Ipone] [Yamaha YZF R1] [33分09秒221]
17. ビットリオ・イアンヌッツォ [ITA] [Celani Team Suzuki Italia] [Suzuki GSXR1000 K6] [33分14秒101]
18. ジャンルカ・ナンネッリ [ITA] [D.F.X. Treme] [Honda CBR 1000RR] [33分16秒384]
19. ロレンツォ・アルフォンシ [ITA] [Yamaha Motor France-Ipone] [Yamaha YZF R1] [33分16秒840]
20. ノリーニョ・ブリグノラ [ITA] [Team Guandalini] [Ducati 999RS] [33分18秒696]
21. マルコ・ボルチアーニ [ITA] [Sterilgarda - Berik] [Ducati 999F05] [33分30秒286]
22. ロレンツォ・マウリ [ITA] [Spring Ducati] [Ducati 999RS] [33分44秒088]
23. フランコ・バッタイニ [ITA] [Team Bertocchi Kawasaki] [Kawasaki ZX10R] [33分44秒659]

--リタイア
イヴァン・クレメンティ【5周】[ITA] [Team Pedercini] [Ducati 999RS] [9分14秒937]
セバスチャン・ジンバート【3周】[FRA] [Yamaha Motor France-Ipone] [Yamaha YZF R1] [6分03秒252]
レジス・ラコーニ【2周】[ITA] [PSG-1 Kawasaki Corse] [Kawasaki ZX10R] [3分39秒514]
スティーブ・マーチン【2周】[AUS] [Foggy Petronas Racing] [Petronas FP1] [3分57秒819]
加賀山就臣【2周】[JPN] [Team Alstare Suzuki Corona Extra] [Suzuki GSXR1000 K6] [4分22秒827]
マックス・ノイキルヒナー【1周】[GER] [Team Pedercini] [Ducati 999RS] [1分54秒503]
クレイグ・ジョーンズ【0周】 [GBR] [Foggy Petronas Racing] [Petronas FP1] [-分--秒---]


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■ポイントランキング
1. トロイ・ベイリス [AUS] [Ducati] 175
2. トロイ・コーサー [AUS] [Suzuki] 139
3. ジェームス・トスランド [GBR] [Honda] 97
4. アレックス・バロス [BRA] [Honda] 95
5.
芳賀紀行 [JPN] [Yamaha] 93
6. アンドリュー・ピット [AUS] [Yamaha] 79
7. ロレンツォ・ランチ [ITA] [Ducati] 59
8. ロベルト・ロルフォ [ITA] [Ducati] 46
9.
阿部典史 [JPN] [Yamaha] 40
10. フォンシ・ニエト [SPA] [Kawasaki] 37
11. ミッシェル・ファブリッツォ [ITA] [Honda] 36
12. ルーベン・チャウス [SPA] [Ducati] 34
13. クリス・ウォーカー [GBR] [Kawasaki] 33
14. レジス・ラコーニ [ITA] [Kawasaki] 31
15. カール・マガリッジ [AUS] [Honda] 30
16.
加賀山就臣 [JPN] [Suzuki] 24
17.
中冨 伸一 [JPN][Yamaha] 18
18. ピエールフランチェスコ・キリ [ITA] [Honda] 10
19. ファビアン・フォーレ [FRA] [Suzuki] 10
20. マルコ・ボルチアーニ [ITA] [Ducati] 9
21. マックス・ノイキルヒナー [GER] [Ducati] 9
22. セバスチャン・ジンバート [FRA] [Yamaha] 7
23. スティーブ・マーチン [AUS] [Petronas] 4
24. ロレンツォ・アルフォンシ [ITA] [Yamaha] 2
25. ホセ・ダビィ・デ・ヘア [SPA] [Honda] 2
26. イヴァン・クレメンティ [ITA] Ducati] 1


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■マニュファクチャーズ・ポイント

1. Ducati 176
2. Suzuki 149
3. Honda 124
4. Yamaha 113
5. Kawasaki 57
6. Petronas 4



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