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SBK 回復を急ぐキリ「モンツァでチームを手伝いたい」

2006年4月27日

4月12日のSBKミサノ公式テストで骨盤と肋骨を2本折る重傷を負ったフランチェスコ・キリだが、SBK公式プレスの情報によれば、無事回復の方向に向かっているようだ。

ハイサイドを起こして転倒した翌日には脊椎骨折の可能性も噂され、レース界からの引退も海外では囁かれていたが、現在41歳のベテランライダー、フランフェスコ・キリは次戦のモンツァからバイクに乗るつもりだったと言う。



心配された脊椎に問題はなかったようだが、未だに骨盤周辺の痛みは取れないらしい。

周囲の心配をよそに、キリ本人は5月5のモンツァは断念するが、出来れば5月26日から開催されるシルバーストーンではレースに復帰したいとして、チャンピオンシップへの意欲を燃やしている。また、走れなくてもモンツァではDFXトリームのピットに入り、チームの手伝いをしたいらしい。

生真面目で知られるキリの人柄に変わりはないようだ。ただし、事故当時の医者の判断は最低でも3ヶ月の静養が必要との事だったので、実際にキリがシルバーストーンから走れるかどうかはその時の症状次第だろう。

「モンツァで最低でも少しテストには加わりたかったんですが、今の状況からすると無理みたいですね。」とキリ

「骨折箇所はその時までにはくっつくと思いますが、まだ右足を上げるのが辛いし尾骨と骨盤周辺がひどく痛いんです。」

「でも、それより何より痛いのは左肩です。転倒時にどうも脱臼したらしいんですが、衝撃ですぐ正しい位置に戻ったようです。ただ、その時に靭帯が伸びたので今でも焼けるように痛いんですよ。」

復帰の時期について、キリは以下のように答えている。

「恐らくですが、5月末のシルバーストーンまでにはレースが出来るくらい回復している筈です。実際に出場するかどうかはその時の状態次第ですね。バイクに乗るまでに体調が戻らない事にはどうしようもないし、結局、自分の年齢を考えて決めなきゃいかんって事です。」

また、モンツァでチームのピットに向かう事はもう決めているようだ。

「行くに決まってるでしょう!行かない筈ないでしょう?」と固い決意のキリ。

「週末、木曜にはモンツァに到着する予定です。自分のファンに挨拶したいし、ミッシェルも来て欲しいと言っていました。チームに迷惑をかけるわけにはいかないですよ。」


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