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セッティングに苦しむバロスと伊藤選手
インテリマーク編集部
2007年9月22日

アレックス・ホフマンのポルトガルGP決勝当日の解雇劇を受け、今回の日本GPにはレギュラー・ライダーのアレックス・バロスと共に、全日本チャンピオンである伊藤真一選手が、ブリヂストンを履くプラマック・ダンティーン・チームのデスモセディチGP7を急遽駆る事となり、初日の9月21日の午前と午後の2回のセッションを終えている。
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■セッティングが見つからないバロスと伊藤選手

この日のダンティーン・チームの2名はマシンの正しいバランス・セッティングを得るのに苦労しており、アレックス・バロスは総合17番手となる1分49秒392、伊藤選手は1分50秒769の20番手タイムと、あまりタイムシート上の好位置につける事ができていない。

バロスは2日目からは新しいエンジンを投入して状況改善を狙いたいとしており、一方でエンジン出力には好感触を抱いている伊藤選手は、さらなるセッティングの熟成を急ぐとしている。


■バロス「新エンジンに期待」

写真初日の走行を終えて、まだセッティングの改善余地は大きいと語るアレックス・バロスは、2日目から使用する新しいエンジンが、タイムの短縮に大きな効果を発揮してくれる事を願っている。

「今日は2台のマシンがそれぞれに異なるトランスミッションを搭載しています。」とバロス。

「1台のマシンにはいいバランス配分を見つけましたが、まだそれに合うミッションの調整が整っていません。セッティングは正しい状態とは言えませんね。フロントとリアの両方にまだまだ改善の余地があります。」

「明日は新しいエンジンをマシンに投入する予定ですから、その効果でタイムを縮める事ができる筈です。」


■伊藤選手「エンジンの調子はすごくいい」

ブリヂストンのMotoGPプロジェクトを昨年まで担当してきた伊藤選手は、ドゥカティー・デスモセディチとブリヂストンタイヤの組み合わせには豊富な経験を持ち、2005年のトルコGPにもドゥカティ・マルボロから当時怪我を負ったカピロッシの代役ライダーとしてMotoGPに出場しているが、今回のもてぎでのプラマック・ダンティーンのデスモセディチには、初日の段階ではあまり好感触が得られていない様子だ。
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「今の段階では、もてぎを走る上で正しい感触がバイクから得られません。」と伊藤選手。

「まだセッティングが十分な状態とは言えませんね。アレックス(バロス)も自分も、自信を持って攻めの走りをする事ができないので、GP7の性能をフルに使い切る事ができていないんです。」

「エンジン自体の調子はすごくいいので、セッティングがいい方向に進めば間違いなくタイムは縮むと思いますよ。」



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