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2007年3月23日
本日から開催されるMotoGPスペイン・グランプリに、ホンダの新型800ccエンジンを搭載したKR212Vで戦うチーム・ロバーツはラスベガス・カラーで登場する(写真はカタールの標準カラー)。
■MGMなどが協賛、ロバーツはラスベガスカラーに
今回のラスベガス仕様のマシンは、ヨーロッパで人気のMotoGPの知名度をアメリカでも高める事を目的とし、最終的にはラグナ・セカに続きラスベガスにもグランプリを誘致したいラスベガスの有名ホテルであるトレジャー・アイランドやカジノを経営するMGM、および他の米国アパレル企業とチーム・ロバーツの協賛により実現したという。
■ラスベガスにとっても魅力的なスペイン・グランプリ
誘致目的以外にも、スペイン・グランプリでの宣伝効果は、ラスベガスのヨーロッパ向けのマーケティング目的として考えても非常に魅力的だ。今年のヘレス・サーキットの観客動員数は25万人から30万人、世界のテレビ視聴者数は3億人以上が見込まれている。
説明するまでもなく、ラスベガスは年間に世界中の人たちが何千万人も訪れる米国の歓楽街であるが、MGMや協賛のアパレル企業は、MotoGPの世界中の観客動員数とラスベガスへの訪問者を重ねる事で、相乗的に双方の人気を高める事を狙っている様子だ。
■ロバーツ・ジュニア「今回は前進したい」
カタールではレースウイークを通してセッティングに苦しみ、ロサイルの長いストレートでのエンジンパワー不足を感じながら開幕戦を13位で終えたチーム・ロバーツのライダーであるケニー・ロバール・ジュニアは、開幕レースの結果を分析することで、ヘレスでは着実にマシンの開発を前進せさようとしている。
「ロサイルの時よりも高い結果が狙えるように、チームで作業を続けているところです。」とロバーツ・ジュニア。
「ゆっくりと理解を深めながら、開幕レースよりもいいパッケージが用意できるように準備を進めています。このレースでは今シーズンに向けて一歩前進しておきたいですからね。」
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