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オランダGP予選、1列目獲得ライダーの詳細コメント |
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2008年6月28日
オランダのアッセン・サーキットにて2月27日(金)に行われたMotoGPクラスの予選において、1列目を獲得した3名のライダーの詳細コメントを以下に紹介する(予選中の流れや結果、および他のライダーの概況などはこちらの記事を参照)。
■ポールポジション)ケーシー・ストーナー ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP8
今日の午後は昨日よりも風がすごかったですね。それに午前中の雨の影響で路面コンディションも最適とは言えない状態でしたから、前輪に頼らなきゃいけない多くのコーナーでフロントが押し出されてしまい、本来よりも10倍は難しい走行条件でした。
予選タイヤを装着する前はラップタイムトランスミッター(コントロールライン上に設置された計測装置から各マシンに装備した車載器にラップタイムをチャンネルごとに送信する装置)に問題を抱えていたので、自分がどのくらいの速さで走っているのか分からなかったんです。幸いドルナ(Dorna:MotoGPの商業権利元)が予選タイヤで走り始める前に解決してくれたので、そこからは自信が持てるようになりました。ただ、予選用リアタイヤの強力なグリップがさらにフロント側の負担を増やす形になり、最後の3周回の内には何回か滑りそうになったほどです。
そんな状況でしたが、それでもポールポジションを獲得できたのは本当に素晴らしかったですね!今日は午前中が雨だったのでスリックタイヤでは多くの周回を走り込む事ができませんでしたが、それは他のライダーたちにとっても同じ条件ですし、昨日の段階でも十分に明日のレースに対する自信を持つ事はできています。
今回は連続3回目のポールポジションですが、この結果はドゥカティーのチームスタッフや、特にブリヂストンの素晴らしい仕事ぶりを証明していると思います。ブリヂストンは予選タイヤに関して本当に大きな進化を遂げましたから、彼らに祝福の言葉を贈りたいです。
■2番グリッド)ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム RC212V
今日の午後の結果にはすごく満足です。特にアッセンで1列目を獲得したのはMotoGPクラスでは自分にとって初めての事ですからね。ここはコースの最初の部分がすごくきついですから、1列目からのスタートはすごく重要になります。
それにケーシーはレースの開始直後から後続を引き離しにかかると思いますので、今回はいいスタートが絶対に不可欠ですし、その後は彼との距離を保てるように頑張る必要もあります。
このサーキットはセッティングの面でとても難しいので、もう少しバイクに調整を加えてさらに楽に走れるようにしたいと思っています。明日のレース全体のペースはすごく速くなりそうですからね。
今回もまた気象条件がレースに大きな影響を与える事になりそうです。今日は午前の雨のせいでスリックタイヤに関する作業があまりまともにはできていないので、レース用のタイヤ選択についてはまだ100%確定してはいません。
もし明日も雨になるようなら、レースはさらに難しいものになるでしょうね。
■3番グリッド)バレンティーノ・ロッシ フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1
いつも通り今回も1列目の獲得が目標でしたから、この3番グリッドはすごく嬉しいです。いずれにしても去年よりはずっといいですよ。あの時は11番グリッドでしたからね!
予選タイヤ装着時に少しだけ調整を加えましたが、今日はそれがとてもうまくいった感じですので、今はその成果をレースタイヤ使用時にも活かせられるよう願うばかりです。ただ、もちろん最終的な調整は明日の天気がどうなるかを確認してからです。ここは走行条件がものすごい勢いで変化してしまいますからね。
今日はポールポジションが狙えたと思いますし、最後のタイムアタック中にはそれが可能だと思っていましたが、残念ながら最後に装着したタイヤに小さな問題が発生してしまいました。
今日は全員のタイムが昨日よりもさらにすごい僅差になりましたが、自分がケーシーと戦えるレベルだと確信するには、もう少し改善を進めておく必要があると思っています。ですから、明日の午前中に最後の仕上げができるように頑張ります。
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