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ホプキンスも重傷、カピロッシに続きオランダGP出場をキャンセル
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インテリマーク編集部
  2008年6月28日

MotoGPオランダ戦2日目午後の予選において2回の転倒を喫したカワサキのジョン・ホプキンスは、その2回目の転倒時に左足首を骨折した事から、初日に怪我を負って2日目以降のセッションをキャンセルしたスズキのロリス・カピロッシと同様に、オランダGP最終日の6月28日に行われる決勝レースへの出場を断念する事になった。
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■ホプキンスが予選中の2回目の転倒で大怪我

カワサキ・レーシング・チームのジョン・ホプキンスは、オランダGP2日目となる6月27日の午後に行われていたMotoGPクラスの予選において、セッション開始15分頃に最終シケイン付近で一度転倒している。

ここでは特に怪我を負わなかったホプキンスは自力でピットに戻り、無事にコースに復帰して残りのセッションを続けたが、最後の予選タイヤを履いてのタイムアタックに挑んでいたセッション残り2分、アッセン・サーキットの最速左カーブの1つである12コーナーに向けてのブレーキング時にフロントを滑らせて転倒、ハイスピードのままマシンと共にグラベルを滑走してコーナー脇の壁にそのまま激突した。
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■グラベルを高速滑走した後、壁に足から衝突

高速転倒時にホプキンスはバイクから離れる事には成功しており、一瞬にして長距離のグラベルを単独で滑走しきったバイクはホプキンスよりも先にグラベル脇の壁に横倒しまま激突。それとほぼ同時にホプキンスは背中を下にした直立姿勢のままグラベルを高速滑走し、バイクから若干遅れたものの、一瞬にしてさらに奥の壁に足から激しく突入している。

■左足首を骨折、左ひざにも深刻なダメージ、最低でも20日間は絶対安静

グラベルの中で身体を伸ばしたまま身動きを取らなかったホプキンスは、直ちにクリニカ・モバイルに搬送されて強打した左足の診断を受けているが、現在の診断結果によれば、ホプキンスは左の足首を骨折している事が判明しており、さらには左ひざ内部の骨が衝撃により一部押しつぶされた可能性がある事も指摘されている。回復には最低でも20日間の安静が必要との事だ。
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■ホプキンスはレース当日に緊急帰国しロサンゼルスでさらなる精密検査

クリニカ・モバイルでの診断後の6月27日午後、カワサキ・レーシング・チームはホプキンスが翌日28日のオランダGP決勝レースを欠場する事を正式に発表しており、同時にホプキンスがレース当日中に急遽母国のアメリカに戻り、彼とニッキー・ヘイデンの主治医として知られる外科医のティン医師に、ロサンゼルス市内の病院において今回の怪我のさらなる精密検査と治療を依頼する予定も公表している。
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■心配される3週間後の母国GP出場

ホプキンスの復帰時期は現在のところ未定だが、カワサキ・レーシング・チームはティン医師による診断の内容が判明次第、2週間後となる次戦のドイツGP出場可否を決断すると説明している。チームは、今週末のオランダGPと次戦のドイツGPの2戦に今回の怪我の影響が出るだろうと発表しているが、最悪の場合にはさらにその翌戦となるホプキンスの地元カリフォルニアで行われる3週間後のアメリカGP出場にも何らかの影響が心配されそうだ。

■今年に入り不運と怪我の続くホプキンス
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ちなみにホプキンスはカワサキに移籍した今年は冬季シーズン中から今回の事故を含めて3度の大怪我を負っている。冬季オーストラリア合同テスト中の1月31日の転倒では骨盤近くの筋肉を裂傷、6月6日のカタルーニャGPの転倒では骨盤付近の背骨にひびが入っており、今回の左足の怪我はこれらの怪我の痛みが回復に向かっていた矢先の出来事だった。怪我の痛みと戦いながらも一度もレースを欠場していなかった今シーズン中の3回のノーポイントの原因は全てがマシントラブルという、不運続きのホプキンスの現在のランキングは12位だ。


■バルトレミー「保護材のない12コーナーの壁に激突」

今回のレース欠場に関する発表の際、カワサキ・レーシング・チームのコンペティション・マネージャーを務めるミハエル・バルトレミーは、ホプキンスの怪我の状況と今後の予定について以下の通り説明している。
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「フリー・プラクティスの時から全てが順調でしたし、ここではいい結果への期待感がありましたが、今日は想定通りに物事が進みませんでした」とバルトレミー。

「ジョンの今回の転倒は、大変に残念ですが今後2回のレースに影響を及ぼす事になりそうです。左足首へのダメージは転倒時の衝撃によるものではなく、保護材の入っていない12コーナーの壁に激突した時のものです」

「ジョンは治療のためにこれからすぐにアメリカに帰国しますが、回復に必要な期間などが詳しく判明次第、次戦のザクセンリンク出場に関する決定をチームとして下す予定です」

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