|
2007年8月17日
チームのホームGPとなる2週間後のミサノを前にして、2ヶ月ぶりに今週のブルノからは2名のレギュラー・ライダーがグレッシーニ・ホンダ・チームに揃う事になった。オランダGPの行われたアッセンのフリー・プラクティス1で左大腿骨を骨折するという重傷を負ったトニ・エリアスは、辛くて長いリハビリを終えて今回のチェコGPからレース活動を再開している。
■エリアス「体調は60%でも今が復帰の時!」
3回のレースを欠場しての2ヶ月間のリハビリが相当に辛かった様子のトニ・エリアスは、まだ体調は60%程度としながらも、今回のブルノが復帰のタイミングと以前から心に決めていた様子だ。
「アッセンで転倒した時に復帰目標をブルノとしましたが、この目標は達成できるようです。」とエリアス。
「体調は当然100%の状態とは言えません。多分60%かもう少しといったところですが、今がバイクに乗ってレースに復帰する時だと決めました。ブルノのコーナーは自分の足に厳しいとは思いますが、挑戦してみたいんです。」
「スペインでは多くのリハビリをこなしてきましたが、やっとそれを終える事ができると思います。体調を取り戻すための辛いメニューでした。ものすごく痛い時があるんですよ。」
■メランドリ「チームに少しでも多くのいい思い出を残しておきたい」
また、アメリカGPの予選で転倒し、左足首を激しくひねったマルコ・メランドリは、昨年のカタルーニャでの肩の骨折の時と同様に、レースに出場して高い成績を獲得した後から、左足首の骨にひびが入っている事に気がついたという。
なおメランドリは、来シーズンにはドゥカティーに移籍してケーシー・ストーナーのチームメイトになる事が決定しているが、今シーズンの残りのレースでは可能な限り高い成績を残し、チームのメンバーに少しでも多くのいい思い出を残しておきたいとコメントしている。
「アメリカでのレース後は、そのままカリフォルニアに友人たちと滞在して休暇を過ごしました。」とメランドリ。
「怪我がその時にもかなり痛んだので精密検査を受ける事にしたんですが、そこで左足首の骨にひびが見つかったんです。ですのでイタリアに戻ってからはリハビリに専念していました。」
「まだ完全な状態とは言えませんが、ブルノのレースには出場してトップレベルの成績を狙うつもりです。ザクセンリンクやラグナ・セカとは異なり、ホンダのマシン特性はチェコのサーキットではあまり有利とは言えませんが、それでも落ち着いて挑みたいと思っています。」
「ラグナ・セカでは転倒後の厳しい状況の中で表彰台に復帰できましたが、あれは自分にとってはとても重要な出来事だったんです。実際の結果は3位でしたが、自分にとっては優勝のように感じましたね。」
「今は自分たちのバイクも好調ですし感触もいいので、本当に高い成績で今シーズンを終えたいと思っています。ファウスト・グレッシーニとチームの全員に、もっといい思い出をたくさん残したいんです。彼らは自分のために本当に必死で頑張ってくれましたし、厳しい状況の中でも常に最大限の努力を惜しまず、自分と密接に動いてくれました。」
「ブルノにはものすごく高い意欲で臨みますよ。高い成績が残せるようにとにかく頑張るつもりです。」
|
|