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ストーナー「自慢げな発言はしたくない」
インテリマーク編集部
2007年4月24日

ブリヂストン勢が圧倒的優位に立った今回のトルコGPで、最も素晴らしい時間を過ごしたの言うまでもなくブリヂストンの筆頭チームであるドゥカティー・マルボロと、トルコを制してポイントリーダーに返り咲いたケーシー・ストーナーだ。
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■カタール以上の圧倒的勝利を決めたストーナー

ストーナーはオープニングラップでロッシがコースを外れてポジションを4位まで落としてからレースをリードし続け、早くからペースを落としてレースの様子をうかがい続けたが、誰もストーナーに近づく事ができないという圧倒的強さを、開幕戦のカタールに引き続き今回のレースでもライバルたちに見せつける事に成功している。
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■カピロッシも表彰台に復帰

また、過去2戦を通して不調だったチームメイトのロリス・カピロッシも、このイスタンブールでのレースからは自ら復活を宣言し、最終ラップでの同じくドゥカティーのデスモセディチGP7を駆るプラマック・ダンティーンのアレックス・バロスとのブレーキング競争を最終ラップの最終シケインで制し、3位表彰台を獲得した。
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■トップ4のうちの3台が打倒日本メーカーに燃えるドゥカティー

仮にグレッシーニ・ホンダのトニ・エリアスが表彰台に乗る事がなければ、バロスを含む3台のドゥカティーが表彰台を独占する可能性もあった今回の結果は、打倒日本メーカーを最大の目標とするドゥカティー社にとって、今後のグランプリ活動に向けての大きな弾みとなった様子だ。
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■ストーナー「自慢げな発言はしたくない」

開幕戦以上に余裕とも言える圧倒的な強さで白熱のイスタンブール戦を制したケーシー・ストーナーは、今後も過度の期待はせずに、シーズンを進めるごとに着実に強くなっていきたいとコメントしている。

写真「すごいレースでしたね。残念ながら何人かのライダーにとっては、あまりいいレースにはならなかったみたいですが。」とストーナー

「今日は本当にドゥカティーとブリヂストンの思い通りの日でしたね。全く何も問題を起こしようのない1日でした。」

「オープニングラップでコーリン(エドワーズ)を交わしましたが、これはヘレスの時みたいに誰かに足止めを食らう事がないようおにしておきたかったからです。その後にはバレンティーノがコースを外れてしまい、まるで自分にトップの座を譲ってくれるような形になりました。」

「そこからはいいラップタイムで何周か走っているうちに、後続のライダーたちがすごいバトルをしていたので、そのまま差を広げる事ができました。」

「あまり自慢げな発言はしたくありませんが、最初は激しく攻めて後続との差を広げ、2.53秒の間隔を確保してからはペースを落とす事にしました。あのまま全て順調にいくかどうか確認しておきたかったんです。実際にラップタイムはその時点でかなり落ちてますよ。」

「ブリヂストンタイヤはもう本当に完璧でした。それにパッケージの全てが完璧でしたね。多くの人たちに感謝の気持ちを伝えたいです。チームにも、過去数週間を通して僕をトレーニングしてくれたアンソニー・ピードン(オーストラリア出身の元国際スプリント自転車レースの選手)を含む過去に自分を指導してくれた全ての人たちに感謝します。」

「今年の自分たちは本当に鋭気に満ち溢れています。過度の期待はせずに、できる限りの全力を尽くしてるだけですが、ドゥカティーとマルボロ、それにみんなが加わって頑張ればすごい力を発揮できると思いますし、シーズンが進むごとにさらに強くなっていけるといいですね。」


■カピロッシ「ここからがタイトル争いの始まり」

12日前に一児の父親となり、今回からの復活を宣言するロリス・カピロッシは、表彰台を獲得したトルコからが、自分の今期のタイトル争いの始まりだとしている。

「自分にとっては終始最高のレースウイークでしたね!復活ですよ!」とカピロッシ
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「12日前に自分の最初の子供を授かるという人生の中で最高の瞬間を体験しましたから、今はライディングを楽しめています。まだ15レースも残っていますから、自分のタイトル争いがやっとここからスタートしたと思いたいですね。」

「すべてが好調でした。スタートがうまくいって、後はケーシーを追いかけようと思いましたが、ちょっと彼は強すぎでしたから自分は少しペースを落とす事にしたんです。今回はたくさんバトルしましたね。特に最終ラップのアレックス(バロス)との戦いはすごかったですよ。」

「高速右コーナーでフロントを失いバイクがひどく揺れている間にアレックスに前を奪われましたが、その時自分には大丈夫だと言い聞かせました。表彰台に上る最後のチャンスがまだ最後のシケインのブレーキング競争にありましたからね。」

「苦しいここまでの2回のレースを通して、諦めずに自分を信じてくれたチームと全ての人たちに、深い感謝の気持ちを伝えたいと思います。」


■ミノーリCEO「ストーナーの未来は明るい」

ドゥカティー社の最高責任者であるフェデリコ・ミノーリ氏は、開幕戦に続くストーナーの冷静な戦いぶりと勝利を称え、成長したストーナーの未来は非常に明るいものになるだろうとコメントした。
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「3台のドゥカティーがトップ4に入るなんて本当に嬉しい事です。MotoGPではここまですごい成績を残した事はかつて一度もありませんからね。素晴らしい1日になりました。」とミノーリCEO

「ケーシーはレースウイークを通してとても強かったですね。ロリスは3位を争う多くのライダーの中で力を見せつけてくれました。」

「またアレックス(バロス)の成績についても本当に嬉しく思います。私たちのもう1つのチーム(プラマック・ダンティーン)が好調なのは、ドゥカティーの技術者の能力の高さを証明するものです。」

「ケーシーは今回も大きく成長した事を見せつけました。レースを通して後続との差を保ち続けましたし、常に冷静でした。あの子(the kid)の目前には栄光の未来が待ち受けていますよ。」


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