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第10戦ドイツGP、シーズン折り返しのザクセンリンク
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インテリマーク編集部
  2008年7月11日

今週末の7月11日(金)に初日を迎える第10戦目のドイツGPより、2008年のMotoGPはついにシーズン後半戦に突入する。125ccと250ccの小排気量クラスはヨーロッパラウンドの最後となる今回のドイツGPが終えると同時に5週間の夏休みを迎える事になるが、最高峰のMotoGPクラスは前回の慌ただしかったイギリスとオランダの2連戦と同じく、今週末のドイツGPと来週のアメリカGP(7/18〜)もオフウイークを挟まずに長距離移動の2連戦となる。
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なお、MotoGPクラスも来週のアメリカGPを終えれば8月15日のチェコGPまでは4週間の夏休みとなり、忙しくヨーロッパラウンドを過ごしてきた最高峰クラスのライダーや各チームのスタッフたちにもしばしの休息期間が訪れる事になる。

ここでは、前回のオランダGP以降の新着トピックス、今週末に開催されるドイツGPの舞台となるザクセンリンク・サーキットの歴史やコースレイアウトの特徴、ならびに昨年のドイツGPのレース内容などを紹介する。


■ドイツGPスケジュール

今週末のドイツGP3日間のタイムテーブルは以下に示す通り。なお、初日の7月11日はドライ・コンディションに恵まれているが、現地の天気予報によれば2日目以降は雨が心配される不安定な気象条件となりそうだ。
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7/11(金) 時差:-7時間
  09:00 125cc FP1
  10:00 MotoGP FP1  日本時間:17:00
  11:15 250cc FP1
  13:10 125cc QP1
  13:55 MotoGP FP2  日本時間:20:55
  15:10 250cc QP1

7/12(土) 時差:-7時間
  09:00 125cc FP2
  10:00 MotoGP FP3  日本時間:17:00
  11:15 250cc FP2
  13:10 125cc QP2
  13:55 MotoGP QP   日本時間:20:55
  15:10 250cc QP2

7/13(日) 時差:-7時間
  08:40 125cc WUP
  09:10 250cc WUP
  09:40 MotoGP WUP  日本時間:16:40
  11:00 125cc レース
  12:15 250cc レース
  14:00 MotoGP レース 日本時間:21:00


■コースレコードなどの記録
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MotoGPクラスにおけるザクセンリンクのサーキットレコード(レース中)は2007年にダニ・ペドロサが記録した1分23秒082、ベストラップレコード(予選タイヤ)は2006年にダニ・ペドロサが記録した1分21秒815。

250ccクラスにおけるザクセンリンクのサーキットレコード(レース中)は2007年にミカ・カリオが記録した1分24秒762、ベストラップレコードは2007年にミカ・カリオが記録した1分24秒413。

125ccクラスにおけるザクセンリンクのサーキットレコード(レース中)は2007年にガボール・タルマクシが記録した1分26秒909、ベストラップレコードは2007年にガボール・タルマクシが記録した1分26秒839。


■オランダGP以降の新着トピックなど
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前回の記事ではオランダGP以後のヨーロッパで話題となった来期シートにまつわるストーブリーグ前哨戦情報などをまとめて紹介したが、ここでは負傷したライダーの怪我の回復状況や代役ライダーに関する情報、その他の新着トピックなどを紹介する。


■負傷者の状況、カピロッシは今週末、ホプキンスはチェコGP以降に復帰
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前回のオランダGPでは、リズラ・スズキのロリス・カピロッシが初日のフリー・プラクティス中に右前腕部の肉を裂傷、カワサキのジョン・ホプキンスが2日目の予選中に左足首周辺と左ひざの骨を骨折する重傷を負い、この2名は揃ってオランダのレースを欠場したが、事故当日に傷口を縫い合わせて固定する手術を受けたカピロッシの方は順調に回復が進んでおり、まだ完治はしていないものの本人の復帰に向けての意志は強く、医師の許可も得られた事から今回のドイツGPからレースに出場する事が正式に決定している。

■カピロッシ「痛くても大丈夫、自分の身体の事は自分が一番よく知っている」

なお、カピロッシはオランダでの怪我以外にも、6月8日のカタルーニャGPのレース中に他のライダーに追突される形で転倒して右の手のひらを骨折しているが、現在までにこの怪我はほぼ完治している状態だという。ドイツからの復帰が決定したカピロッシはオランダで負った怪我の具合について「まだ回復途中なのでものすごく痛いが、走るのに必要な筋力は十分にあるし、自分の身体の事は自分が一番よく知っている。過去の経験から考えても今回のザクセンリンクでは問題なく走れる状態なので、全力を出し切って挑みたい」とコメント。

■ホプキンスは回復に6週間から8週間、復帰目処は夏休み明けのチェコGP
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写真一方、オランダGPのレース当日には母国のアメリカに緊急帰国して負傷した左足のさらなる精密検査を受けたジョン・ホプキンスだが、事故当日に見つかった足首の数ヶ所の骨折と、オランダでは精密検査が不可能だった左ひざ内部のダメージの詳細が現在までに判明している。ホプキンスは7月7日(月)にはアメリカで主治医による手術を受けているが、これらの回復には6週間から8週間の期間が必要と診断されており、レースへの復帰は早くとも夏休み明けのチェコGPからとなる。

■左足首に加えて左ひざ内部も骨折、半月板と周辺の骨にもダメージ

ホプキンスは当初から判明していた左足首周辺の数ヶ所の骨折に加えて、曲がりにくくなっていた左ひざは脛骨高原骨折(けいこつこうげんこっせつ)をしていた事がアメリカでの精密検査により新たに判明している。脛骨高原骨折とは、ひざから足首までの間に2本ある骨のうちの太い方である脛骨(けいこつ)の、直立時にひざ上の体重を受ける一番上の受け皿部分が骨折した状態だという。また、その上の半月板もダメージを受けていた事から、ホプキンスは関節が内部でひっかかり左ひざを動かせなかった様子だ。


■ドイツGPは代役なし、アメリカGPはAMAのジェイミー・ハッキングが代役

ドイツGPとアメリカGPのホプキンス欠場を正式にアナウンスしたカワサキ・レーシング・チームは、今週末のザクセンリンクでは特に代役を立てずに、アンソニー・ウエストのみのライダー1名体制でドイツGPを戦うとしているが、来週のアメリカGPでは代役ライダーを起用する事を同時に公表している。
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カワサキの発表内容によれば、アメリカGPでホプキンスの代役を担当するのは、AMAチャンピオンを3回経験(2003年と2006年のAMA Supersportチャンピオン、2006年のAMA Superstockチャンピオン)し、昨年はAMA Superbikeの年間ランキング6位、今年もAMA Superbikeに参戦し現時点のランキング4位につけるAMAカワサキのジェイミー・ハッキング(写真上の左。中央はイギリスGPでカピロッシの代役を務めたベン・スピーズ)だ。

■カワサキはオートポリスでハッキングをテストし高く評価

なお、今回の代役ライダーを決定するにあたり、今週にカワサキは日本のオートポリスにおいてZX-RRを用いた2日間のライダーテストを実施しており、この時にジェイミー・ハッキングは過去のラップレコードを上回る好調な走りを見せた事から、彼が昨年のアメリカGPにカワサキからワイルドカード出場したロジャーリー・ヘイデンに勝るとも劣らない実力者であるとチームは評価、今回の起用につながったという。


■ルイス・ダンティーンがアリーチェ・チームを辞任
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前回のオランダGPまでアリーチェ・チームの総監督を務め、そのチームの母体であるダンティーン・チームを長年に渡りオーナーとして運営してきたルイス・ダンティーンが、前回のオランダGPを限りに辞任を表明し、チームを離れた事をアリーチェ・チームは7月10日に公式発表している。

■チームは今後の運営体制のみ説明、突然の辞任についての説明はなし

アリーチェ・チームはルイス・ダンティーンの辞任理由などについては一切明らかにしてはいないが、今後のチーム運営は元チーム・コーディネータのフェリクス・ロドリゲスが引き継ぎ、技術総指揮はチームの元レース・エンジニアだったファビアーノ・ステルラッキーニが担当する事は説明している。また、ルイス・ダンティーンと共にチームの共同オーナーを務めてきたプラマック社のCEOであるパオロ・カンピノーティの位置づけは特に今後も変わらない様子だ。


■ザクセンリンク、旧東ドイツのモータースポーツを支えてきたサーキット

続いて、ザクセンリンク・サーキットの歴史や特徴、セッティングの方向性などについて紹介する。
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今週のドイツGPの舞台となるザクセンリンク・サーキットは、旧東ドイツ側となるドレスデンの街から南西に約50キロメートル、ケムニッツの街から2〜3キロの距離に位置する比較的小さなサーキットだが、平日に行われるグランプリ初日だけでも5万人を越える熱心なファンが訪れる事でも知られ、毎年MotoGPの開催時にはイタリアやスペインと同様に3日間で述べ20万人というMotoGPシーズン最大級の観客動員数を誇るという、レースウイークを通して活気の溢れるサーキットだ。


■ザクセンリンクの歴史

現在のザクセンリンク・サーキットは旧東ドイツに存在したオリジナルのザクセンリンク・サーキットとは全く異なる。オリジナルの旧ザクセンリンク・サーキットは全長8.6kmの公道コースを用いた高速サーキットとして知られ、旧コースが初めて世界GPのコースとして使用されたのは1961年の事だった。なお、この当時のドレスデンの街は、かつての東ドイツにおけるオートバイ・レース産業の中心地として栄えた場所であり、その中でモーター・スポーツに飢えた東ドイツの多くのレースファンを魅了してきたのが旧ザクセンリンク・サーキットだ。
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■高速ロングコースだった旧コースとは全く逆の特徴を持つ新コース

安全面の問題から死者が増加する傾向にあったこの危険な旧コースは、1972年を最後にGPカレンダーから外されたが、代わりにすぐ隣のケムニッツの町の近くに反時計回りの新コースが1996年に新設され、1998年からは旧サーキットと同じザクセンリンクの名でGPカレンダーに復帰し現在に至る。新コースは高速ロングサーキットだった旧コースとは全く特性の異なる3671メートルのショートサーキットとなり、現在のGPカレンダーの中では最も低速なサーキットとしても知られる。

ちなみに、旧コースにおける最後のドイツGPとなった1972年の最高峰クラス優勝者はジャコモ・アゴスティーニ。

■自動車の技能訓練施設としての利用も
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なお、現在のザクセンリンク・サーキットは、1996年に本格的な運営を開始する以前には自動車の運転訓練場としても使用されていた。現在でも、レースが開催されていない期間は運転技能や安全運輸の訓練場として使用される事があるという。

■改修の歴史、低速コースを高速化する為の努力を続けるザクセンリンク

ライダーたちの安全を確保する為に、速度が出過ぎないように改修を続ける他の多くのサーキットとは異なり、開設時から低速サーキットになりすぎたザクセンリンクだけは、毎年レース中の速度を上げようと主催者側は必死の努力を続けている。

現サーキットがザクセンリンクの名称でGPに復帰した98年当時、最高峰クラスの1周回における平均速度は時速143キロメートルと遅かったが、大きな改修のあった2000年の平均速度は時速150キロメートル、さらにコース終盤の高速ループ区間が追加された2001年から2003年の工事の後は時速158キロメートルの平均速度が記録されるようになった。
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しかしながら、それでもいまだにザクセンリンクがGPカレンダーの中で最も遅いサーキットである事には今も変わりがなく、MotoGPバイクの場合は1周回中に10%程度の割合でしかスロットルを全開にするタイミングがなく、マシンのパワーをフルに使う事は難しいという。

■昨年はアスファルトを全面改修、悪化した高速右コーナーの危険度

昨年の2007年にはアスファルトが全体的に改修され、再舗装が施された路面のグリップレベルは以前よりも向上しているが、近年のヨーロッパにおける他のサーキットの路面改修事例の大半と同じく、悪名高い12コーナー付近をはじめ、各コーナーまわりのでこぼこ状態は余計に悪化したとされており、一部のライダーからは高速右コーナーの危険度が増したとする苦情のコメントが相継いだ。


■コースレイアウトの特徴、マシン性能よりもライダーの技量
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ザクセンリンクはMotoGPカレンダーの中でも特に狭くて折れ曲がりのきついコースレイアウトを持ち、コーナー間の距離が全体的に短く、マシン性能による差がつきにくい事からレースは毎年白熱の接近戦となる。3.6キロという周回距離の短さから、MotoGPクラスのレースの周回数は30ラップと多めであり、その中でアクセルを全開にするタイミングも少なく、エンジンパワーだけでは優位性を確保できない。当然、勝利に向けてはライダーの繊細なマシンコントロールの技量が問われるサーキットだ。

■極度に低速の前半区間
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毎年接近戦となり、バトルが白熱する事からMotoGPを観戦するファンには非常に人気の高いサーキットだが、ライダーにとっては体力的に辛く、マシンやタイヤには厳しい負担がかかり、コース幅の狭さから追い抜き箇所も多くはないので、ザクセンリンクに苦手意識を持つライダーも少なくはないようだ。

特にMotoGP最高峰クラスのライダーたちに敬遠されがちなのがコースの前半区間であり、特に1コーナーから4コーナーにかけてはきついカーブが連続しておりハイパワーを誇るMotoGPバイクにとっては辛い区間となる。なお、6コーナーから7コーナーにかけても低速だが、ここはライダーにとっては比較的気持ちよく流れを楽しんで走れる区間だという。

■2003年までに新設された最終区間は高速ロングカーブ
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ザクセンリンクの中で多くのライダーに人気が高い部分は、僅か4つしかない右コーナーの1つである12コーナーだ。ここは完全なブラインドカーブになっており、恐怖感を抑えて時速200キロメートル以上の速度で飛び込んでから、急こう配を下って13コーナーに向かう事になる。この12コーナーの頂上付近では、気をつけないとリアが浮かび上がりそうになるので、マシンにはこの部分でトラクションがしっかりと得られるセッティングが不可欠になるという。

■連続する左カーブ、タイヤにとっては耐久テストさながらの側面荷重
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その他にザクセンリンクの大きな特徴としてあげられるのは、14あるコーナーのうちの右コーナーはたったの4つであり、ほとんどが左コーナーで構成されている事だ。さらに直線区間が少ないため、コース終盤の高速区間に入るまでマシンが直立する事はほとんどなく、バイクは常に左に傾いた状態になる。この事から、タイヤ左側面への負担が非常に大きく、タイヤの耐久性テストをしているような状態になるため、レース中はタイヤ左側のオーバーヒートに注意を要する。


■ザクセンリンクを走る上で必要なマシン・セッティング

スロットル全開のアクセルワークを行う場面があまりないザクセンリンクでは、トップエンドのエンジン出力よりも、ミッド・レンジの安定した出力性能が重要となる。すなわち、低中速域でのめりはりのきいたエンジン・マッピングと、それを受け止めるバランスの良いシャシーがライダーを勝利に導く。

また、ほとんどのコーナーは2速か3速のギアを用いるため、ミッションにかかる負荷が激しく、タイヤやシャシーだけではなくエンジンの耐久性も重要となる。サスペンションのセッティングは前回のアッセンと比べると、フロント・フォークとリアのサスペンションは柔らかめにする事が多いようだ。
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■エンジンパワーが不足気味のチームやメーカーにはチャンス

先述の通り、ザクセンリンクは高いトップスピードだけでは優位性を発揮できないコースだが、エンジンパワーが不足気味のメーカーやチームにとってはある意味大きなチャンスという見方もできるだろう。


■昨年のレース内容、初日と2日目は圧倒的に強かったブリヂストン勢

昨シーズン、2007年度ドイツGPの結果を簡単に振り返ってみよう。この年のレースウイーク中は3日間を通してドライ路面に恵まれており、予選を含む決勝当日午前のウォームアップまでの全ての5セッションを、ブリヂストンを履くドゥカティー・デスモセディチを駆る当時ポイントリーダーのケーシー・ストーナーが全て制している。
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■ブリヂストンが大の苦手のザクセンリンクを克服?

一昨年までブリヂストンはドイツでは一度も表彰台を獲得した事がなく、ザクセンリンクを非常に苦手なサーキットとして位置づけていたが、昨年のフリー・プラクティスの総合順位ではストーナーとカピロッシのドゥカティー・ブリヂストン勢がトップ2を独占、予選ではポールポジションのストーナーと共にブリヂストン1年目となるグレッシーニ・ホンダのマルコ・メランドリが1列目を確保するなど、レース前日までの流れはブリヂストン勢がミシュランを抑えて圧倒的優位に立つという、この年の傾向そのものだった。
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■予選結果、上位3列のほとんどをブリヂストン勢が確保

予選の上位9名は、ポールがドゥカティーのストーナー、2番グリッドがレプソル・ホンダのペドロサ、1列目最後の3番グリッドがグレッシーニ・ホンダのメランドリ、2列目4番グリッドがカワサキのド・プニエ、5番グリッドがホプキンス、6番グリッドがフィアット・ヤマハのロッシ、2列目7番グリッドがドゥカティーのカピロッシ、8番グリッドがプラマック・ダンティーンのバロス、9番グリッドがダンロップTECH3ヤマハのシルバン・ギントーリであり、ミシュラン勢は上位3列目までにペドロサとロッシの合計2名しか食い込めないという予選での惨敗を喫している。
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■レース当日、予想外の路面温度の急上昇、蘇るミシュラン勢

レースでもブリヂストン勢が圧倒的な強さを示すと思われた最終日、この日は路面温度が初日と2日目の午後に比べて20度近く高くなり、タイヤ勢力図は完全に逆転した。レースが進んで路面温度が上がるにつれて、1人全く異なるタイヤを選んでいたカピロッシを除くブリヂストンユーザーの全員がグリップ不足に苦しみ後退。レース中盤のラップタイムはレース序盤からトップに立ったペドロサを含むミシュラン勢が1分23秒台後半、1分24秒台中盤のカピロッシを除くブリヂストン勢のほとんどが1分25秒台後半という、全く勝負にならないレース展開となってしまった。
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■ミシュラン勢が圧倒的優位に立つ中、ロッシが痛恨の転倒ノーポイント

ミシュランが圧倒的優位に立つという2007年シーズン中としては珍しい展開となったこのレースの6ラップ目、スタートに失敗して1ラップ目にポジションを9番手にまで落とし、焦って順位挽回をはかっていたロッシが、オメガコーナー内の4コーナーでド・プニエを交わした直後に転倒。タイヤに苦しむストーナーとのポイント差を縮める絶好の機会を逃し無念のリタイア。当時ランキング2位のロッシはさらにポイントリーダー復帰への道から遠ざかってしまう。
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■優勝はペドロサ、タイヤ選択を間違えなかったカピロッシは2位、3位はヘイデン
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最終的にこのレースを独走状態で制したのはレプソル・ホンダのダニ・ペドロサ、2位
はブリヂストンに何とかザクセンリンクでの初表彰台をもたらしたドゥカティーのロリス・カピロッシ、3位表彰台は後方からの追い上げで次々とブリヂストン勢を交わしたレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンが獲得した。4位はフィアット・ヤマハのコーリン・エドワーズ、優勝確実と見られていたストーナーは5位だった。
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