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2008年7月18日
ここでは、7月13日(日)にドイツのザクセンリンク・サーキットにて行われたMotoGP第10戦ドイツGP決勝レースにおけるMotoGPクラスのレース概況と各ライダーや関係者のコメント、ならびに同日に行われた小排気量クラス(125cc,250cc)のレース結果などを紹介する。
■MotoGPクラスのレース結果、優勝はストーナー、ミシュラン勢はタイヤ選択ミス
MotoGPクラスの第10戦目を制したのは、3戦連続のポール・トゥ・ウインを9万8000人の観客が見守る雨のザクセンリンク・サーキットにて達成したドゥカティーのケーシー・ストーナーだった。気温14度、路面温度17度、湿度82%のフルウェット・セッションとなり、ハードコンパウンドを選択したミシュラン勢が揃ってグリップが得られずに苦戦を強いられる事になったドイツGPのMotoGPクラス決勝レース結果は以下の通り。
1) ケーシー・ストーナー AUS ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP8 47分30秒057(30周)
2) バレンティーノ・ロッシ ITA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 47分33秒765(30周)
3) クリス・バーミューレン AUS リズラ・スズキMotoGP GSV-R 47分44秒059(30周)
4) アレックス・デ・アンジェリス RSM サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ RC212V 47分44秒181(30周)
5) アンドレア・ドヴィツィオーゾ ITA JiRチーム・スコット RC212V 48分12秒079(30周)
6) シルバン・ギントーリ FRA アリーチェ・チーム デスモセディチ GP8 48分16秒705(30周)
7) ロリス・カピロッシ ITA リズラ・スズキMotoGP GSV-R 48分34秒540(30周)
8) ランディ・ド・プニエ FRA ホンダLCR RC212V 48分34秒645(30周)
9) 中野真矢 JPN サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ RC212V 48分46秒830(30周)
10) アンソニー・ウエスト AUS カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR 48分59秒332(30周)
11) ジェームス・トーズランド GBR ヤマハTech3 YZR-M1 47分41秒757(29周)
12) トニ・エリアス SPA アリーチェ・チーム デスモセディチ GP8 47分43秒954(29周)
13) ニッキー・ヘイデン USA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 48分13秒749(28周)
-) コーリン・エドワーズ USA ヤマハTech3 YZR-M1 32分10秒373(20周)
-) マルコ・メランドリ ITA ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP8 14分50秒161(9周)
-) ダニ・ペドロサ SPA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 8分05秒615(5周)
-) ホルヘ・ロレンソ SPA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 3分23秒795(2周)
●ドイツGP終了時点のポイントランキング
1) バレンティーノ・ロッシ [ITA] [フィアット・ヤマハ・チーム] 187
2) ダニ・ペドロサ [SPA] [レプソル・ホンダ・チーム] 171
3) ケーシー・ストーナー [AUS] [ドゥカティ・マルボロ・チーム] 167
4) ホルヘ・ロレンソ [SPA] [フィアット・ヤマハ・チーム] 114
5) コーリン・エドワーズ [USA] [ヤマハTech3] 98
6) アンドレア・ドヴィツィオーゾ [ITA] [JiRチーム・スコット] 90
7) クリス・バーミューレン [AUS] [リズラ・スズキMotoGP] 73
8) ニッキー・ヘイデン [USA] [レプソル・ホンダ・チーム] 73
9) ジェームス・トーズランド [GBR] [ヤマハTech3] 65
10) 中野真矢 [JPN] [サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ] 64
11) ロリス・カピロッシ [ITA] [リズラ・スズキMotoGP] 60
12) アレックス・デ・アンジェリス [RSM] [サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ] 38
13) トニ・エリアス [SPA] [アリーチェ・チーム] 37
14) シルバン・ギントーリ [FRA] [アリーチェ・チーム] 34
15) ジョン・ホプキンス [USA] [カワサキ・レーシング・チーム] 32
16) マルコ・メランドリ [ITA] [ドゥカティ・マルボロ・チーム] 32
17) ランディ・ド・プニエ [FRA] [ホンダLCR] 30
18) アンソニー・ウエスト [AUS] [カワサキ・レーシング・チーム] 22
19) ベン・スピーズ [USA] [リズラ・スズキMotoGP] 2
20) 岡田忠之 [JPN] [レプソル・ホンダ・チーム] 2
■レース序盤にストーナーを7秒引き離していたペドロサは転倒リタイア
なお、他のミシュランライダーと比較してやや柔らかめのコンパウンドを選択していたレプソル・ホンダのダニ・ペドロサは、レース開始と同時に好調なスタートを見せてトップに立つと、そのまま5ラップ目までに2番手のストーナー以下後続のライダーを7秒引き離す快進撃を見せたが、6ラップ目の1コーナーでフロントを滑らせて転倒、高速転倒時の勢いに乗ったままアスファルトを滑走してグラベルに激しく突入、アスファルトとグラベルの境目にある縁石に腕などを強打して左手周辺を骨折する重傷を負いレースをリタイアしている。
■左手の人さし指だけではなく手首の骨も骨折、右足首は当初の診断結果より軽傷
ペドロサの転倒時の状況についてはレース翌日に報じた内容の通りだが、怪我の状態についてはレプソル・ホンダのその後の発表によれば、当初発表された左手の指の骨折だけではなく左手首にも骨折箇所が発見されたようだ。
ペドロサはレース当日の夜10時には母国スペインのバルセロナにあるデシェウス病院に到着して一晩をその病院で過ごしており、彼の主治医であり今年の冬季シーズン中にセパンで骨折した右手のひらの手術も担当したハビエル・ミール医師のこの時の精密検査の結果によれば、左手の人さし指の第1関節の骨折と中指の強度の捻挫、ならびに両方の指の腱に血だまりができて炎症を起こしている事が再確認された他、左手首の太い骨にも亀裂が入っている事が判明している。
■レース翌日には内視鏡手術を実施
なお、心配された右足首については捻挫ですんでおり、初見で骨折が疑われた脛骨(けいこつ)には大きなダメージは幸い見つからなかった様子だ。ペドロサは翌日7月14日の月曜日にはミール医師による治療を受け、左手の人さし指の折れた骨は元の位置に戻され、捻挫と腱の炎症によりに動きが悪くなっていた中指と共に完全に固定、左の手首の骨には内視鏡手術が施された。
■ペドロサは少なくともアメリカGPの初日の走行には参加
ペドロサは手術後の32時間は入院を続け、ラグナ・セカ出場の可否を判断するための経過観察を受けているが、この結果、ペドロサはアメリカGP初日午前のフリー・プラクティスに参加する事がすでに決定しており、2日目以降のセッションへの参加を継続するかどうかについては当日の痛みの具合など、怪我の状況を見て判断する予定だという。
■MotoGPクラスのドイツGP決勝レース概況
以下に、ドイツGP決勝レースの内容を、アクシデントに見舞われたライダーのコメントなどと合わせて振り返り、それに続けて他の全ライダーやチーム関係者のレース終了後のコメントなどを一気に紹介する。
■ホールショットは他のミシュラン勢とは異なるコンパウンドのペドロサ
シグナルが消えると同時にホールショットを奪い、レース序盤から他のライダーよりも2秒近く速いラップペースで後続を大きく引き離しにかかったのは、ドライの予選で2番グリッドを確保し、午前のハーフウェットのウォームアップではトップタイムを記録していたレプソル・ホンダのダニ・ペドロサだ。
■ドヴィツィオーゾは2番手につけるもグリップが得られず後退
快調に飛ばすペドロサの後方2番手につけたのは2列目4番グリッドからの会心のスタートダッシュを見せたJiRチーム・スコットのアンドレア・ドヴィツィオーゾだったが、2ラップ目の開始時の1コーナーまでにドヴィツィオーゾはポールポジションからスタートしたドゥカティーのストーナーに交わされ3番手に後退。
■ヘイデンがオープニングラップ中に最後尾に
2ラップ目、ペドロサがリードを広げる中、2番手以下の後続にはストーナー、ドヴィツィオーゾ、エドワーズ、ロレンソ、トーズランド、ロッシ、ド・プニエ、ギントーリ、デ・アンジェリス、バーミューレン、カピロッシ、中野選手、ウエスト、メランドリ、エリアスが続き、3列目8番グリッドからスタートしたレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンはオープニング・ラップ中に次々と他のライダーに交わされて最後尾にまで後退した。
■またもマシントラブルに見舞われたヘイデン「他のライダーを邪魔したくなかった」
ニューマチック・バルブ・エンジン搭載マシンに乗り換えたイギリスGP以降、エレクトロニクス系トラブルが絶えないレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンだが、今回のヘイデンもやはりレース開始直後から同様のトラブルに悩まされ、今回のミシュランのタイヤ選択にも問題があった事から、8ラップ目にはピットインしてタイヤを交換、その後は周回遅れの13位でレースを完走している。
「今日はちょっとした苦難の日だった。ドライの時には週末を通して好調だったが、その状況はレースになり一変した。バイクは最近ウェットでの調子がいいので、雨が降った時には喜んだが、結局レースは災難に終わった。タイヤの選択が良くなかった上に、電子制御まわりの調子も何か良くない感じだったので、それらの問題点が組み合わさったのが原因だと思う」とヘイデン。
「ピットに戻ってリアタイヤを少し違うタイプのコンパウンドに変えてからは調子が大きく改善されたが、コースに復帰してからは他のライダーたちのレースを邪魔するような走りはしたくなかった。ただ、ポイントは少し獲得する事ができたし、すぐにラグナ週間なのでこのまま攻め続けたいと思う。移動の途中には、どこかで少し休憩できる場所を見つけたい」
■3ラップ目にロレンソが転倒
続く3ラップ目には、ポール・トゥ・ウインを達成したシーズン序盤の好調さが嘘のように中国GP以降は転倒と怪我が相継いだフィアット・ヤマハのホルヘ・ロレンソが、オメガコーナー奥の4コーナーで転倒し、このレース最初のリタイアとなった。
■ロレンソ「怪我はしなかったので悲しくない」
「雨ならいいレースができそうだったので午前中は気分が良かったが、レース開始前のウォームアップ・ラップの時には何かが正しくない状態に思えた。グリップが十分に得られていなかったので、そこで少し自信をなくしてしまった」とロレンソ。
「スタートはうまくいき、1コーナーでは2名のライダーを交わしたが、少し深く飛び込みすぎて結局ポジションを落としてしまったので、その後は順位を取り戻すために激しく攻め込む事になった」
「4コーナーからの出口でスロットルを開けた時にリアが滑って転んでしまった。とても残念だったが、今回は怪我をしなかったので自分自身については悲しくない。ただ、週末を通して必死に頑張ってくれたチームには、こんな結果になりとても悪い事をしたと思っている」
「まだパッケージを正しく機能させるには問題をいくつか解消する必要はあるが、レースをする度に気分が良くなっていくのが分かり今回は良かった。今はラグナ・セカで初めてレースができるのを楽しみにしている」
■ペドロサの激しい転倒後のトップはストーナー、ロッシは2番手に浮上
ストーナー、ドヴィツィオーゾ、エドワーズが形成する2位集団の背後にロッシが迫った6ラップ目の1コーナー、ここで快調にトップを独走していたペドロサが1コーナーのブレーキング時に転倒、先に紹介した通りの激しい転倒を喫してレースをリタイア。ペドロサの脱落により先頭に立ったのが、この時点にペドロサの7秒後方となる2番手を走行していたストーナーだ。
トップに立ち逃げに入るストーナーの後方では、ロッシが8ラップ目にエドワーズを交わし、9ラップ目序盤にはドヴィツィオーゾも交わして2番手に浮上。ドヴィツィオーゾはエドワーズにも交わされて4番手に後退し、表彰台圏内から外れてしまう。
■ド・プニエが7ラップ目にあわや転倒
同じ頃、14番手を走行していたランディ・ド・プニエが1コーナー付近にたまった水にタイヤを滑らせてグラベルを滑走、転倒は免れてコースに復帰するが、カピロッシ、メランドリ、ギントーリの3名に次々とポジションを奪われる。その後ドプニエはカピロッシからポジションを奪い返すが、最終ラップの最終コーナーでカピロッシに再び交わされ、最終的にレースは8位で終えている。
■転倒は免れたド・プニエ「右側面のグリップがなかった」
「前日までの2日間はフルウェットで走る機会がなかったし、午前のウォームアップはハーフウェットだったから、今回のレースはかなり厳しかった。レースではフロントとリアの両方にハードコンパウンドを選んだが、リアが硬すぎる感じだったし今回の選択は正しくなかったと思う。レース中は右側面のグリップが常に不足している状態だった」とド・プニエ。
「7ラップ目には1コーナー脇のグラベルにはみ出したが、あれは水の多くたまった場所を通ってフロントを失ったのが原因。その後はリズムを取り戻そうと頑張り、最後はカピロッシと7番手を争う事になったが、残り2周の時に雨が激しくなったせいでポジションを維持する事が難しくなり、カピロッシにはストレート前の最終コーナーで抜かれてしまった」
「正直、今回の成績にはあまり満足できていないが、この気象条件を考慮すれば8位はそれほど悪い結果ではないと思う」
■ホプキンスに続き背骨にひびの入ったウエストが8ラップ目に転倒
このレースを欠場しているチームメイトのジョン・ホプキンスが今年のカタルーニャで負傷した時と全く同じように、今回の初日のフリー・プラクティス中の転倒により背骨の骨盤近くにひびが入ってしまったカワサキのアンソニー・ウエストは、激しい背中の痛みにもかかわらず、5番手のバーミューレンと6番手のデ・アンジェリスを追い上げる好調な走りを見せていたが、8ラップ目には最終コーナーで単独ミスを犯し転倒、そこまでの勢いもむなしく12番手にまでポジションを下げてしまう。
■10位完走のウエスト「フットペダルが折れてしまった」
レースには復帰して完走を遂げるも、この転倒により得意のウェットレースを最終的に10位で終える事になるウエストは、レース後以下の通りコメントしている。
「今日は10位よりも高い位置で完走する事ができた筈なので残念。スタートがうまくいき、オープニングラップ中には順位を大きく挽回する事ができて、その時に4位を争っていたクリス・バーミューレンとアレックス・デ・アンジェリスの背後に迫っていた」とウエスト。
「彼らとの距離を維持するためにその後も激しく攻め込んだが、最終コーナーに向けてのフレーキング時にフロントを滑らせてしまった。本当に馬鹿げたミスだったと思うが、幸いバイクのダメージがそれほど大きくなく、そこからレースに復帰できたのは運が良かった」
「そこからは必死に走り、ポジションをできる限り多く挽回する事に集中したが、背中の怪我がすごく痛かったので本当に大変だった。転倒時に左のフットペダルが折れていたので力いっぱい踏み込む事もできなかった」
「まだ今シーズンのトップ10入りはたったの2回目だし復調と言えるレベルではない事は分かっているが、とにかくミスさえしなければ本当はもっと高い成績を残す事ができたと思う」
■バルトレミー「5位は確実に狙えたのに・・・」
また、今回のウエストのレース内容について、カワサキのコンペティション・マネージャーを務めるミハエル・バルトレミーは以下の無念の言葉を残した。
「今回はアンソニーにとって難しいレースウイークだった。プラクティス中の2回の大きな転倒により走りへの自信に影響が出てしまい、同時に背中には痛みの激しい怪我を負う事となった。また、各セッションの合間にひどく壊れたバイクの修復作業が必要になり、彼のクルーにも大きな負担を与えている」
「その結果として、彼の予選での走りに悪影響が出てしまい、厳しかった今回のレースのスタート位置を大きく下げる事になり、さらにも増して厳しい状況に陥ってしまった」
「アンソニーがレースを完走して、トップ10入りの結果を残した事は満足だが、本来であればもっと上の成績も望める状況だっただけに、本人と同様に私も少し残念に思っている。ウェットの時の彼の実力は証明済みだし、今日の午後も再びその走りを見られる筈だったが、その代わりに彼は単独ミスを犯し、5位が確実だったレース結果に影響を与えてしまった」
■不調のメランドリが3人目のリタイア
ミシュランタイヤに苦しむドヴィツィオーゾがバーミューレンとデ・アンジェリスにも立て続けに交わされて6番手に後退し、ミシュランユーザー内のトップを行くエドワーズもバーミューレンに交わされて4番手に下がった10ラップ目、ここで今シーズン前半の不振によりシーズン中のチーム離脱も噂されるドゥカティーのマルコ・メランドリが8番手を走行中にミスを犯し単独転倒、このレース3人目のリタイアとなった。
■メランドリ「怒りを感じる」
「他のレースと同様にあまり速く走れなかった事については落胆していないが、今回は自分たちの頑張りに見合う結果が何も得られなかった事に怒りすら感じている」とメランドリ。
「あの転倒は本当に残念だった。ウェットでは常にミスを誘発しやすいが、今回は感触が良かったし、タイヤも温まりバイクの調子が上がって速く走れるようになってきた所だった」
「何人のライダーを交わしたかは覚えていないが数は少なくはなかったし、速さにも満足できていて気分も良かった。前方の集団からは少し離されていたが、さらに調子は上がっていくだろうと感じていた」
「実際に今回は進展がありドライでもペースが上がっていたので、次のアメリカでどうなるか様子を見たい。あそこは素晴らしいサーキットだし、初日からうまくいく事を願っている」
■スッポ監督「改善の兆しは見えている」
なお、ドゥカティーMotoGPチームの監督を務めるリビオ・スッポは「マルコはウェットとドライの両方で改善の兆しを見せている。今日はその成果だけは得られなかったが、もっとも重要だったのは彼が転倒時に怪我を負わなかった事。数日後はすぐにラグナなので、彼はこのまま改善を進める事ができる筈」とメランドリの転倒後にコメントしている。
■表彰台圏内をかけて神経戦を続けるバーミューレンとデ・アンジェリス
10ラップ目には2番手のロッシが先頭を行くストーナーよりも0.8秒速いペースで周回するも、すぐにそれに気がついたストーナーがさらにペースを上げてロッシとの距離をさらに広げ、20ラップ目までにトップ2名の差は5秒にまで広がる。この間に激しい3番手争いを演じたのが3番手のリズラ・スズキのクリス・バーミューレンと、エドワーズを交わして4番手に浮上したサンカルロ・ホンダ・グレッシーニのアレックス・デ・アンジェリスだ。
エドワーズをはじめとするミシュラン勢が後方に下がり続ける中、得意の雨の中で今回も好調な走りを見せるレインマジシャン・バーミューレンに、初の表彰台をかけてデ・アンジェリスが背後から食い下がる。
■ミシュラン勢のトップだったエドワーズが21ラップ目に転倒リタイア
21ラップ目の最終コーナー、デ・アンジェリスからすでに7秒以上引き離されていた5番手のエドワーズが、リアを滑らせもんどり打ってアスファルトに落下、そこまでの健闘もむなしくこのレース4人目のリタイア・リストに加わっている。
■エドワーズ「ストーナーとロッシに追いつく術は一切なかった」
「今言えるのは、レース開始直後からひどく大変なレースだったという事だけ。路面状況が難しかったにしてもスタートはうまくいったので、その後は安定したペースで走る事を心がけようと思ったが、それすら難しい事はすぐに分かった」とエドワーズ。
「リアタイヤの感触があまりなかったので、週末を通して頑張ってくれたチームのために5位の位置をキープする事だけに全力を尽くしたが、それが結果として自分のいい走りにつながっていた」
「ただ、レースが進んでも状況は何一つ良くならず、その後はリアを下り坂の左コーナーで滑らせてしまった。転倒時には前触れが何もなかった。表彰台はすでに無理な状況だったから、大して攻め込んでいた訳でもないのにね」
「少なくともミシュランユーザーのトップを維持するために、ドヴィツィオーゾを背後に抑えようと考えていた。ケーシーとバレンティーノについていこうとも思ったが、彼らについていく術は何一つない状態だった。今日は5位が自分に可能な最高の成績だったと思う。ドライだったら表彰台を狙って戦えると思っていたので、それが少し残念」
「次戦はホームGPなので、転んだ時に怪我をしなかったのは幸運だった。とにかくアメリカのファンの前ではTECH3やヤマハと一緒にいい走りが見せたくて仕方がない」
■バーミューレンを交わしたいデ・アンジェリスの前にエリアスが出現
最終ラップまでの残り9周、ストーナーとロッシの差が5秒に固定される中、表彰台圏内を荒らそうバーミューレンとデ・アンジェリスは0.3秒の距離を維持したまま神経戦を続ける。そして後方のデ・アンジェリスがバーミューレンへの最後のアタックを決め込んでいた最終ラップ、そこには周回遅れのトニ・エリアスが出現。エリアスは2番手のロッシに交わされる際、青旗にもかかわらずレーシングラインを譲らずに、怒りのジェスチャーをロッシから送られたばかりだったが、最終ラップに入ってもエリアスの走行ラインは変わらなかった。
■デ・アンジェリス「抜き所で走行ラインを変えなければいけなくなった」
バーミューレンへの抜き所と決めていた場所でエリアスを避けなければいけなくなったデ・アンジェリスは、ストーナー、ロッシ、バーミューレンに続き、ムジェロと同じMotoGPクラス自己最高位となる4位でチェッカーを受け、その後は以下の通りコメントした。
「今日はひどい天気になったが、それでも気がつけば最後には表彰台をかけてのバトルになっていた。もちろんいいレースができるとは思っていたが、おそらく8位か9位を争う事になると思っていたので今回の4位にはすごく満足している。表彰台を逃したのは残念だったけどね!」とデ・アンジェリス。
「最後まで表彰台を狙い続けたが、終盤はバーミューレンと自分の両方がエリアスにひっかかり、彼の側を通過する時には走行ラインを変えなければいけなくなってしまった。第3区間は自分が速く走れる場所だったし、丘の一番高い部分で何とかしようと思っていただけにとても残念」
「いずれにしても、このレースの内容には満足している。不安に思える瞬間は一切なかったし、レース開始直後から好感触が得られた。最後までとてもいい走りができたと思う」
■グレッシーニ監督「予選の結果が残念でならない」
また、サンカルロ・ホンダ・グレッシーニのチーム監督を務めるファウスト・グレッシーニは、デ・アンジェリスの健闘と、そのチームメイトであり今回のレースを今期5回目の9位で終えた中野選手の走りについて以下の通り振り返っている。
「アレックスがウェットでの実力を示した素晴らしいレースだった。彼がこのサーキットでいい走りを見せてくれる事は分かっていたが、MotoGPクラスは全てのライダーが速く低いスタート位置からの戦いは楽ではないので、昨日の予選結果が残念でならない」とグレッシーニ監督。
「その状況にもかかわらず、アレックスはウェットを大の得意とするバーミューレンと表彰台圏内を争う事ができた。この4位の結果はアレックスが自信をつける上でも、チーム全体にとっても大変に重要なものだったと思う。ムジェロ以降、チームはプラクティス中の高い結果は残してきたが、それをレース結果に反映する事ができていなかったからね」
「残念ながら真矢はウェットでは特にフロントの感触を得る事ができず、その悪影響を最小限に抑えるための走りとなった。彼も今回はいいレースができると思っていたので非常に残念だが、彼が再び実力を発揮して見せるチャンスはすぐに訪れると信じている」
「今日のレースと同じレベルの成績か表彰台を獲得するには、今後も今と同じように頑張り続ける必要がある。実際、まだ一度も表彰台には到達できていないからね。今回はアレックスとチームの全員を祝福したい」
■表彰台3名の詳細コメント
レース序盤に絶好調の走りを見せたペドロサのリタイアにより、最終的に雨のドイツGPを制したのは3戦連続のポールポジションという快挙を成し遂げたドゥカティーのケーシー・ストーナーだった。3列目7番グリッドからスタートしたロッシは2位を獲得し、ペドロサがノーポイントに終わった事からポイントリーダーに復帰している。3位はデ・アンジェリスを最後まで抑えきり、今期初の表彰台をリズラ・スズキにもたらしたレイン・マジシャンのクリス・バーミューレンだ。
表彰台を獲得した上位3名の詳細コメントと一部関係者のコメントは以下の通り。
■優勝)ケーシー・ストーナー ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP8
ダニが遠くの方に走り去っていくのが見えましたが、走りの差は歴然でした。あの時の走行条件であのペースを維持するなんて、自分には到底できませんでしたからね。タイヤが温まるまでにもう少し時間が必要でしたが、その間にダニからはどんどん離されていく一方でした。
でも、それから数周後にメインストレートを通過している途中、その先の1コーナー脇のグラベルに彼のバイクが転がっているのが見えたんです。彼にとっては大変に残念な出来事でしたが、転んだにしても今日の彼の走りは本当にすごかったと今でも思います。
その後は自分の集中力との勝負でしたが、あまり楽とは言えませんでした。今週はずっと体調が悪く、レース中もあまり気分が良くなかったんです。また、かなり硬めのコンパウンドを選んでいた事もあり、数回怖い瞬間もありましたが、なんとか無事に切り抜ける事はできています。
できる限りの攻めの走りを続けて周回毎に後続との差を広げる事ができたので、後は最後までその差を保てるように頑張りました。
ランキングのポイント差をさらに少し縮める事ができて良かったです。今回もまたどんな気象条件に対してでも走りやすくバイクを仕上げてくれたチームに深く感謝するばかりですし、この勝利は彼らの努力の成果です。
■2位)バレンティーノ・ロッシ フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1
今日は雨のレースになり、ここでの過去のレースに比べればそれほど面白くはなかったにしても、それでもこの結果にはとても満足です。ランキング争いの中ではものすごく重要なレースでした。
先週はアッセンで自分がミスを犯し、今回はダニが同じような事態に陥り不運でしたが、これもレースですし、自分たちはランキングのトップに戻れたので状況はとてもいいです。ダニにとっては辛い結果でしたが、彼がまたトップ争いに復帰してくる事は間違いありませんよ。いずれにしても、今は真剣にケーシーを捕らえる方法を考える必要があります。ここ数戦を通して、今の彼はものすごく速いですからね。
今週もまたプラクティス中は正しいセッティングを見つけ出すのに時間をいくらか消費してしまい、これ以上の改善を進める時間が足りませんでした。
今日は3列目からのスタートだったので序盤が難しく、先頭集団との差が若干開きました。それからしばらくしてケーシーの後方につけた時のM1の調子はとても良く、ブリヂストンのレインタイヤのグリップもすごく良かったので、自信を持って激しく攻め込みましたが、彼に追いつく事は到底無理な状況でした。だから今の自分たちの目標は、今後のレースを1列目からスタートできるようにする事です。
●フィアット・ヤマハ(MI側)チーム監督 ダビデ・ブリビオ
ランキングのトップに戻る事ができましたし、自分たちにとっては大変にいいレースだったと思います。今はペドロサの怪我があまり深刻ではない事と、彼がラグナ・セカからレースに復帰し、これまでと同様の戦いができる事を祈っています
彼は最後まで全力で激しく攻めてレースを戦いました。結果は2位でしたが、3列目からスタートした今回はそれが達成し得る最大限の成績だったと考えています。すぐにラグナ・セカに移動しますが、あそこでも再び攻めていきますよ!
■3位)クリス・バーミューレン リズラ・スズキMotoGP GSV-R
ここドイツで表彰台に乗れてとても嬉しいです。プラクティスの時よりもかなりたくさんの水がサーキットに溢れていて難しいレースでした。
自分が望んだものよりも硬めのコンパウンドを熱心に薦めてくれたブリヂストンには心から御礼が言いたいです。おかげでものすごく調子良く走れました。また、あまりレイン用のセッティングがなかったにもかかわらずバイクの調子も好調でしたから、チームのクルー、それから日本のスズキのスタッフにも本当に感謝しています。
完璧ではないにしても十分な好成績を持ち帰る事ができたと思いますし、チームのためにも表彰台が獲得できて本当に良かったです。今回が好調な流れの始まりだと信じたいですね。次戦の舞台は自分が好きなサーキットですから、あそこでは一番上が狙えるといいですね!
●リズラ・スズキ・チーム監督 ポール・デニング
昨日は今週の難しい状況をなんとか打破するために全力を尽くすとはいいましたが、まさかここまでいい結果が得られるとは予想もしていませんでした。気象条件は戦いのレベルを均一化しましたが、クリスとロリスの素晴らしい走りを妨げるような事は一切ありませんでしたね。
今シーズンのクリスは少し不運続きでしたが、今回は彼とチームにとってのシーズン初表彰台ですから、これで報われたと思います。次戦は彼の得意なサーキットですし、それを目前にしてさらなる自信にもつながった事でしょう。
14番グリッドからスタートして、レース中盤には2位を狙って戦う事ができた訳ですから、本当に素晴らしい内容でした。前の2台についていける程のペースを今回は確保できませんでしたが、この3位表彰台はクリスおよび今シーズンを通して必死に頑張っている彼のクルーたち全員にとって素晴らしい結果だと思います。
■MotoGPクラス5位以下のライダーのコメント
MotoGPクラスのレース内容の最後として、5位以下の各ライダーのコメントを簡単に紹介する。未完走者やレース中のアクシデントに見舞われたライダーについては上記レース概況内のコメントを参照の事。
■5位)アンドレア・ドヴィツィオーゾ JiRチーム・スコット RC212V
これで3回連続の5位完走になるので、これは喜ぶべき結果なんだと思う。それに今日はミシュランユーザーの中では一番速かったしね。ただ、今日は選択肢の中から一番最適なタイヤを選ぶ事ができていたかどうかは分からないし、単にライバルたちのウェットタイヤの完成度の方が高かったのかもしれないが、いずれにしても今週末の自分たちの仕事の質の高さには満足できている。
フリー・プラクティス中はずっとドライだったので、手探り状態の中でハードのリアタイヤを1本選択したが、そのタイヤではあまりマシンを思い通りに傾ける事ができず、コーナーで十分に速く走る事ができなかった。
エドワーズに抜かれた時には彼をそのまま逃がさないように頑張り、彼がミスをして転ぶまではずっと一定の距離を保ちながら頑張ったが、昨日の予選の結果が良く今日はスタートもうまくいっていただけに、もっと上の成績を期待していた。
今からアメリカのラグナ・セカに直行する事になるが、以前に一度も走った事のないとても独特なサーキットなのですごく興味がある。
■6位)シルバン・ギントーリ アリーチェ・チーム デスモセディチ GP8
今日はとにかくいい1日だった。今週は浮き沈みが激しく、金曜日はすごく速く走れていたのに、昨日は午前中に転倒して首の痛みがひどくなり、午後の予選はうまくいかなかった。
でも今日のレースはすごく調子が良かった。トラクション・コントロールに問題があった事だけは残念だったが、なくても特に困らないし、そのままだと危険だからスイッチを切ったらそれがうまくいき、アクセル操作は忙しくなったがとても楽しむ事ができた。
チームとドゥカティー、それにブリジストンには感謝しなければいけない。この結果に辿り着く上で彼らの支援は本当に重要だった。今後も一緒に頑張り続けて、さらに上の成績を狙っていきたい。
■7位)ロリス・カピロッシ リズラ・スズキMotoGP GSV-R
クリスが3位の快挙を果たした事をチームのためにも本当に嬉しく思う。全員にとって大きな意味を持つ結果と言える。
今日のレース中はずっと自分との戦いだった。レースが半分を過ぎたところで痛みがひどくなり、方向転換するのが難しい状況に陥った。ただ、それでも今回のウェット・コンディションは自分の怪我への負担の面では有り難かった。
ランディーとのバトルになり、最終コーナーで彼を交わすことができたのは自分の励みになった。怪我でも戦う事ができた訳だし、次戦までにもっと回復が進むのは間違いないから、さらにもっといい走りができる筈。
■8位)ランディ・ド・プニエ ホンダLCR RC212V
(レース概況内のコメントを参照)
■9位)中野真矢 サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ RC212V
この結果には本当にがっかり。残念ながらレースの序盤にはバイクからいい感触を得る事ができなかった。最初の数周はフロントのグリップが悪く、全体的に今回の路面条件では快適に走る事ができなかった。
自分のペースを維持しようと頑張ったが、コース上に水が溢れていたのが自分にとっては辛かった。チームのためにも残念な結果だったが、次戦のラグナ・セカに向けては期待を持って挑みたいし、楽しみにしている。
■10位)アンソニー・ウエスト カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR
(レース概況内のコメントを参照)
■11位)ジェームス・トーズランド ヤマハTech3 YZR-M1
自分にとってはMotoGPに来て最初のウェットレースだったが、まだ学ばなければいけない事の多さを認めざる得ない状態。今日の午後は難しかった。
スタートは信じられないほどうまくいって、1コーナーを抜けた時には5位の位置につけていたし、ほとんど4位と差がなかった。これでうまくいくぞと内心思ったが、その直後、先頭集団についていくのは難しい事だと理解した。
オープニングラップ中にも数回危うい瞬間があり、その後はあっという間にポジションが下がってしまった。悔しかったのは、それに対処する方法が何一つなかった事。ホルヘ・ロレンソが目の前で転んだので、あまり激しく攻めて走りたくはなかったし、リアのグリップ不足に苦しんでいるのは自分だけじゃない事も分かっていた。
このバイクでの走行経験の少なさは、雨の戦いを厳しいものにした。ある一定のスピード以上は出せなかったし、全く速く走れなかった。今の問題は自分があまり良くない状態にある事なので誰を責める事もできないが、今週はバイクのセッティングに関して言えばかなり大きな進歩が得られているので今後に期待は持てる。1列目からはコンマ5秒差しかなかったし、ウォームアップの時は4番手タイムだったので、悪いレースウイークではなかったと思う。
今週は多くの問題点を解消する事ができたしチームの仕事ぶりも素晴らしかったので、自分もチームもうまくやれる事が良く分かっているラグナ・セカに戻れるのを今から楽しみにしている。あそこは良く知っているサーキットだから、いつものように楽じゃない事は分かっていても、気分良く向かう事ができる。
■12位)トニ・エリアス アリーチェ・チーム デスモセディチ GP8
今日のようなウェットのレースは常に簡単にはいかない。フロントへの荷重が大きすぎてリアが扱いにくかったが、恐らく今日はバイクのセッティングにミスがあったんだと思う。この結果、最後の数周しかいいラップタイムを出せなかった。
今日はウェットのサーキットでは自分の過去最悪の部類に入る走りだったが、似たような走行条件が今後あれば今日のデータを活用できると思う。今も気持ちは前向きのままだし、アメリカでは結果を挽回したい。
■13位)ニッキー・ヘイデン レプソル・ホンダ・チーム RC212V
(レース概況内のコメントを参照)
■250ccクラスのドイツGP決勝レース結果
以下に、気温15度、路面温度18度、湿度75%のウェット・セッションとなった250ccクラスのレース結果を示す。優勝は08年型マシンを手に入れてウェットでも好調な走りを見せたジレラのマルコ・シモンチェリ。KTMの青山博一選手は17ラップ目に転倒を喫したが、その後はコースに復帰して8位を獲得。JiRチームスコットの高橋裕紀選手は9位だった。
1) マルコ・シモンチェリ ITA メティス・ジレラ ジレラ 45分36秒703(29周)
2) エクトル・バルベラ SPA チーム・トース・アプリリア アプリリア 45分38秒960(29周)
3) アルバロ・バウティスタ SPA マプフレ・アスパル・チーム アプリリア 45分39秒126(29周)
4) ミカ・カリオ FIN レッドブルKTM 250 KTM 45分40秒853(29周)
5) フリアン・シモン SPA レプソルKTM 250cc KTM 45分41秒549(29周)
6) マティア・パッシーニ ITA ポラリス・ワールド アプリリア 45分44秒835(29周)
7) トーマス・ルティ SWI エミー・カフェラテ アプリリア 46分15秒005(29周)
8) 青山博一 JPN レッドブルKTM 250 KTM 46分25秒629(29周)
9) 高橋裕紀 JPN JiRチーム・スコット250 ホンダ 46分26秒765(29周)
10) ロベルト・ロカテリ ITA メティス・ジレラ ジレラ 46分28秒373(29周)
11) アレックス・バルドリーニ ITA マテオーニ・レーシング アプリリア 46分45秒499(29周)
12) ファブリツィオ・ライ ITA カンペテーラ・レーシング ジレラ 46分45秒665(29周)
13) アレイックス・エスパルガロ SPA ロータス・アプリリア アプリリア 46分48秒054(29周)
14) エクトル・ファウベル SPA マプフレ・アスパル・チーム アプリリア 46分48秒357(29周)
15) ユージェーヌ・ラバティ IRL ブルセンス・アプリリア アプリリア 46分50秒559(29周)
16) ラタパー・ウィライロー THA タイ・ホンダPTT SAG ホンダ 47分06秒679(29周)
17) イムレ・トース HUN チーム・トース・アプリリア アプリリア 45分54秒806(28周)
18) Alen Gyorfi HUN モーターサイクル・コンペティション・サービス ホンダ 46分13秒583(28周)
19) ドニ・タタ・プラディタ INA ヤマハ・プルタミナ・インドネシア ヤマハ 46分24秒376(28周)
20) Toni Wirsing GER レーシング・チーム・ジャーマニー ホンダ 46分16秒021(27周)
-) フェデリコ・サンディ ITA Zongshen Team of China アプリリア 35分33秒815(22周)
-) ルーカス・ペセック CZE オート・ケリー-CP アプリリア 29分03秒001(18周)
-) カレル・アブラハム CZE カルディオンABモーターレーシング アプリリア 4分59秒066(3周)
-) アレックス・デボン SPA ロータス・アプリリア アプリリア 5分26秒623(3周)
-) ルッセル・ゴメス SPA ブルセンス・アプリリア アプリリア -分-秒-(0周)
-) マヌエル・ポッジャーリ RSM カンペテーラ・レーシング ジレラ -分-秒-(0周) ※Not starting
■125ccクラスのドイツGP決勝レース結果
以下に、気温16度、路面温度19度、湿度57%のドライ・セッションとなった250ccクラスのレース結果を示す。優勝は今期好調のポイントリーダーであるアジョ・モータースポーツのマイク・ディ・メッリオ。I.C.チームの中上貴晶選手は19位。KTMアランの小山知良選手は25ラップ目にマルク・マルケスと接触し転倒リタイア、左手首を捻挫したが骨折などの深刻な怪我は免れている。
1) マイク・ディ・メッリオ FRA アジョ・モータースポーツ デルビ 40分03秒710(27周)
2) ステファン・ブラドル GER グリズリー・ガス・キーファー・レーシング アプリリア 40分05秒720(27周)
3) ガボール・タルマクシ HUN バンカハ・アスパル・チーム アプリリア 40分06秒443(27周)
4) ブラッドリー・スミス GBR ポラリス・ワールド アプリリア 40分06秒557(27周)
5) シモーネ・コルシ ITA ジャック&ジョーンズWRB アプリリア 40分12秒827(27周)
6) サンドロ・コルテセ GER エミー・カフェラテ アプリリア 40分12秒959(27周)
7) ニコラス・テロール SPA ジャック&ジョーンズWRB アプリリア 40分12秒967(27周)
8) スコット・レディング GBR ブルセンス・アプリリア・ジュニア アプリリア 40分34秒488(27周)
9) エステベ・ラバト SPA レプソルKTM 125cc KTM 40分36秒021(27周)
10) マルク・マルケス SPA レプソルKTM 125cc KTM 40分36秒744(27周)
11) ドミニク・エジャーター SWI アジョ・モータースポーツ デルビ 40分36秒831(27周)
12) アンドレア・イアンノーネ ITA I.C.チーム アプリリア 40分36秒844(27周)
13) ペレ・トゥトゥサウス SPA バンカハ・アスパル・チーム アプリリア 40分36秒881(27周)
14) Marcel Schrotter GER Toni Mang Team アプリリア 40分36秒918(27周)
15) パブロ・ニエト SPA オンデ2000KTM KTM 40分37秒465(27周)
16) エフレン・ヴァスケス SPA ブルセンス・アプリリア・ジュニア アプリリア 40分38秒264(27周)
17) ポル・エスパルガロ SPA ベルソン・デルビ デルビ 40分41秒486(27周)
18) スティーヴィー・ボンセー USA デグラーフ・グランプリ アプリリア 40分41秒582(27周)
19) 中上貴晶 JPN I.C.チーム アプリリア 40分57秒950(27周)
20) マルビン・フリッツ GER キーファー・ボス・ソティンJrチーム Seel 41分01秒959(27周)
21) アレックス・マスボー FRA ロンシン・レーシング ロンシン 41分17秒912(27周)
22) ルイ・ロッシ FRA FFMホンダGP125 ホンダ 41分18秒965(27周)
23) ロベルト・ミュアサン ROU グリズリー・ガス・キーファー・レーシング アプリリア 41分20秒066(27周)
24) Marco Ravaioli ITA マテオーニ・レーシング アプリリア 41分20秒564(27周)
25) トビアス・シーゲルト GER Adac Nordbayern e.v. アプリリア 40分59秒273(26周)
-) ロレンソ・サネティ ITA ISPA KTMアラン KTM 39分16秒525(25周)
-) 小山知良 JPN ISPA KTMアラン KTM 36分05秒926(24周)
-) ラファエレ・デ・ロサ ITA オンデ2000KTM KTM 32分58秒768(22周)
-) ジュール・クルーセル FRA ロンシン・レーシング ロンシン 29分35秒570(19周)
-) セルジオ・ガデア SPA バンカハ・アスパル・チーム アプリリア 22分35秒351(15周)
-) ロビン・ラッサー GER グリズリー・ガス・キーファー・レーシング アプリリア 22分58秒927(15周)
-) ジョアン・オリベ SPA ベルソン・デルビ デルビ 21分17秒057(14周)
-) Sebastian Kreuziger GER RZT-Racing ホンダ 22分04秒480(14周)
-) ミヒャエル・ランセデール AUT I.C.チーム アプリリア 19分17秒659(12周)
-) Bastien Chesaux SWI S3+WTRサンマリノ・チーム アプリリア 13分59秒077(9周)
-) ダニー・ウェッブ GBR デグラーフ・グランプリ アプリリア 8分06秒392(5周)
-) ヒューゴ・バン・デン・ベルグ NED デグラーフ・グランプリ アプリリア 6分47秒455(4周)
-) ランディ・クルメンナッハ SWI レッドブルKTM 125 KTM 4分46秒045(3周)
-) Eric Hubsch GER チーム・ザクセンリンク アプリリア 3分15秒970(2周)
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