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ドイツGP予選後の続報とコメント、ストーナーは4連続ポール
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インテリマーク編集部
  2008年7月13日

MotoGP第10戦目となるドイツGPが、7月12日(土)の午後に最終予選を迎えている。ここでは、この日にザクセンリンク・サーキットで行われたMotoGPクラスの予選の結果と概況、ならびに各ライダーのコメントなどを紹介する。

■完全ドライ・コンディションとなった2日目の予選
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朝方には雨に見舞われたドイツGPの2日目だが、この日のMotoGPクラスは午前のフリー・プラクティス3の前半は路面が濡れていたものの、そのセッション最後の30分間はドライ路面となり、午後に入ってからは一切雨に悩まされる事なく完全なドライ・コンディションの中で予選が行われている。


■MotoGPクラスの転倒者は午前中に2名

午前中は乾きかけの不安定な路面の影響もあり、アリーチェ・チームのシルバン・ギントーリとカワサキのアンソニー・ウエストの2名が揃って高速コーナーで転倒しているが、幸いこの時の2名に深刻な怪我はなかった。

■予選ではメインマシンを使えなかったギントーリ
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この午前の転倒の際にシルバン・ギントーリは調子の良かったメインマシンを大破しており、午後のセッション開始までにその修理が間に合わず、予選はセカンドマシンに乗って挑んでいる。

■初日の転倒時に背骨にひびが入っていたウエスト
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なお、初日に引き続き時速200キロメートル以上の速度で8コーナーを通過時に転倒したアンソニー・ウエストは、この時に新たな怪我はなかったものの、初日の転倒時に強打した背骨には小さな亀裂が入っていた事がクリニカ・モバイルでの調査後に判明しているが、激しい痛みを訴えながらもウエストは今後も全てのセッションに参加する予定だ。


■ドイツGP、MotoGPクラスの予選結果
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以下に、気温20度、路面温度27度、湿度48%、ドライ・コンディションとなったこの日のMotoGPクラスの予選結果を示す。

1) ケーシー・ストーナー AUS ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP8 1分21秒067
2) ダニ・ペドロサ SPA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 1分21秒420
3) コーリン・エドワーズ USA ヤマハTech3 YZR-M1 1分21秒519
4) アンドレア・ドヴィツィオーゾ ITA JiRチーム・スコット RC212V 1分21秒656
5) ホルヘ・ロレンソ SPA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 1分21秒795
6) ランディ・ド・プニエ FRA ホンダLCR RC212V 1分21秒821
7) バレンティーノ・ロッシ ITA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 1分21秒845
8) ニッキー・ヘイデン USA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 1分21秒876
9) 中野真矢 JPN サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ RC212V 1分21秒920
10) アレックス・デ・アンジェリス RSM サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ RC212V 1分21秒977
11) ジェームス・トーズランド GBR ヤマハTech3 YZR-M1 1分22秒126
12) トニ・エリアス SPA アリーチェ・チーム デスモセディチ GP8 1分22秒256
13) ロリス・カピロッシ ITA リズラ・スズキMotoGP GSV-R 1分22秒542
14) クリス・バーミューレン AUS リズラ・スズキMotoGP GSV-R 1分22秒601
15) シルバン・ギントーリ FRA アリーチェ・チーム デスモセディチ GP8 1分22秒938
16) マルコ・メランドリ ITA ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP8 1分23秒131
17) アンソニー・ウエスト AUS カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR 1分23秒158

■ストーナーが4戦連続ポールポジション

今回の予選を制したのも、シーズン序盤の不調から完全に脱出し、7戦目のカタルーニャから4戦連続してポールポジションを獲得したドゥカティーのケーシー・ストーナーだった。2番グリッドは今期7回目の1列目グリッドを獲得したポイントリーダー、レプソル・ホンダのダニ・ペドロサ、3番グリッドは今期5回目の1列目となるTECH3ヤマハのコーリン・エドワーズだった。


■予選中のトラブル、進路妨害についてロレンソがロッシに謝罪
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午後の予選中の目立った出来事としては、セッション残り17分の時点で第1区間から第3区間までの区間タイムを全て更新していたフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシの走行ラインを、ピットに入ろうとスローダウンしていたチームメイトのホルヘ・ロレンソが最終コーナーで妨害する形になった件について、ロレンソは「本当に申し訳なかった。彼が背後に迫っている事は全く知らなかった。その時には全く状況を把握しておらず、後から知って本当に残念に思っている」と述べ、ロッシに対し深い謝罪の気持ちを表明している。

■ヘイデンのマシンに今回も電気系トラブル
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新型エンジンを実戦投入して以来、エレクトロニクス系のトラブルが絶えないレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンだが、今回の予選の最中にもマシントラブルに悩まされた様子だ。ヘイデンが3本目の予選タイヤでタイムアタックしている際にフロント・ホイールのセンサーに問題が発生しており、ヘイデンはこの影響で走行リズムを崩したとコメントしている。

■ド・プニエ「コンマ3秒のロスだが仕方がない」
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その他には、ホンダLCRのランディ・ド・プニエが、予選のタイムアタック中に中野選手が前方にいた事でタイムをコンマ3秒ロスしたと述べているが「これもレースの一部だし、みんながソフトタイヤで頑張っている時の事なので仕方がない」とコメントを追加している。


■ブリヂストン勢が予選タイヤに苦戦
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今回のドイツは全体的にブリヂストン勢の予選タイヤでの苦戦が目立つようだ。ロッシ、中野選手、デ・アンジェリス、カピロッシ、バーミューレン、メランドリ、ウエストなど、上位に食い込めなかったブリヂストン勢のほとんどが予選タイヤ装着と同時に何らかの問題が生じて速く走れなくなった事をコメントしている。

■落胆するグレッシーニ・チーム「フリー・プラクティスでは好調なのに」
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この中でも、特に2日間のフリー・プラクティスの総合2番手につける好調さを見せていたサンカルロ・ホンダ・グレッシーニのデ・アンジェリスの落胆ぶりは大きい。予選では10番グリッド獲得に終わったデ・アンジェリスは、予選タイヤの性能をうまく使い切れていない事を再び今後の課題とし、ブリヂストンと解決策を探りながら、自身のライディングスタイルも見直していきたいとしている。

また、初日のデ・アンジェリスの総合2番手タイムに歓喜していたファウスト・グレッシーニ監督の落胆ぶりも同様に大きく、「今日の予選結果には本当に残念。3回のフリー・セッションは非常に良好だったが、予選タイヤになると性能が使い切れなくなる問題を抱えており、それが自分たちをいいグリッドポジションから遠ざける結果を生んでいる。率直に言って、もっと高い結果を今回は期待していたし、アレックスが予選タイヤでもいいタイムを記録する事を願っていた。アレックス本人の努力は昨日と何も変わっていない。いずれにしても、昨日と今日の午前中まで彼は速く走れていたので、レースでもいい走りができる事を願っている。真矢に関してはレースペースを改善する事ができたので満足している。彼は明日もいい走りを見せてくれると思う」と予選後にコメントしている。

■アリーチェ・チーム「マシンは良くなったがまだ課題も多い」
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今回のドイツGP初日はマシンがドゥカティー・ワークスと同等の仕様になった事を喜んでいたアリーチェ・チームの技術監督は、今回の予選後に「改良型マシンの性能は非常に高いがまだやるべき事が多いのも事実」とコメント。ただし4列目12番グリッドを獲得したエリアスは今週の内容には満足しており「予選結果はそれほど高くないにしてもレースペースが戦えるレベルに上がってきている事に満足」と述べている。なお、午前の転倒の影響でメインマシンを使えなくなり5列目15番グリッドに終わったギントーリは「本当に腹が立つ。午前に転んだせいで少し自信を失ってしまった。本来の自分たちの実力は15番グリッドより上」と非常に不機嫌だ。

■レースタイヤ装着時の仕上がりには自信を示すリズラ・スズキ勢
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リズラ・スズキの2名も他のブリヂストン勢と同様に予選タイヤ使用時の問題を述べているが、揃ってレースペースには自信がある様子だ。アッセンでの右腕の怪我の痛みを抱えながらも今回からグランプリに復帰し、予選は5列目13番グリッドに終わったカピロッシは「予選タイヤには苦しんだが、セッティングは昨日から大幅に改善できたしレースペースも問題ない。体調はまだあまり良くはないし、筋力も100%ではないが、今日は可能な限り限り激しく攻めたつもり。ここは自分たちにとって楽なサーキットではないが、レースに向けては悪くない状況。明日は全力で頑張りたい」とコメントしている。5列目14番グリッドのクリス・バーミューレンは、「走り込んだタイヤでも一貫したペースが維持できているし、タイムは昨日よりもかなり良くなったが、予選タイヤを履いた途端に速く走れなくなったので、ブリヂストンと原因を調べていきたい」と予選後に述べた。
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■メランドリ「進展はあったが、予選タイヤではうまく走れなかった」

6列目16番グリッド獲得に終わったドゥカティーのマルコ・メランドリは「今週は前進があったと思っていたのに、予選タイヤを使いこなせず残念。レースがドライならそれほど悪い状況になるとは思わないし、順位は挽回できると思う。何より自分が楽しんで走れる事を願っている。ここはバイクとタイヤへの負担が大きいのでフルレース周回は大変だが、最近のレースよりは今回の方が自信は持てる」と予選後にコメント。
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■カワサキのウエストは予選タイヤ装着時にチャタリング

背骨に激痛を抱えながらも予選に出場、最後尾の17番グリッド獲得に終わったカワサキのアンソニー・ウエストは「予選タイヤを装着したらリアのグリップ力が強くなった影響でチャタリングに悩まされた。レースタイヤの時には同様の問題は発生していない」とコメント。
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■予選終盤にセッティングの改善に成功したトーズランド

ミシュラン勢では、フリー・プラクティス中は慣れないザクセンリンクのコースレイアウトとマシンのセッティングに苦しんでいたジェームス・トーズランドが、予選の終盤にポジションを11番グリッドにまで挽回している。トーズランドは「荷重がフロントに急激に移動する問題に苦しみ、その影響でブレーキング時にリアが軽くなって予選タイヤのグリップがあまり活かせなかったが、チームがセッティングを調整してくれた後の最後のアタックでは荷重移動の問題が大きく改善され、そこまでの予選タイムを1秒改善して22秒台に入る事ができた」と述べ、レースに向けてマシンの調子が上がった事に満足している様子だ。
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■上位3列内のグリッドを獲得したライダーの予選後のコメント

以下に、上位3列目までのグリッドを獲得した9名のライダーのコメントを示す。
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■1列目

●ポールポジション)ケーシー・ストーナー ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP8

予選はこれまで自分たちの得意分野では決してないと思っていたが、どうやら現状を見るとそうでもなくなってきた。これはチームと、特に最近はこの分野に力を注いでくれているブリヂストンのおかげ。だから彼らには本当に感謝しているし、一緒に4連続ポールを今回楽しむ事ができたのはそのメンバー全員にとって素晴らしい事だった。
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ここまではいい週末を過ごせているが、まだ完璧とは言えない。昨日の転倒の影響で少し自信が持てなくなっている部分もある。ただ、今日はコーナリング中のフロントの感触が良かったので、また攻めの走りができるようにはなった。

第4区間では少しリアのホイールスピンに苦しんでいたので一番最後のタイムアタックの時にはポールポジションが狙えるとは思っていなかったが、第3区間が十分に速かったおかげでなんとか大丈夫だったらしく、すごく嬉しく思っている。
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今日は路面温度が昨日と比べて15度も低く、ハード・コンパウンドでの走りに少し苦しんだので、レースタイヤの選択は明日の気象条件を見てから決めたい。今回はどんなに激しく攻め込んでも昨日と同じタイムは出せなかった。だから明日に太陽が戻ってきてくれればタイヤの選択はすごく楽になる筈!

今は年間ランキングの中での追い上げをチームと一緒に全力で頑張っている。逆転が可能かどうかは今後の頑張り次第。


●2番グリッド)ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム RC212V
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今日はすごく順調だったし、2番グリッドという結果にはとても満足している。最終セクションの途中で予選タイヤが消耗しきってしまったので、こんなに高い結果が得られるとは思ってもいなかった。ここは特に第1区間がものすごく狭いから、1列目からのスタートはとても重要。

全体的に見ていいセッションだった。シャシーのセッティングを改善できたのでバイクの感触がとても良くなっている。今回の第1目標は1列目の確保だったので、明日には自信を持って挑める。ただ、レースペースをさらに上げていくにはもう少し調整を続ける必要はある。
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今回も最大の不安要素は気象条件。天気予報はいまだに雨の可能性を伝えているので、実際にどうなるのはその時を待つしかなさそう。


●3番グリッド)コーリン・エドワーズ ヤマハTech3 YZR-M1
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今朝はベッドの悪い方向から起き上がったのかどうかは覚えていないが、午前中は色々新しく試した事が何もうまくいかず昨日とはほど遠い状況だった。

午後は早めに予選タイヤを試したが、これは気象条件が変わるのを恐れての事だった。普通なら、ペースがまだ十分ではない時に予選タイヤを履いて、最終的に9番グリッドにまで下がってしまうような事態は嫌うけどね。

写真ここは追い抜きが難しいコースなので、1列目を獲得できたのはチームのためにも良かったと思う。以前にこのサーキットでうまく走れた事は一度もないので、もし木曜日に誰かから「君は1列目からスタートして表彰台を狙っていけるよ」なんて言われていたとしても返事には困った筈だが、いずれにしても今回の結果は全てがうまくいっている証拠だし、バイクとタイヤ、そしてチームも含めて素晴らしいパッケージに仕上がっている事は間違いない。

もう少しフロントの感触が緻密に分かるようにしたいところだが、これは路面温度次第だと思う。耐久性を考慮してフロントには硬めのタイヤを装着する必要があるが、これは今のところうまくいっているし、路面温度が上昇してくれれば調子はさらに上がる筈。今日の路面温度は26度程度しかなかったしね。

明日は雨かもしれないので、その時には今年のウェット用ジオメトリの改善に取り組みたい。今のところこれには少し苦労しているが、去年のドニントンで2位だった時のウェットセッティングや、先月のドニントンの予選で使ったウェットセッティングもあるし、毎回雨の時にはそれらのデータをひっぱり出してきては再利用している。

だから明日が雨になってもじたばたするような心配はないし、新しい事にもいくつか取り組むつもり。朝のウォームアップがウェットならセッティングに使える時間は20分間しかないけどね。とにかくパッケージ全体の調子はすごくいいので、明日はトップ集団で戦える事を期待している。


■2列目

●4番グリッド)アンドレア・ドヴィツィオーゾ JiRチーム・スコット RC212V
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今日の予選中での進歩の状況には満足できている。レース用のフロントタイヤを履いてリアの予選タイヤをうまく使う方法が今回分かったし、最後のタイムアタックでは4番グリッドにまでポジションを上げる事ができた。

明日はここ最近のレースとはスタートが異なる。1列目に近いところからスタートできるので、その優位性を最大限に活用できるようにしたい。すぐに先頭集団に加わればいいレースができると思う。
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ザクセンリンクはエンジンパワーを特に必要としないが、その代わりにスムーズなエンジン出力がいい走りにつながるので、自分たちにとっては好都合だろう。ラップタイムはどのライダーも接近しているので、見応えのあるレース展開になる筈。

自分のペースは1分22秒後半だが、他のライダーは1分22秒台前半で走ってくると思うので表彰台に到達するのは楽ではないが、不可能ではないと思う。今回の最大の目標は走りの一貫性。高い成績を確保するにはどうしてもそれが必要。


●5番グリッド)ホルヘ・ロレンソ フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1
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今週は必死に作業を進めてきたので、進展が得られて2列目を確保できた事には満足している。今日のミシュランの予選タイヤではとても速く走れた。ただ、レースタイヤに関してはまだいくつか問題を抱えているのが悔しい。リアのグリップが十分ではないし、その影響でバイクに自信が持てず十分な速さが出せない。

今日は特に思ったが、シーズン序盤にはあれだけ速く走れていたのに、今はこんなにも遅くなっている事がますます理解できない。今やれる事は休む事なく頑張り続けて、一度失った自信を取り戻せるようにする事だけ。

明日は2列目スタートの優位性を最大限に活かして先頭集団の中のポジションを維持できるようにしたいし、自分自身がレースを楽しめるよう願っている。
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バレンティーノがタイムアタックの時に自分の背後にひっかかってしまった事を本当に申し訳なく思う。あの時に自分はピットに戻ろうとスローダウンしていたが、彼が後ろにいた事には気がついていなかった。後から状況を把握するまで何も分かっていなかったし、特に彼があんなにいいラップタイムを刻んでいた時の出来事だと知り本当に残念で仕方がない。


●6番グリッド)ランディ・ド・プニエ ホンダLCR RC212V
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今日の内容にはとても満足している。バイクのセッティングを改善できたおかげでレースタイヤでのペースが上がり、高いレベルで戦えるようになった。また同時に予選タイヤでもいいタイムを刻む事ができた。

今回重要だったのは昨日と比べてレースタイヤでのタイムを0.6秒も削る事ができている事。1列目が狙えたかもしれないが、タイムアタックの時に中野が前方にいた事でコンマ3秒はロスしてしまったのがとても残念だった。ただ、これもレースの一部だし、誰もがソフトタイヤで全力を出して走っているのだから仕方がない。

明日のレースは接近戦になるので、いいスタートを決めて先頭集団についていく必要がある。


■3列目

●7番グリッド)バレンティーノ・ロッシ フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1
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今日は予選タイヤでは思い通りの状況とはならなかった。いつも通り4本の予選タイヤを使用したが、一番調子が良かったタイヤの時に、ピットに入ろうとスローダウンしていたホルヘが最終コーナーに現れてしまった。彼はこっちには気がついていなかったが、2列目を狙うには十分なタイムで走れていただけに今回は不運だった。

その後に履いた最後のタイヤは1列目が十分に狙えそうな感じだったが、終盤の2区間でグリップに問題が生じてコンマ5秒はロスする事になり、結果としては3列目に終わってしまった。

ここまでの他のサーキットでは多くのライダーを交わしてきたのは事実だが、今回は全員のタイムに差がないし、すごく大変な状況になるのは確実だから、スタートをうまく決める事がとても重要になる。
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昨日は問題を抱えていたが、幸い今日の午前中にはいいセッティングといいブリヂストンタイヤを見つける事ができた。それに午後にはペドロサと同等の速さで走れていたので、レース序盤の数周のうちに大きくポジションを後退するような事さえなければ表彰台を狙って戦う事ができると思う。


●8番グリッド)ニッキー・ヘイデン レプソル・ホンダ・チーム RC212V
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午前中は少しだけ改善が進み、路面コンディションはそれほど良くなかったが自己ベストを更新する事はできたのでものすごく嬉しかった。だから予選でもチャンスがあるとその時は思っていた。

予選開始直後にはフルレース周回を走り込んだ古いタイヤを使ったが、それでもいいペースで走れていたし、感触はとても良かった。ただ、予選タイヤを装着してからは思い通りにいかなくなり、3本目の予選タイヤで走った時にはフロントホイールのセンサーに問題が発生して走行リズムが狂ってしまった。
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予選中の第1区間と第2区間のタイムはとても良かったが、第3区間と第4区間のタイムがあまり良くない。恐らくフロントのサスペンションを少し柔らかく設定しすぎたか、リアの性能を上げすぎた事が原因だと思う。それでフロントに必要以上の負担がかかったのかもしれない。

明日のレースについては、3列目からのスタートになったが、今年はいいスタートが何回もできているので、色々面白い出来事が起こると信じている。自分のペースは悪くない感じだし、レースはいけると思う。


●9番グリッド)中野真矢 サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ RC212V
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自分たちにとって3列目は最低限の目標ではあったが、9番グリッドという結果には100%満足はできない。

今日の午前中は低い路面温度に苦しんだが、午後にはペースを取り戻しレースタイヤで激しく攻める事ができたので、今はどんな気象条件でも戦える準備は整っている。
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9番グリッドはそれほど悪くはないにしても、予選タイヤの使用時に関してもっと改善を進める事ができるのは確実。2列目との差はコンマ数秒しかないので、今の自分の一番の目標はこの分野をなんとかする事。

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