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2006年5月11日
アプリリアが優勢と言われる今シーズンのMotoGP250ccの中で、これまでに唯一表彰台争いに加わっているホンダ勢が、現在ランキングトップのヒューマンゲスト・ホンダチームのアンドレア・ドビツィオーゾと、今年から先頭集団に加わる事の多くなった2年目の高橋裕紀選手だ。
明日、5月14日より始まる中国GPでは、ヒューマンゲスト・ホンダチームは2名のライダー揃っての表彰台を狙っている。 (写真上は昨年のチームスコットでの中国GP)
■アプリリア勢を圧倒するヒューマンゲスト・ホンダチーム
ヒューマンゲスト・ホンダチームのアンドレア・ドビツィオーゾは開幕から3連続表彰台を獲得している。また、前回のイスタンブールでは、2戦目までトップを独走していたフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソがオープニングラップで転倒リタイアした事から、彼はランキングでもトップに立った。
しかしながら、ドビツィオーゾは開幕からまだ一度も優勝はしておらず、ここまでの結果には満足していない。アンドレア・ドビツィオーゾの中国での目標は表彰台の真ん中だ。
また、チームメイトの高橋選手は第二戦のカタールではフロントまわりのセッティングに苦しみ順位を上げる事は出来なかったが、第一戦のヘレスと第三戦のトルコでは先頭集団に加わり、表彰台は逃したものの4位と5位を獲得しており、年間ランキングは6位につけている。
■ドビツィオーゾの中国での目標は優勝のみ
アンドレア・ドビツィオーゾは、加速でホンダよりも優位に立つアプリリア勢にとって上海サーキットのロングストレートは有利だと懸念するものの、勝利に向けてのレース運びを今から模索中だ。
「上海サーキットは好きなサーキットですので中国に行けて嬉しいです。」とドビツィオーゾ。
「去年はウェットで2位を獲得しましたし、レース中のファーステストも記録しています。このサーキットは1km以上のストレートがあるので、エンジンパワーでライバルたちに差をつけられ易いですね。」
「いずれにしろ、ここまでは3回の表彰台を獲得していますので次の目標は優勝です。その為には最後の3周で自分のバイクの長所を最大限に活用してライバルと差をつける必要があります。」
■今度こそ表彰台、自信を示す高橋選手
去年は中国でのセッティングに苦しんだという高橋裕紀選手だが、昨年までの経験が全て今期の活躍に活きたと高橋選手はコメントしている。今年の中国で狙うは初の表彰台だ。
「去年は世界GPのデビューイヤーでしたから、バイクのセッティングに色々苦労しました。特に中国は雨で問題が多く苦しみましたね。」と高橋選手。
「今年はカタールを除けばマシンの感触はとても良くなりましたし、ヘレスとイスタンブールでは先頭集団で戦う事ができました。去年までの経験のお陰で以前よりも激しくプッシュできますし、ホンダの特性をフル活用できています。」
「今は正しいセッティングが出来ているのでさらに前進が可能ですし、中国では表彰台に乗れる筈です。」
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