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2006年5月2日
4月30日トルコGPの250ccクラスは、レース開始直後の1コーナーで2つのクラッシュが発生し、優勝候補のホルヘ・ロレンソが1周目に転倒するという波乱のオープニングラップとなった。ロレンソは怒りを抑えられない様子だ。
シグナルが消え、一斉にマシンが飛び出す中、ポールポジションから1コーナーのアウト側へ飛び込んだポイントリーダーであるフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソのバイク左後ろに、14番グリッドからの好スタートを見せたレプソル・ホンダのルーキー、青山周平選手のバイクが追突した。ロレンソと周平選手はこの衝撃でバイクごと飛ばされ転倒。
さらに5〜6台ほど後方の1コーナーイン側では別の1人が転倒し、それに巻き込まれて別の2台も転倒するという事態が発生している。
ロレンソと周平選手はバイクを起こしてそのまま走行を試みるが、二人とも間もなくしてバイクを降り、レース継続を断念している。
「今回の件は本当に残念ですし、ホルヘ・ロレンソに謝罪したいです。」と周平選手。
「いい結果を残すためにはスタートが重要と思い、それだけに集中していました。スタートは成功したのですが、最初の左コーナーでブレーキが遅くなりすぎてロレンソとの衝突を避ける事ができませんでした。自分の過失です。」
「ロレンソと、週末を通して自分のバイクを頑張って仕上げてくれたチームに対して、本当に申し訳なく思います。」
また、ホルヘ・ロレンソは事故後のコメントで怒りをあらわにしている。テレビ画面で再確認するまでは誰が追突したのか分からなかったらしい。
「スタートが良くなかったんで1コーナーで挽回しようとしましたが、突然後ろから激しく追突されて、その後は地面が視界に飛び込んできました。」とロレンソ。
「レースに勝ちたかったしポイントリードも広げたかったので凄く不愉快です。今回の獲得ポイントはゼロですし、ヘレスとカタールで稼いだ有利な状況も消えました。」
「テレビで転倒シーンを見ましたが、青山に責任があります。非常に腹立たしいし怪我もしました。中国のレースではまた実力を見せるつもりですが。」
尚、二人の後方の事故では怪我人が出ている。ロレンソと周平選手を含む転倒者のうちの4人は打撲や足の捻挫等の軽傷だが、残る1名は重傷だ。
クリニカモバイルの公式ページによれば、イタリア人ライダーのミッシェル・ダネーゼはCTスキャンによる検査の結果、5番目の頚椎に骨折が確認され、飛行機によりイタリアの病院に昨日搬送されたようだ。
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