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2007年3月9日
カタールでのMotoGP開幕初日に、ヤマハ・ワークスの2名に続き総合3番手タイムの1分56秒745を記録したドゥカティー1年目のケーシー・ストーナーと、この日は総合8番手タイムの1分57秒247を記録したドゥカティー5年目、GP経歴17年目のロリス・カピロッシの走行後のコメントを以下に紹介する。
ストーナーは開幕初日から満足のいく結果が得られた様子だが、タイヤに納得のいく感触が1日目は得られなかったカピロッシは、冬季シーズン中と同様に「ケーシーが速いのできっと大丈夫」とコメントしている。
■ストーナー「タイヤルールは練習していたので大丈夫」
「納得のいくいいタイヤが見つかって、その後はすぐに数週間前のテストの時よりも速く走れるようになりました。それに路面状況も良かったのですごく満足です。」とストーナー。
「タイヤの寿命にも挙動にも大満足でした。午前と午後のそれぞれに1セットずつのタイヤしか使っていないんですよ。午後になってからはバイクのトラブルに少し直面しましたが、それ以外は全て本当にうまくいった1日でした。」
「最後に使ったタイヤではトラクションを得られるように調整が必要でした。フロントまわりが自分の思い通りに曲がっていかなかったので、今日の最後はそれの改善作業に時間を費やしています。今日はリアタイヤを2本に絞りましたが、明日はもっと色々試せると思いますよ。」
「テストの時から慣れるようにしてきましたから、新しいタイヤルールがそれほど作業に劇的な変化を生むとは思えませんね。それに最近テストしたばかりのヘレスと今回のカタールで使えるタイヤは良く分かっていますから、選択範囲を絞るのはそれほど難しくありませんよ。」
■カピロッシ「ケーシーが速いから大丈夫」
「今回はシャシーのセッティングを2種類用意しました。リアまわりにそれぞれ全く異なる調整がしてあります。」とカピロッシ。
「ヘレスで試したあるセッティングがものすごく気に入ったので、今回もその方向性で調整を続けているんです。ただ、今日走った2時間だけでは、まだここのコースには完全に合わせきれていない状態ですが。」
「このサーキット専用に用意されたかなり硬いフロントタイヤをここでは使っていますが、まだこれには100%完全な自信が持てていません。ただ、ケーシーを見る限りでは、そのフロントを何本か試してかなり速いタイムを出せていますから、大丈夫だとは思っています。」
「新しいタイヤルールの導入でプラクティス中の戦略が変わりますね。使っていいタイヤの数が厳しく制限されてますから、仮に納得のいっていないタイヤでも、多くの距離を走り込む必要性が出てきました。まあ、みんな同じ条件ですから別にいいんですけど。」
「レースに向けてのバイクの調子はすごくいいですよ。プラクティスの時とはいつも異なるものですからね。レースにはかなり期待が持てます。」
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