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カタール開幕戦2日目、予選後の続報と各ライダーのコメント
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インテリマーク編集部
  2008年3月9日

カタール現地時間の3月8日に夜間セッションとして行われたMotoGP最高峰クラスの開幕予選で1列目のスターティング・グリッドを獲得したのは、MotoGPルーキー2名を含むミシュランタイヤを履く3人のヤマハ勢だった。
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ここでは、カタールGP予選後の続報やライダーコメントなどを紹介する(予選中の時系列的な流れはこちらの記事を参照の事)。


■カタール開幕戦2日目のMotoGPクラス予選結果一覧

3月8日に行われたカタール開幕ウイーク2日目のMotoGPクラスにおける最終予選結果一覧を以下に示す。
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1) ホルヘ・ロレンソ SPA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 1分53秒927
2) ジェームス・トーズランド GBR ヤマハTech3 YZR-M1 1分54秒182
3) コーリン・エドワーズ USA ヤマハTech3 YZR-M1 1分54秒499
4) ケーシー・ストーナー AUS ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP8 1分54秒733
5) ランディ・ド・プニエ FRA ホンダLCR RC212V 1分54秒818
6) ニッキー・ヘイデン USA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 1分54秒880
7) バレンティーノ・ロッシ ITA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 1分55秒133
8) ダニ・ペドロサ SPA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 1分55秒170
9) アンドレア・ドヴィツィオーゾ ITA JiRチーム・スコット RC212V 1分55秒185
10) ジョン・ホプキンス USA カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR 1分55秒263
11) クリス・バーミューレン AUS リズラ・スズキMotoGP GSV-R 1分55秒540
12) アレックス・デ・アンジェリス RSM サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ RC212V 1分55秒692
13) ロリス・カピロッシ ITA リズラ・スズキMotoGP GSV-R 1分56秒070
14) トニ・エリアス SPA アリーチェ・チーム デスモセディチ GP8 1分56秒251
15) 中野真矢 JPN サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ RC212V 1分56秒434
16) マルコ・メランドリ ITA ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP8 1分56秒730
17) シルバン・ギントーリ FRA アリーチェ・チーム デスモセディチ GP8 1分57秒198
18) アンソニー・ウエスト AUS カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR 1分57秒445


■最高峰クラスルーキーのデビュー戦ポール獲得はビアッジ以来10年ぶり

今回は最高峰クラスのデビュー戦にしてフィアット・ヤマハのホルヘ・ロレンソがポールポジションを勝ち取ったが、最高峰クラスのルーキーが開幕戦でポールポジションを獲得したのは1998年の鈴鹿開幕戦におけるホンダのマックス・ビアッジ以来10年ぶりの事だ。
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ちなみにホルヘ・ロレンソが最も尊敬するライダーはそのマックス・ビアッジだが、ビアッジはこの98年の開幕戦では決勝レースでも独走勝利を飾っており、ルーキーが最高峰クラスでポール・トゥ・ウインを達成するという快挙が当時の大きな話題を呼んだ。

■ヤマハの予選でのトップ3独占は2002年のザクセン以来

また、今回はロレンソに続きTECH3ヤマハのMotoGPルーキーであるジェームス・トーズランドが2番グリッド、同じくTECH3ヤマハのコーリン・エドワーズが3番グリッドを獲得してミシュランを履くヤマハの3名が1列目を独占する結果となったが、ヤマハが予選でトップ3を独占するのは2002年のザクセンリンク以来の事であり、この時の顔ぶれはポールポジションが当時TECH3ヤマハのオリビエ・ジャック、2番グリッドが同じく当時TECH3ヤマハの中野真矢選手、3番グリッドが当時マルボロ・ヤマハのマックス・ビアッジだった。


■レプソル・ホンダは2007年型マシンと2008年型マシンと両方をレースで使用

先週のカタールIRTAテストでの新型RC212Vが不調だった事から、今回の開幕戦には2007年型マシンと2008年型マシンの両方を用意したレプソル・ホンダ・チームだが、各ライダーはどちらのマシンをレースで使用するか決定した様子だ。
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■ペドロサは2008年型マシンと専用シャシー

この2日目にダニ・ペドロサはHRCから彼専用のシャシーを提供されており、開幕レースにはどうやらそのシャシーを搭載した2008年型RC212Vで挑む構えだ。

■ヘイデンはバレンシア最終戦で使用した2007年型マシン
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その一方で、ニッキー・ヘイデンは2日目は2007年シーズンのバレンシア最終戦で使用したRC212Vをメインバイクとして使用しており、開幕レースにはこの2007年型マシンで挑むという。


■予選で絶不調のブリヂストン勢、レースでは挽回?
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4番グリッドのストーナーと7番グリッドのロッシ以外の全員が4列目10番グリッド以下という最悪の予選結果となったブリヂストン勢だが、IRTAテスト期間中と同様に今回のカタールでもブリヂストン・ユーザーは揃って予選タイヤの低温時の性能低下とグリップ不足を訴えており、夜間の低温路面でも良好な走りを見せたミシュランの予選タイヤには太刀打ちできなかった。
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なお、ロッシやストーナーを含む多くのブリヂストン勢は、レースタイヤの性能には十分に満足できているとのコメントを残しているので、翌日の開幕レースではブリヂストン・ユーザーの巻き返しにもやや期待ができそうな雰囲気だ。


■開幕2日目の転倒者はド・プニエとデ・アンジェリス

この2日目に目立った転倒者は2名だが、特に深刻な怪我人は出ていない。
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ド・プニエは予選前のFP3においてスペア・マシンで走行中にフロントを失い転倒したが、チームは予選までにこのマシンを完全に修復しており、予選中にメインマシンのテクニカル・トラブルに見舞われたド・プニエはこのスペア・マシンに乗り換えて今回の自己ベストを記録している。

また、もう1名の転倒者は初日のフリー・プラクティスに引き続き今回の予選中にも転倒したサンカルロ・ホンダ・グレッシーニのアレックス・デ・アンジェリスであり、デ・アンジェリスは予選セッション終盤のタイムアタック中に転んだため、大きくタイムを縮める事ができなくなったとしている。

■ホプキンスは肘(ひじ)擦りが原因でタイムロス、ギントーリは発熱
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その他は転倒者ではないが、カワサキのジョン・ホプキンスは予選のタイムアタック中、マシンを倒しすぎて肘を路面に擦った事が原因で大きくタイムをロス、初日にライディング・ウェアのサイズが小さすぎる事に憤慨していたアリーチェ・チームのシルバン・ギントーリは2日目のこの日は風邪による発熱に苦しんでいた。
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■初日のロッシとの接触転倒により再び右手の痛みが増したペドロサ

初日にバレンティーノ・ロッシと接触して転倒したレプソル・ホンダのダニ・ペドロサは、実はこの時にセパン合同テストの時に骨折した右の手のひらを再び痛めた様子だが、幸いクリニカ・モバイルで朝に治療を受けた後に具合は回復しており、現在本人はレースの最後まで手の調子が維持できる事を願っている。


■上位ライダーのコメント

以下に、カタール開幕予選において上位3列目までに入った9名のライダーのコメントを紹介する。

■1列目

1番グリッド)ホルヘ・ロレンソ フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1

写真MotoGPクラスでの最初のグランプリでポールポジションを獲得するなんて夢以外の何ものでもありませんでした。信じられません。

ヤマハのスタッフ全員にとっても素晴らしいことですね。3人のヤマハ・ライダーが1列目を独占した訳ですから、彼らのここまでの努力を証明する結果になりました。

今夜のM1はすごく調子が良かったし、ミシュランの予選タイヤも最高でした。でも、それだけではなくレースペースの方もすごくいいんですよ。

当然ですが明日はすごく難しいレースになるでしょうね。MotoGPクラスでのレースは明日が初めてですから色々考える部分はありますが、とても楽しみですし、もちろんとにかく全力を出し切った上でレースの流れを確認したいと思います。

チームとミシュランは冬季シーズンを通して素晴らしい仕事ぶりでしたから、この結果をもって彼らへの感謝の気持ちを表す事ができました。

明日はいいスタートができるように頑張り、まだタイヤが温まっていないオープニングラップに全神経を集中してから、その後の様子を見るつもりです。明日の戦いとは全く別ものなのは分かっていますが、今はこの結果を喜びたいし、自分とヤマハにとっての特別な夜を祝いたいです。


2番グリッド)ジェームス・トーズランド ヤマハTech3 YZR-M1
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今夜にこの位置につけるとは思ってもいませんでした。でも、明日にもう1度同じ事があってもおかしくはないですよね?

チームがMotoGPバイクの乗り方について最高の指導をしてくれていたので、ここまでの短期間で速く走れるようになったんです。本当に素晴らしい指導でしたよ。

過去7年間は人生とレース経歴の両方について素晴らしい時間をSBK(世界スーパーバイク選手権)で過ごし、そこで2回の年間チャンピオンを経験できたのは本当に最高でした。居心地の良い世界をわざわざ離れてMotoGPに来ることはギャンブルでしたが幸運でしたね。こういう成功を期待していたんです。

ただ、これは素晴らしいチームの力なくして達成できるような事ではないと思っています。TECH3チームはここ何年か厳しいシーズンを過ごしてきましたが、それがチームの首脳陣やメカニックの問題じゃないのは間違いありません。

彼らは素晴らしいチームです。今回はコーリンも一緒に1列目ですから、どれだけの力を彼らが持っているのか結果で示す事ができたと思います。チーム代表のエルベ・ポンシャラルとスタッフの全員に、それとヤマハにも心から感謝の気持ちを伝えたいです。ヤマハと一緒に仕事をするのは自分にとって今回が初めてですが、ここまでに彼らはMotoGPにどれだけの努力を注いでいるのかをしっかり示してくれました。
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また、ミシュランにとって昨年は非常に苦しい1年でしたが、冬季シーズンを通して本当に真剣に頑張り、今回の成功を手にしています。

今回は3本の予選タイヤを用意して最初の1本目をとても早い段階で使用しました。先週のテストの時と同じようにアスファルトに少し結露があり、その湿気がどの程度走りに影響するのかは分かりませんでしたが、まずはいいラップ周回ができるのか実際に確認してみたかったんです。

一番いいタイムアタック周回の時に、コース上の難しい部分と言える最終区間を通過中に他の数名のライダーにひっかかってしまい結果は54秒1でしたが、完璧に走り切れていたら1分53秒台は出せたと思います。でも、1分ちょっとの残り時間の時にはまだ自分のナンバーの#52がスコアボードのトップに見えていたんですけどね。実際に1分53秒台を出したホルヘはすごいですよ。

明日が楽しみですね。最高の走りができるように頑張ります。


3番グリッド)コーリン・エドワーズ ヤマハTech3 YZR-M1
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冬季シーズン中からすごい事の連続ですよ。TECH3チームとヤマハ、それにミシュランの全員が本当に頑張ってきましたからね。

多くの人たちからは、今なおどうやってモチベーションを維持できているのか繰り返し聞かれますが、そんなのは周りの人間たちが必死に頑張ってる姿を見ていれば簡単にできますよ。全員が必死にここまできましたし、本当に素晴らしい初戦を迎える事になりましたね。

TECH3チームのためにもこれ以上に嬉しい事なんてあり得ませんし、エルベ・ポンシャラルには本当に感謝しなければならないと思います。彼の運営するチームは本当に素晴らしいですよ。彼はここ何年かの辛いシーズンに苦しみ続けてきましたが、この結果により自分たちにとってこのチームがいかに優れているかを証明できました。
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ただ、だからといっていい気になってる場合じゃありません。ストレートスピードが少し不足している事は隠しようもない事実ですから、明日はさらに激しい走りが必要ですからね。なりふり構わず頑張るつもりです。

激しいレースになるでしょうが、好機を逃さぬよう展開を見ていきたいですね。いずれにしても、すごく見応えのある戦いになると思いますよ。照明の明かりで走るのもすごく気に入っています。子供の時にモトクロス用のコースで走っていたのを思い出しますね。


■2列目

4番グリッド)ケーシー・ストーナー ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP8
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正直に言うと、今日は最初から2列目になると思っていたのでそれほど今回の結果にはがっかりしていません。ただ、今回の自己ベストを記録した予選タイヤはフロントの感触がすごく良かったので、それがもう1本あれば良かったとは思いますけどね。

予定通りにいかない事だって当然ありますが、いずれにしても今回重要だったのはレースをスタートするのには悪くないグリッドを確保できた事です。

3回目のフリー・プラクティスでバイクに1つ大きな変更を加えたらとても調子が良くなったので、今夜の予選でもいくつか調整を加えたんですが、それについては期待通りの効果が得られませんでした。仕方なく以前の作業内容に戻してはいますが、あともう少しうまく変更を加える事ができればさらに速くなるとは思います。
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今回はここまでに多くのライダーがレースタイム(レース・シミュレーション中のタイム)を記録しています。特にロレンソが速いし、明日のウォームアップではみんながどのくらいの走りを見せるか興味深いですね。

ホルヘが速いのは125ccと250ccの時代から良く知っていますし、彼やアンドレア(ドヴィツィオーゾ)が速い事については驚きませんが、ジェームス・トーズランドがここまで強敵だとは思わなかったしそれを今回認めざるを得ません。彼には脱帽です。

彼らとバトルする事になっても別にこれまでの他のレースとの違いは特にありませんよ。グリッド上の誰もが強力なライバルですし、誰にも負けたくはありませんからね。


5番グリッド)ランディ・ド・プニエ ホンダLCR RC212V

今日の路面コンディションは昨日よりも良かったです。ただ、自分とチームにとっては長く感じる1日でしたね。

フリー・プラクティスではフロントを失い転倒しましたが、チームがものすごく頑張って修理してくれたおかげでバイクは予選に間に合いました。
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最初は使用済みタイヤを装着したメインマシンでコースに出ました。セッティングは以前と違っていましたがラップタイムは安定していたし速く走れていたんです。ただ、それから新しいタイヤに履き替えて走り出したんですが、いくつかテクニカル・トラブルが発生してその周回を走りきる事はできませんでした。

そこでスペアバイクへの乗り換えを決断しましたが、そのバイクの感触もすごく良かったです。予選タイヤを試してすぐにペースが先週のテストの時よりも速くなっていましたからね。

最後の予選タイヤを履いた時にはエリアスに追いついてしまい、それでタイムアタックを中断させられました。スローダウンするより仕方がなかったんです。

今夜の内容にはすごく満足できていますが、レースタイヤの感触はもっと良くできる筈なので、明日のウォームアップで作業に取り組む予定です。


6番グリッド)ニッキー・ヘイデン レプソル・ホンダ・チーム RC212V
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今日の午後・・・じゃなくて今夜はすごく改善が進みました。レースタイヤで2回アタックした時にも少しタイムを縮めましたし、最終的には予選タイヤを履いてかなりいい結果が残せました。そんなにすごい順位とは言えませんが、明日のレースはやりやすくなったと思います。

ここでの一番の問題はロングストレートです。そこでタイムを大きくロスしていますからね。バイクはバレンシア(最終戦)の時と同じバイクです。今は明日のレースが楽しみですよ。もう少しペースは改善したいと思っていますが、今の自分たちの武器は現状の通りなので、それで最大限に戦うしかありませんからね。

夜の走行は楽しいですから、もっと他のサーキットも照明設備を導入してくれればいいなと思いますね。

チームとHRCのスタッフ全員の必死の努力に感謝します。先週のテスト以降、ここでのレースに向けて頑張ってバイクの選択肢を増やしてくれたのは本当に素晴らしかったし、ダニにはかなり大きく進化した様子の新型シャシーまで用意してもらったので、次回は自分も2008年型バイクで必ずそれを試すつもりですよ。


■3列目

7番グリッド)バレンティーノ・ロッシ フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1

写真冬季テストが終わった時から、予選にはいい状態で臨めない事は分かっていました。いくらか調整を加えてはみましたが問題を完全には解決できなかったので、1列目を狙うチャンスは今回ありませんでしたね。

ただ、それでも今日の改善状況には満足できていますよ。レースペースも昨日と比べてかなり良くなっています。まだトップにはコンマ何秒か足りませんが、これからまだ小さな調整を数箇所に加える予定なので、レースにはいい仕上がりで挑めると思っています。

3列目はあまり嬉しくありませんが、ブリヂストンタイヤが瞬時に性能を発揮する事は良く分かっていますので、スタートさえうまくいけばトップ集団が狙えるようになる事を願っています。バイクの感触はすごくいいし、それに昨日よりもグリップが得られるようになりましたから、去年よりも好調である事は間違いないですよ。

ロレンソを祝福したいと思います。今晩の彼は本当にすごかったし、自分たちのバイクの調子がいい事も証明してくれましたからね。

まだ最初のレースに過ぎませんからとてもリラックスしています。バイクに乗っていて気分がいいし、自分の思い通りにコントロールできているので、今は明日を待つばかりです。


8番グリッド)ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム RC212V

予選タイヤを何本か試したにもかかわらず、今日はあまりタイムを縮める事ができていません。それで明日は3列目からのスタートになりました。

冬季シーズン中にあまり予選タイヤの練習ができなかったので、この問題を解消していくには今後もさらなる走り込みが必要でしょうね。
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このグリッドの位置には満足していませんが、少なくとも先週のここでのテストの時の順位に比べればまだましです。また、これだけの短期間でバイクの改善をここまで進める事ができた事実については満足できますし、明日の20分間のウォームアップでももう少し改善できないか頑張るつもりです。

走行ペースについては、ここまでに改善が進んだと言ってもまだトップレベルではありません。ただ、冬季テスト中は手の怪我のためにあまりトレーニングができていなかった事や、ここでの最初のプラクティスがあまり順調じゃなかった事を思えば、今の状況はそれほど悪くはないと思います。

昨日の転倒でひどく手を痛めましたが、手当をしてもらってからは調子が良くなりましたので、明日の朝もまた治療を受ける予定です。

今は明日のレースが楽しみですから、手がレースの周回に持ちこたえてくれる事だけを願うばかりです。


9番グリッド)アンドレア・ドヴィツィオーゾ JiRチーム・スコット RC212V
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フリー・プラクティスではいくつかの新しい対策を試す事にしましたが、期待するような効果は得られていません。また、予選の時も予選タイヤの性能を最大限に引き出せるような状態にはありませんでした。

予選タイヤを履いた時にはフロントに少し自信が持てなかったので、リアタイヤの高い性能を使い切るチャンスを逃しました。もっと上位が狙えてもおかしくなかったので、今後もこの部分の改善作業は続けていくつもりです。

ただ、レースに向けてはうまく仕上がったと思いますし、安定した走りができる筈ですよ。3列目からのスタートは理想的とは到底言えませんが、できる限り序盤の周回のうちに順位を挽回できるように頑張りたいですね。
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ウォームアップの時間があればサスペンションのセッティングをもう少し調整できますので、そこでブレーキング時の安定性を改善したいと思っています。ここまでに解決に苦しんできた部分ですので、何とか解消しておきたいですからね。

選んだタイヤには自信があるのでリラックスして22周回のレースに挑めます。それに今回仕上げたセッティングがあれば、レース中もすごい自信を持って走れる筈です。

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