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高橋選手、バルセロナはIRTAテストでも好調だった
インテリマーク編集部
2006年6月15日

写真現在250ccのポイントリーダーはヒューマンゲスト・ホンダのアンドレア・ドヴィツィオーゾだ。開幕前はフォルツナ・アプリリアを始めとするアプリリア勢が今シーズンは優勢とされたが、優勝候補と唱われたホルヘ・ロレンソとエクトル・バルベラを抑え、2位のロレンソから20ポイント差のリードを保っている。

また、MotoGPフル参戦2年目の高橋裕紀選手は前々回のル・マンで初優勝を飾り、チームメイトのドヴィツィオーゾとフォルツナ・アプリリアのロレンソに次ぐランキング3位につけている。ドヴィツィオーゾはまだ250ccでの優勝経験はないので、優勝については高橋選手がチームメイトの先を越す形となった。

■今回もアプリリア勢にとって有利とされる高速サーキット

前回のイタリアGPが開催されたムジェロはGPカレンダーの中でも有数の高速サーキットであり、ストレート加速を得意とするアプリリア勢を相手にヒューマンゲスト・ホンダ勢も苦しい戦いを強いられたが、結果はドビツィオーゾが3位表彰台、高橋選手が4位に入るという健闘を見せた。

高橋選手が優勝を遂げたル・マンとは異なり、明日からGPが開催されたカタルーニャ・サーキットも前回のムジェロと同様のロングストレートを誇る高速サーキットだ。高い仕上がりを見せるヒューマンゲストのホンダRS250RWが今回もどこまで高速サーキットが優位とされるアプリリアの優位性を脅かすかに注目が集まる。

■それほど不利なサーキットではないとドヴィツィオーゾ

カタルーニャ・サーキットはドヴィツィオーゾにとって好みのサーキットのようだ。昨年は現在MotoGPで活躍するダニ・ペドロサとケーシー・ストーナーに続く3位表彰台を獲得している。

写真アンドレア・ドビツィオーゾは、高速サーキットのカタルーニャはそれほどホンダにとって不利ではないコメントする。

「モントメロ(カタルーニャ・サーキット)はとても好きです。ここではいつも好成績を残してますからね。」とドヴィツィオーゾ。

「去年はフリー走行中に転倒しましたが、その後で3位表彰台を獲得できたといういい思い出があります。とても長いストレートはありますが、それほどホンダにとって不利なサーキットではありません。」

「ホーム(イタリア)のファンクラブと大観衆の前で250cc初優勝を達成できなかった事には少し落ち込みました。でもまだ、何度も言いますけど、年間ポイントは20ポイント差あります。」

■高橋選手、IRTAテストで好成績を残したカタルーニャ

写真

ドヴィツィオーゾのチームメイトの高橋選手は、先週は日本に帰国して鈴鹿8時間耐久ロードレースの前哨戦として知られる鈴鹿300kmロードレースに参加し、現在BSBで活躍する清成龍一選手とのペアで優勝を遂げたばかりだ。

写真高橋裕紀選手はプレシーズン中のカタルーニャでは、ホンダライダーの中では一人だけアプリリア勢の間に食い込み、常にトップ5に入っていた。

「ムジェロでの4位には満足していますし、安定して成績が残せるライダーだという事を証明できたと思います。」と高橋選手。

「去年のバルセロナではあまりいい成績が残せませんでしたが、今年はIRTAテストで好調でしたからいい戦いができる自信があります。」

「この前の日曜日は8耐の前哨戦の鈴鹿300kmに出場して、清成龍一選手とホンダのCBR1000RRWで優勝しました。今年はホンダの10連勝をかけて8耐でも勝ちたいです。」


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