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2006年5月11日
今シーズンの250cc優勝候補として注目されるフォルツナ・アプリリアチームだが、エースライダーのホルヘ・ロレンソは前回のイスタンブールではオープニングラップのクラッシュに巻き込まれて転倒リタイアという不幸に見舞われた。
■フォルツナチームを中心としたライバル間での確執
開幕2連勝を果たし、ランキングトップを独走するかと思われたロレンソだけに、転倒後の落胆ぶりと怒りは大きく、イスタンブールの後には彼に追突した青山周平選手を批判するコメントを出していた。しかしながら、中国に向けては気持ちを新たに切り替え、再びトップに返り咲く事に前向きな姿勢を示している。
現在ロレンソはトップのヒューマンゲスト・ホンダのライダーであるアンドレア・ドビツィオーゾから5ポイント差の2位につけている。
また、彼のチームメイトのエクトル・バルベラは、念願だった表彰台を前戦のイスタンブールで獲得した。最終ラップ直前の高速右コーナーでのマステルMVAアスパルチームのアレックス・デ・アンジェリスとの追突事故は各方面で物議をかもし出したが、今年はフォルツナ・アプリリアチームを中心に、激しいライバル間での争いが話題となりそうだ。
■中国GPに向けて前向きなコメントのロレンソ
トルコの事を悔やんでもしょうがないとホルヘ・ロレンソは述べ、今は中国に気持ちを集中している事を強調する。心配された左足の捻挫も今は全く問題ないらしい。
「トルコでは不愉快でしたが、不幸な出来事を今更振り返っても何の利点もありませんよ。」とロレンソ。
「すぐに良い方向に頭を切り替えて、挽回する事を考えるようになりました。少しでも表彰台の高い位置に上るために予選でいい成績が取りたいです。」
「上海サーキットはイスタンブールより好きですね。去年は自分にとって最初の250ccクラスでしたが上海では4番グリッドを確保しました。2005年のような大雨は嫌ですからドライになって欲しいです。今年3回目の優勝もしたいですね。」
■自信を取り戻したバルベラは中国でも表彰台を狙う
開幕から怪我に苦しんだエクトル・バルベラだったが、前回のトルコでの激しい表彰台争いですっかり自信を取り戻したようだ。中国でも再び表彰台を狙うと言う。
「今回も上位で戦えると思いますよ。」とバルベラ。
「トルコではやっと表彰台に乗れました。本当は優勝したかったので少し苦い経験でしたが、前戦が今シーズンを通しての表彰台争いの始まりになればと思います。」
「上海サーキットはロングストレートがあってテクニカルですから凄く好きです。トルコでは予選でメカニカルトラブルがあり、雨で対策をたてるのが遅れましたから、同じような問題が中国で起きない事を祈っています。」
「今回も何か起きないか聞かれますが、その話は忘れましょう。」
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