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2006年5月5日
今年は晴天の期待される中国GPだが、ドゥカティー・マルボロチームは「他と少し異なる」上海サーキットを楽しみにしていると公式リリースを発表した。
■人気のイスタンブールの次のサーキット
トルコGPのレース展開は3クラスとも熾烈を極めた。殆どのライダーがイスタンブールサーキットで走る事を楽しみにしていた通り、走る側にとっても見る側にとっても、非常に良く考えて設計されたサーキットのようだ。
次戦は5月14日決勝の中国GPだが、イスタンブールサーキットを設計したティルケ社が手がけて2004年にオープンした上海サーキットは、イスタンブールとは正反対にライダーからの評判があまり良くない。テクニカルな面が少なく、ライディングスキルを争う場所が少ない事がその原因らしい。
■頭文字をかたどったコースレイアウト
上海の「上」の文字をコースレイアウトにしたサーキットを昨年始めて訪れたばかりの各ライダーの意見は、「設備が良く悪いサーキットじゃない」という声が大半を占めていた。しかしながら、実際に走行を終えるとすぐに、ライダーたちは口を揃えて「F1向きだね」と述べた。
また去年の決勝は雨となり、GPカレンダーの中で最速を誇る上海サーキット最大の見所となる筈の2本のロングストレートが、ウェット路面では残念ながら全く活きなかった。代りに注目を集めたのは、カワサキからスポット参戦をしていたオリビエ・ジャックが2位表彰台を獲得するという波乱のレース展開だ。
今年こそは晴天が期待される中国GPだが、今シーズンは本格的なヨーロッパラウンドが中国GPの翌週、フランス、ル・マンから始まり、各チームにとって忙しいスケジュールとなる事が予想される。
■ライダーの技量による差が生じない
あまり面白いサーキットではないと、ポイントランキング1位をニッキー・ヘイデンから取り返したいロリス・カピロッシは語る。
「スペインとカタールの2つは最高のレースでしたね。シーズン開始から素晴らしい展開になりました。」とカピロッシ。
「良かったのは今後のポイント獲得に余裕を持てた事でしょう。まだトップとの差は僅か1ポイントです。長いシーズンですから、毎回のポイントが大切ですし、特に今年は強豪ライダーが多いですからね。」
「上海で自分が速い事はわかっていますが、あのコースは走って楽しくないし、特に第一区間がつまらないですね。1コーナーは本当にひどく長くて、実際カーブというよりはロータリーです。上海はテクニカルコースではありませんし、ライダーの技量で差がつくようなコーナーも一切ありません。おまけに天気も変わりやすくて全てを悪化させる原因になります。」
「昨年はドライで走れる時間もあまりなかったし、あのコースの良い部分を言えとされても難しいです。今の段階で言えるのはGP6とブリヂストンに自信がある事だけです。」
また、カピロッシのチームメイトのセテ・ジベルナウも、2輪向きのコースではないと述べている。
「チームは完璧に仕事をこなしていますし、いずれ努力に見合った実績がついてきますよ。」とセテ。
「ドゥカティーとブリヂストンの仕事は素晴らしいし、うまくいけばウェットでもドライでも十分戦えると思います。レースは常に学習プロセスですから着実に進む事が大切ですよ。中国は楽しみですし、自分たちが目標とするだけの成果を得られるように頑張るつもりです。」
「去年はポールを取りましたが、上海は好きなサーキットとは言えませんね。面白みのあるコースじゃないし、バイク向きじゃありません。1コーナーは変ですよね。というか、コースが全部変ですよね。二本の超高速ストレートと非常にタイトなコーナーがあるだけで、リズムが全然掴めません。」
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