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2006年4月25日
今週末のトルコGPに向けてカワサキ・レーシングチームもボスポラス海峡を渡り、昨年の10月までに1億5500万ユーロ(220億円)をかけて建設されたイスタンブール・パーク・サーキットに到着した。
イスタンブールサーキットは、フィリップアイランドのように反時計回りの周回方向を持つサーキットだ。
昨年のトルコGPは10月に開催されて気温が低く、当時低温路面が苦手とされたブリヂストンタイヤには若干不利な路面状況だった。今年は4月に開催日が移された事から路面温度は高くなると予測されており、ブリヂストンタイヤを履くカワサキ・レーシングチームにとっては有利な状況が期待できるかもしれない。
カワサキのエースである中野真矢選手は、昨年のイスタンブールではグリップ不足とハンドリングのトラブルを抱えて10位に終っているが、今回半年ぶりにトルコに戻り、新型Ninja ZX-RRの進化を持ってすれば、昨年の成績を確実に上回る事が可能だと信じている。
「去年はイスタンブールで若干問題を抱えていました。」と中野選手。
「グリップが得られず苦しみましたし、テクニカルなコーナーで要求されるだけのハンドリング性能が得られませんでした。でも、今年はもっと上にいけると思います。」
「新型Ninja ZX-RRはここのテクニカルな高速コーナーが続くコースレイアウトに適していると思いますし、ブリヂストンタイヤは去年ここで抱えていたような問題を冬季中に頑張って改善してくれています。」
「2週間の休み明けにバイクに乗れるのが楽しみですね。イスタンブールのレースウイーク中は強さを発揮できると思います。」
中野選手のチームメイト、フランス人ルーキーのランディー・ド・ピュニエは、開幕戦のヘレスで右手を負傷した事が災いし、ここまでのデビュー2戦を苦しい結果で終える事となった。
ランディーにとってイスタンブールは好みのサーキットの一つである。彼はMotoGPでの最初のポイント獲得を固く信じてトルコに旅立ったようだ。
「ヘレスとカタールの両方でバイクはいいレベルに達していましたが、運悪く両方とも完走ができませんでした。」とド・ピュニエ。
「ですので今回イスタンブールの最優先はチェッカーを受ける事と、MotoGPクラスで初のポイント獲得をする事です。」
「イスタンブール・サーキットはGPカレンダーの中で最高なサーキットの一つですね。すごくテクニカルなコースですが、11コーナーみたいなバックストレートの途中にある凄い高速コーナーもあります。このコーナーは早めにアクセルを戻しすぎると失速してからシケインに飛び込む事になるので集中力がいります。ほとんど臆病度テストですよ!」
「週末のレースが楽しみです。Ninja ZX-RRでイスタンブールはいい成績を残すチャンス
があると思います。」
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