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2006年3月29日
開幕戦ではIRTAテスト時の不調を払拭し、カピロッシに続き2位と3位表彰台を掴み取ったレプソル・ホンダ勢だが、開幕戦翌日の公式テストでは更なる改善を進めたようだ。
IRTAテストおよび開幕戦の勝利者インタビューでも終始不満げなコメントを残していたエースライダーのニッキー・ヘイデンだが、3月27日の公式テストでは「やっと2006RCVの開発が満足のいく方向に進みだした」として明るいコメントを残している。
ニッキーは開幕戦ではリアまわりのグリップが得られずに苦労のレースを強いられたようだが、27日のテストでHRCのエンジニアは、フロントまわりで現在得られている優位性を正しく活用できるようにマシンの配置バランス(ジオメトリー)の改善を行ったようだ。
また、テストの終盤にはミシュランが持ち込んだ新しい予選タイヤを試し、1分39秒台を記録している。本人が予想した以上にマシンの改良は進んだようだ。
「リアの荷重とトラクションがもっと得られるように、今日は色々な配置パターンをテストしてみました。」とニッキー。
「昨日のレースで使ったのと全く同じタイヤで1分40秒台が出せます。凄くマシンは進化しましたよ。昨日のトップとの9秒の遅れを解消できるとは思いませんが、いくつか自分の好みのセッティングも試してみました。」
「今日は新しいパーツ類のテストは一切していません。先週末を通して試したものを再確認した程度です。終盤にはミシュランが確認したがっていた新しい予選タイヤをテストして、それで今日はトップタイムをマークしました。何であれ一日をトップで終えるのはいつでも気分が良いですよ。」
開幕レースではデビュー戦で2位という理想的な成績を残したダニ・ペドロサだが、レース終盤にはフロントがスライドし始めた事に苦しんでいたという。翌日のテストではこの問題解決に取り組み、フロントまわりの感覚を改善する事に集中している。
「昨日は最高でしたが、まだ今シーズンを通して多くの作業が残っているのは確かです。」とペドロサは語る。
「まだ1レースを終えただけですし、他のライダーも来週はこっちを引きずり下ろそうと必死の作業をしている筈です。」
「今日はレースセッティングに集中して作業し、昨日のレース中に少し感じたフロントまわりのグリップ力の弱さを改善できるように取り組みました。ミシュランタイヤのテストも同時に行い、お陰でいくつか改善が見られています。ただ、今日のコースはレースの時よりも路面状況が良くなっていましたので、もう少し低い路面温度でもグリップがしっかり得られるようにする必要はあるでしょうね。」
「特にリアタイヤの調子が良くなっています。また、次のカタールや今後の何戦かに向けての良いデータも得られました。」
(写真提供:レプソルYPF)
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