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２００７年８月３０日
ストーナー、ロッシ、ペドロサに続き、ミサノを直前に控えたシーズン残り６戦の現在においてランキング４位と５位につけるのは、リズラ・スズキのクリス・バーミューレンとジョン・ホプキンスの２名だ。
■リズラ・スズキはここまでに年間５回の表彰台を獲得
MotoGP最高峰クラスが４ストロークグランプリになって以来、今年のスズキ勢はクリス・バーミューレンの１回の優勝を含む３回の表彰台（フランス、イギリス、アメリカ）、前回のチェコでの２位を含むジョン・ホプキンスの２回の表彰台（中国、チェコ）という、かつてない好成績を収めている。
■トップ５に２名のライダーが名を連ねるのはスズキのみ
現在のトップ５に２名のワークス・ライダーが揃って名前を連ねているメーカーはスズキだけであり、冬季シーズン中から見せてきたGSV-R800の快進撃と、成長著しい２名のライダーの勢いは、シーズン終盤までこのまま続きそうな雰囲気だ。
なお、バーミューレンとホプキンスは揃って同点の124ポイントをここまでに獲得しているが、ランキング上の順位は今年に優勝を経験しているクリス・バーミューレンが４位となり、ホプキンスは５位の位置づけとなる。
■さらなる好成績に高まる期待
２名のライダーは、ミサノからバレンシアまでの残り６戦において、スズキの表彰台獲得回数をさらに増やそうと高い意欲に燃えている。また、チーム監督のポール・デニングは、最終戦までに優勝回数がまた増えるのではないかとコメントしており、欲望に限りはないようだ。
■バーミューレン「駐車場の位置を知っているくらい」
ミサノでは2005年のSBKで２回の表彰台を獲得しているクリス・バーミューレンだが、今年はサーキットが完全に新しくなり、周回方向が逆転してしまった事から、過去のミサノでの知識や経験はコースでは全くいかせなくなると考えている様子だ。
「自分はミサノで走った経験のある数少ないライダーのうちの１人ですが、コースの周回方向が変わってしまったので、他のライダーより有利な点があるとすれば、どこにモーターホームを駐車すればいいかを知っている事くらいでしょうね！」
「今回のイタリアは分からない事が多いですよ。路面コンディションがどんな状況なのかも知りませんから、木曜日のタイヤ選びはすごく重要になりそうです。」
「以前のミサノでのレースは本当に楽しめました。2005年には２位表彰台を２回獲得しているので、今回もまた同じような活躍を当然狙っていきますよ。あれ以上とまでは言わなくともね！」
■ホプキンス「年間トップ５入りを達成できるなら何でもやる」
今年はMotoGPクラスにおける念願の初表彰台を中国で獲得、前回のチェコでは自己最高位をさらにあげる２位を獲得して勢いにのるジョン・ホプキンスは、さらに自身とスズキの表彰台獲得回数を増やし、シーズン序盤に掲げた目標の年間ランキングトップ５入りを達成しようと情熱を燃やす。
「前回の２位に引き続き、もっと表彰台の回数を増やしたいと思っていますし、特に一番高い所を狙いたいです。」とホプキンス。
「シーズンが始まった時には年間ランキングをトップ５で終わりたいと考えていましたが、これを達成できるのなら何でもやるつもりですよ。それにトップ３を狙わない理由も特にありませんしね。」
「今週はタイヤ選びが勝負でしょうね。ピットを出た瞬間に完璧に機能してくれるのか、すぐに消耗してしまうかのか、実際どうなるのかまださっぱり分かりません。」
「１つ確実なのは、MotoGPバイクではまだ誰もあのサーキットでレースをした事がありませんから、全員が同じ条件で戦えるという事です。それにチームのクルーは全力を尽くしてくれるでしょうから、自分のために可能な限り最高な状態のバイクをすぐに提供してくれる筈です。」
「自分はコースを素速く覚えるのが得意ですし、スチュアート（チーフ・メカニック）や他のスタッフが走りやすいマシンを提供してくれて、ブリヂストンが今年の好調さを維持してくれれば、後は何が起きても不思議じゃないですよ！」
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