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イギリスGP、予選後の続報と各ライダーのコメント
インテリマーク編集部
2007年6月24日

本日の6月24日に行われるMotoGP第8戦の決勝レースに向けて、大雨が確実とされていた予想を覆し良好なドライ・セッションに恵まれた昨日6月23日のイギリスのドニントン・パーク・サーキットでは、各クラスのライダーが最終予選をスリック・タイヤで争った。
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ここではMotoGPクラスの予選後の続報や、先頭から4列目までの各ライダーのコメントを紹介する(各クラスの予選の流れや概要についてはこちらの記事を参照の事)。


■転倒者、怪我人の情報

午後には気温が上がり予選は良好な路面コンディションで行われたものの、午前中はまだ路面が滑りやすく、グリップを失ったライダーが数名いるようだ。
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昨日の雨のセッションで転倒し、腕に打撲を負ったバレンティーノ・ロッシは、この日の午前中も1コーナーでコースアウトを喫したものの、幸い怪我はなかった。他にはダニ・ペドロサが高速カーブでグリップを失い危うく転倒というシーンもあったが、幸いペドロサはバランスを立て直して難を逃れている。

■クリス・バーミューレンが高速クラッシュ
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この日の最も目立った転倒者は、ロッシと同じく初日に転倒したクリス・バーミューレンだった。午前のフリー・プラクティス3で高速コーナーのクレイナー・カーブ(3コーナー)を走行中にバーミューレンは激しく転倒し、身体に軽い打撲を負っているが、幸い深刻な怪我には至らず、残りのセッションをセカンドバイクで走行している。

■ホプキンスのクルーもバーミューレンのバイク修復に加勢

なお、バーミューレンのメインバイクはこの時に大破しているが、彼のメカニックだけではなくチームメイトのジョン・ホプキンスのクルーなども加わってバイクの修復を手伝い、バーミューレンは午後の予選には無事にメインバイクでの参加を果たす事ができたという。


■イギリスGP、MotoGPクラス予選の結果
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以下に、気温18度、路面温度29度、湿度61%のドライ・セッションとして行われたMotoGPクラスの予選の結果を示す。

1) コーリン・エドワーズ USA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 1分28秒531
2) バレンティーノ・ロッシ ITA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 1分28秒677
3) ダニ・ペドロサ SPA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 1分28秒863
4) ニッキー・ヘイデン USA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 1分29秒025
5) ケーシー・ストーナー AUS ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP7 1分29秒061
6) ジョン・ホプキンス USA リズラ・スズキ・MotoGP GSV-R 1分29秒073
7) カルロス・チェカ SPA ホンダ・LCR RC212V 1分29秒281
8) ランディ・ド・ピュニエ FRA カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR 1分29秒415
9) マルコ・メランドリ ITA ホンダ・グレッシーニ RC212V 1分29秒498
10) トニ・エリアス SPA ホンダ・グレッシーニ RC212V 1分29秒711
11) 中野真矢 JPN コニカミノルタ・ホンダ RC212V 1分29秒718
12) クリス・バーミューレン AUS リズラ・スズキ・MotoGP GSV-R 1分29秒793
13) ロリス・カピロッシ ITA ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP7 1分29秒900
14) アレックス・ホフマン GER プラマック・ダンティーン デスモセディチ GP7 1分29秒911
15) アレックス・バロス BRA プラマック・ダンティーン デスモセディチ GP7 1分30秒071
16) シルバン・ギュントーリ FRA ダンロップ・ヤマハ・Tech3 YZR-M1 1分30秒271
17) アンソニー・ウェスト AUS カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR 1分30秒718
18) 玉田誠 JPN ダンロップ・ヤマハ・Tech3 YZR-M1 1分30秒800
19) カーチス・ロバーツ USA チーム・ロバーツ KR212V 1分31秒543

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ドニントンのサーキットレコード(990cc)は2006年にD.ペドロサが記録した1分28秒714 、ベストラップレコード(990cc)は2006年にD.ペドロサが記録した1分27秒676。


■復調したエドワーズ、ヤマハが予選でワンツーを独占

イギリスGPでポールポジションを獲得したのは、シーズン序盤から中盤にかけての最近のレースにおいて、マシンのリアの挙動やタイヤの特性がライディング・スタイルに合わずに苦しんでいたフィアット・ヤマハのコーリン・エドワーズだった。エドワーズのポールポジション獲得は今期のフランスGPに次ぐ2度目の事だ。
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カタルーニャでのレース後、ヤマハとミシュランは芳しくない最近の戦績に落ち込むエドワーズのライディング・スタイルに合う解決策を模索しており、今回のイギリスGPではその策が功を奏し、エドワーズはウェットとドライの両方で好調な走りを見せるようになった。

■エドワーズ対策が不調だったロッシのマシンにも効果を発揮

逆に今回のイギリスGPではチームメイトのバレンティーノ・ロッシの方がフリー・プラクティス中のセッティングに苦しんだが、エドワーズのマシンに施した対策はロッシのマシンにも有効な結果を生んでおり、予選のタイムアタック中にカーチス・ロバーツに道をふさがれる事がなければ、ロッシがポールポジションを獲得していた可能性もある。
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いずれにしても、ドライのドニントン・パークではフィアット・ヤマハの2名とミシュランタイヤが好調な事は確かなようだ。


■ストーナーのタイムはレースタイヤで記録

初日のトップタイムを記録していたドゥカティーのケーシー・ストーナーは、今回の予選で1列目を逃しているが、ストーナーのマシンは予選タイヤ装着時に電気系トラブルに見舞われており、アクセルワークが難しい状況にあったようだ。

写真このため、ストーナーは予選タイヤでのタイムアタックには全て失敗しており、今回記録した5番手タイムの1分29秒061はブリヂストンのレースタイヤで記録したものだ。

なお、予選終盤にストーナーはこのマシンの不調にも順応しており、ライディング・テクニックでトラブルを回避しながら1列目が狙えるタイムを2本目の予選タイヤで刻んでいたが、最終コーナーでギア抜けを起こしてオーバーラン気味となり、レースタイヤでの自己ベストタイムを最終的に上回る事ができなかった。

今回の結果から、ブリヂストンはレースタイヤは好調だが、全体的にドニントンでの予選タイヤはミシュランの方が優位に立っていたと言えそうだ。


■期待通りドニントンでは好調なホンダ勢

ロングストレートがほとんど無い事からドニントンパークでの成績に期待していたホンダ勢だが、その予想通りに全てのRC212Vライダーが11位以内のグリッドを獲得しており、不調に喘ぐ今期のホンダとしては全体的に高い成績をイギリスの予選では収めている。
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■調子を取り戻したヘイデン

特に初日からの活躍が目立ったのは、冬季シーズンを含めて全く今年は調子が上がっていなかったレプソル・ホンダの昨年度チャンピオンであるニッキー・ヘイデンだ。カタルーニャ合同テストから導入した新型シャシーに好感触を示していたヘイデンは、今回のイギリスGPからそのシャシーを実戦投入し、雨となった初日の2回のフリー・プラクティスで2番手タイム、ドライとなった2日目午前のフリー・プラクティスでは今期初となるタイムシート上のトップタイムを記録している。
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■好調の原因は新型シャシーと電子制御システムのオフ

なおヘイデンは、新型シャシーによる効果もさる事ながら、RC212Vのトラクション・コントロールの一部を前回のカタルーニャ合同テストからオフにしている事も、今回の好転の要因の1つだとコメントした。

ちなみに、チーム・ロバーツのケニー・ロバーツ・ジュニアも、前回のカタルーニャのレース中にKR212V(エンジン系システムはRC212Vと同じ)のトラクション・コントロールをオフにした事で、余計にタイムが上がったとコメントしている。


■ドライの予選では調子を取り戻したホンダLCRとコニカミノルタ

ホンダ勢の中で特に苦しい状況にあるホンダLCRとコニカミノルタ・ホンダチームも、今回のドライの2日目には調子を取り戻しており、チェカは初日の順位を9つも上げる7番手、中野選手は11番手で予選を終えている。
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チェカはこの日からベースセッティングを以前のドライ路面で好感触が得られた時の状態に戻しており、思い通りに走る事ができた様子だ。またコニカミノルタ・ホンダチームは、フロントフォークのセッティングが改善された事と、今回ミシュランが持ち込んだ新構造(コンストラクション)のタイヤが良かった事から、中野選手が以前よりも激しくコーナーで攻める事ができるようになったとしている。


■ドライではやはりまだ苦しいアンソニーウェスト

MotoGPクラスのデビューを初日の総合7位で飾ったレインマスターとしても知られるカワサキのアンソニー・ウェストだが、ドライとなった2日目には苦戦しており、予選は17位で終えている。

写真ウェストは「ドライではまだ学ぶ事が多い。バイクは常にウイリーしそうになるし、自分のライディング・スタイルをNinja ZX-RRに合わせていく必要がある」と述べ、レインコンディションとは異なる激しいドライ路面での出力伝達にはまだ戸惑っている様子だ。

■慣れる時間が必要

また、予選タイヤについてウェストは「とにかくMotoGPの予選タイヤの違いに驚いた。どこまでが限界でどこまで攻めていいのかが分からなかったので、タイヤの性能が使い切れていない」と、前回のジャックの代役ライダーだったフォンシ・ニエトと同様の感想を漏らしている。

ウェストのチーフ・メカニックであるフィオレンツォ・ファナリは、「彼の今回のレースの目標は完走をする事。彼はレースタイヤでは一貫したペースで走れているので、順序を追ってこのまま作業を続けていけば、すぐに速く走れるようになる。今の彼に必要なのは慣れる時間」とコメント。


■各ライダーのコメント

以下に、1列目から4列目までのMotoGPクラスの各ライダーのコメントを紹介する。

■1列目

●ポールポジション)コーリン・エドワーズ フィアット・ヤマハ YZR-M1

写真今週のここまでの内容には本当に満足です。

昨日はレイン用のセッティングが大きく進んだし、今日はミシュランが自分の望み通りのタイヤを持ち込んでくれたので、ドライでも調子はすごくいいです。今回の予選タイヤも感触は本当に最高でした。ここでポールが取れて死ぬほど嬉しいです。

このコースは下りの左カーブのクレイナー(3コーナー)が有名ですが、あそこはここの少ない左コーナーのうちの1つですから、本気でアタックするにはタイヤの側面にかなり自信が持てないとだめですね。2本目のソフトタイヤを履いた時には左側面をよく温めた後で、全力のアタックをしました。

ポールを狙う時にはどうしても少しリスクを冒さなければいけませんが、今日はそれがうまくいきましたね!

レースに向けてのペースはとてもいいし、午後にはそれが一貫していました。自分たちの実際の状態を確認する上でまだデータの確認は必要ですが、明日に向けて好調なのは間違いありません。ここまで本当に頑張ってくれているミシュランとチームには深く感謝しています。


●2番グリッド)バレンティーノ・ロッシ フィアット・ヤマハ YZR-M1

このサーキットはバイクとタイヤの感触が得られる時には素晴らしいサーキットですから、新しい800ccマシンは全ての有効な走行ラインが使えるのですごく気持ちがいいですよ。
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タイムアタックの時に運悪く他のライダーに少しブロックされる形になりタイムをちょっとロスしましたが、いずれにしてもコーリンと自分がワンツーを独占できたのが今回の一番重要な事です。コーリンには良くやったと言いたいですね。

今日の午前はあまり自分たちにとっていい内容とは言えませんでしたが、午後には調子が大きく改善されて、バイクの感触も良くなりました。

ここにいいタイヤを持ち込んでくれたミシュランに感謝します。自分たちのバイクとすごく相性がいいし、まだ2つの選択肢が残っているので、それを明日に決定します。後は、明日もこのままドライが保たれるように祈りましょう。


●3番グリッド)ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ RC212V

今日はすごく調子が良かったです。それにレースに向けて1列目が確保できて本当に嬉しいです。これは常に重要な事ですからね。
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今日のどちらのセッションも順調でしたし、ドライになってくれたおかげでいいセッティングを見つける事ができて、かなり一貫したペースで走れるようになりました。午前中は温度が低かったせいで大変な目にあいましたけどね。

午後の予選終盤のアタックは少し苦労しました。両方の予選タイヤで数回ミスをしてしまったので、それでポールを逃しています。2本目の予選タイヤでのアタックは最終区間までものすごく速く走れていたのに、そこでタイヤが終わってしまいました。まあ、1ラップのアタックのために作られたタイヤですから、特に驚く事ではありませんが。
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明日はこのままドライになって欲しいと思います。ただ、今回はウェットとドライの両方のコンディションでプラクティスを走れたので、天気がどっちだろうと準備に問題はない筈ですよ。

ここでは何人かがいいペースで走っているので、レースは面白くなりそうですね。明日が楽しみです。


■2列目

●4番グリッド)ニッキー・ヘイデン レプソル・ホンダ RC212V

セッションは順調でした。予選の4位は最近の最高位ですから喜ばなきゃいけませんね。それに今日は午前のセッションでもトップに立てたのが嬉しかったです。午後はあまり改善が進まなかったし、本当はもう少し速いタイムが出したかったというのはありますけど。
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2本目の予選タイヤで0.2秒しかタイムが縮めらませんでした。1列目に並ぶためにはもっと上のタイムが必要でしたね。ただ、トップにここまで近づいたのは久しぶりですから、明日のレースは本当に楽しみです。

いいスタートをきめてから先頭集団に潜り込んで、ここまでに何が足りなかったかを周りから学びたいところです。今シーズンのここまでの全てのレースは1コーナーを過ぎたところでがっかりするような事ばかりでしたから、学習する事さえあまりできていないんですよ。だから明日は学校に行くつもりで、みんなにくっついて行きたいですね。
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今週は最初からずっといい感触でしたが、シャシーの変更だけがそれほど大きな違いを生んでいる訳ではありません。バルセロナの後の2日間のテストはセッティングだけではなく、他にも多くの事を試しましたからね。トラクション・コントロールのいくつかの電子制御を取り払うなどして今のバイクの状態に仕上げましたが、そのおかげでよりスロットルを使って直接コントロールしやすくなったんです。自分にはその方があっているみたいです。

ここまでに頑張ってバイクを調整して感触を良くしてくれたチームのメンバーには本当に感謝しています。


●5番グリッド)ケーシー・ストーナー ドゥカティ デスモセディチGP7

レースタイヤではかなり安心できる状態ですしとても順調です。もうあと何点かレースの前に改善できる部分もありますよ。もしウォームアップセッションがドライになればですけどね。

予選は信じられないほどの失望感でした。電子制御系の調子が悪くなってしまい、毎回ホイール・スピンを起こしてエンジンの出力が途切れる感じになり、アクセルを有効に使えなくて全てのコーナーの出口でコンマ何秒かをロスする羽目になりました。
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それで1本の予選タイヤでアタックを2周続けて行う事にしたんです。2周目を走った時にはそのエンジンが途切れる状態でどうやって走ればいいかを学習できていたので調子はそれほど悪くなかったんですが、最終コーナーに進入した時にギア抜けを起こしてエンジンブレーキが全くかからなくなり、コーナーに余分な速度がついた状態で進入する事になったんです。

そこでギアを1速に戻したんですが、激しく攻めていたのでコーナーを曲がりきれずに危うく転ぶところでした。ただ、転ぶのを少し簡単に防ぐ事ができるようなので、ブリヂストンが提供してくれたタイヤの感触はものすごく気に入りました。

午前には16インチのリアタイヤも試しましたが、今は自分の慣れている方のタイヤを使いたいと思いました。だから今回は全てが正しく機能するかを確認したくらいです。

レースに向けてのペースはすごくいいので、予選がかなり残念だっただけに、今はレースを楽しみにしています。レースがドライでもウェットでも関係ありませんよ。すでにどちらの条件でも速く走れていますからね。ただ、ドライのレースの方が安全に走れる事は確かでしょう。


●6番グリッド)ジョン・ホプキンス リズラ・スズキ GSV-R

今日は全てが希望通りに進み順調でした。ドライのセッションが欲しかったところでしたからね。おかげでバイクのセッティングを進める事ができています。
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午前はまだすごく滑りやすくて、路面のグリップが良くなるにはゴムが付着するのを待たなければいけませんでした。セッションが進むにつれてだいぶ良くはなりましたが、完璧と言えるような代物ではなかったですよ!

レースのセッティングに関しては殆ど完成に近づいています。ウォームアップで2〜3箇所に変更を施す予定ですが、ブリヂストンとスズキGSV-Rはすでにかなり調子がいいです。
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予選では最後のアタックでミスをしてしまいコンマ何秒かをロスしました。リアのグリップを激しく失った直後はかなりびびりながら走ってましたね。本当なら1列目が取れたところでしたが、今はいいスタートをしてすぐに戦いに加わる事だけを考えています!


■3列目

●7番グリッド)カルロス・チェカ ホンダ・LCR RC212V

ヘレスと同じくここもトップスピードは重要じゃないので、レースではいい戦いができると思っています。ドライならすごくいい感触が得られていますしね。
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予選タイヤの性能を完全に使い切る事はできませんでした。予選の自己ベストがレースタイヤより0.2秒しか速くなかったんです。でも、レースに向けては期待が持てますね。

昨日は全くマシンの感触が得られませんでしたが、ベースセッティングを以前にうまくいっていた形に戻す事で、またトップ10以内に戻る事ができました。


●8番グリッド)ランディ・ド・ピュニエ カワサキ ZX-RR
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レースを前提にした走行では何回かいいラップタイムが刻めたので、それについては満足です。

ただ、予選ではもう少しタイムが縮めたかったし、3列目にはちょっとがっかりです。最終コーナーで他のライダーが自分の走行ラインにいたので、それで少しタイムをロスしました。

でも、レースタイヤには満足ですし、いいセッティングも仕上がりました。バルセロナの時のようないいレースがしたいですね。周回数が多く大変なコースですが、今回はトップ8を目指します。


●9番グリッド)マルコ・メランドリ ホンダ・グレッシーニ RC212V

今日はドライのセッティング作業はできましたが、明日の天気予報の殆どは雨なので、レースがどなるかはまだ予想がつきません。
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高速区間ではバイクを速く走らせる事ができていますが、ハード・ブレーキングが必要な部分ではまだ苦しんでいます。これは今シーズンの序盤からずっと抱え続けている問題ですし、それが原因で思い通りに走る事ができていません。

明日のレースは大変でしょうね。雨なら路面が滑るのでさらに大変になると思います。


■4列目

●10番グリッド)トニ・エリアス ホンダ・グレッシーニ RC212V

今日は2時間のセッションを最大限に使ってドライ用のレースセッティングに集中しました。
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午前中はタイヤの温度が思い通りに上がらなかったので少し苦労しましたが、午後にその状況はかなり改善されたので、明日のレースがドライなら準備は万端です。

今日は運悪く予選の終盤にテクニカル・トラブルが発生してしまい、予選タイヤを1本しか使えずいいラップタイムが出せなくて残念でした。明日のレースはドライになって欲しいですね。


●11番グリッド)中野真矢 コニカミノルタ・ホンダ RC212V

写真すごい天気の変わりようですね!でも、ずっとドライ路面が得られたのは嬉しかったです。

午前中は初めて装着する3本の新型タイヤを試しましたが、今回は少し苦労しました。ホンダの800ccマシンとミシュランタイヤでドライ路面のドニントンを走るのは今日が初めてでしたからね。だから調整に少し時間がかかりました。

他にはギアボックスの調整も行いました。これは普段ならレースウイークの初日に行う事ですが、走行条件が全く変わってしまったので今日も必要になったんです。

最終的な予選結果にはちょっとがっかりしています。ただ、まだトップ集団には加われていませんが、彼らとの差が縮まってきている事は重要だと思いますけどね。

ここは走りに熱中できるサーキットですし、ドニントンに適したバイクを仕上げる事ができればレースはとてもスリリングですよ!


●12番グリッド)クリス・バーミューレン リズラ・スズキ GSV-R

これでウェットとドライの両方のセッティングが揃いましたね。午前中はクレーナー・カーブ(3コーナー)で転倒して時間をロスしので、午後に改善作業をたくさん進めました。身体にまだちょっと痛みがあり、動かしにくい部分があります。
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スタッフが頑張って次のセッションまでの短い時間にバイクを修復してくれました。ジョンのスタッフまで手伝いに来てくれたので、本当に有り難かったです。

予選の最後のアタックはうまくいっていましたが、メルボルン・ループのヘアピンで大回りするミスを犯しました。4列目からのスタートは最高とは言えませんが、いいスタートをして激しく追い上げれば十分に戦えると思っています。


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