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2008年9月6日
9月5日に行われたベルギーGP初日２回のフリー・プラクティスにおいて、好調のフェラーリ２台とマクラーレン２台に次ぐ総合５番手につけたのは、14度から17度の低温路面にはなったもののアスファルトが最後までドライに保たれた午前のP1セッション中に1分48秒104を記録したINGルノーF1チームのフェルナンド・アロンソだった（ベルギー初日の気象条件ならびにフリー・プラクティスの総合順位表はこちらの記事を参照）。
■アロンソは初日の総合５番手、午後のウェットにおけるトップタイムも記録
ベルギーGP初日、空が雲に覆われた午前中にアロンソはブリヂストンタイヤの評価を行う中、今年のGPカレンダーの中で最もコース全長の長いフランコルシャン・サーキットの特性に合わせてR28のシャシーバランスを調整。続く小雨が降り始めた午後のセッションでは、この日のウェット路面でのトップタイムとなる1分48秒454を記録し、他の多くのチームが難しい路面コンディションに苦しむ中で、マシンのセッティングに良い進展があった事をアピールしている。
■アロンソ「作業は終わらなかったが他のチームも同じ」
タイムはすでに悪くはないものの、午後の悪天候の影響から初日に予定していた全ての作業を終える事はできなかったというフェルナンド・アロンソは、他のチームも状況はそれほど変わらないので、特に心配はいらないと以下の通りコメントした。
「今日は車のセッティングにいくつか進歩が得られました。路面コンディションの影響から予定の作業メニューを全て終える事はできていませんが、まあこの気象条件ですから他のチームも似たような状況ですし、特に騒ぐほどの事ではありませんよ。まだ明日の予選前に午前のセッションも１回あるので、あまり心配はしていません」とアロンソ。
■ルノー首脳陣「期待ほどには仕事の進まない１日目だった」
ルノーのエンジニアリング・ディレクターを務めるパッド・シモンズは、この日の不安定な気象条件を振り返り「ベルギーでのセッションはいつも悪天候の影響を受けますが、今日もその例外ではありませんでした。限られた時間を最大限に活用できるよう計画をその場で変更しながら作業を進めましたが、いつも通りまだ課題はいくつか残っています。全体的に見ればうまくいったとは思いますよ」と１日目の感想をコメント。
また、ルノーのエンジン・トラック・オペレーションズ責任者のデニス・シュヴリエは「今日は天候が不安定だったので、予定の作業を全て終える事は他のチームもできていないと思います。ただ、その中でも自分たちはいくつかの検証作業を進める事はできましたから、このまま明日も残りの課題を解決できるように頑張るつもりです。今日は期待していた程に仕事は進みませんでしたが、前向きな姿勢で残りの２日目には挑みますよ」と述べ、作業そのものは期待程に進んでいない事を明かしている。
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