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2008年9月6日
ベルギーGP初日となる9月5日(金)のスパ・フランコルシャン・サーキットにて、午前と午後に行われたフリー・プラクティスの総合2番手タイムとなる1分47秒623を記録したのはフェラーリのキミ・ライコネンだった。この日の総合トップにはチームメイトのフェリペ・マッサがつけており、フェラーリ勢がベルギーでは好調な滑り出しを見せている(ベルギー初日の気象条件ならびにフリー・プラクティスの総合順位表はこちらの記事を参照)。
■午前は軽い電気系トラブル、午後にはスピンして1時間をロスしたライコネン
不安定な曇り空に覆われて気温が低かったこの日、ライコネンはドライ路面が保たれた午前中には軽い電気系トラブルはあったものの初日の総合2番手を記録したが、午後には小雨により路面が湿ったP2セッション開始から30分後の10周目に9コーナーでスピン、そのままバリアに衝突してリアウイングを大破しており、それ以降はコースに復帰する事ができなかった。
■ライコネン「明日の朝に雨が降らない事を祈る」
マシンを壊して初日午後の走行時間を1時間失う事になった現在ランキング3位のライコネンは、車のダメージの状況を以下の通り説明し、遅れた作業を取り戻すためにも2日目の午前中は晴れて欲しいとコメントしている。
「9コーナーの縁石に乗り上げてコースオフした時には、縁石の表面が雨のために少し滑りやすくなっており、それでスピンを起こしバリアに衝突しました」とライコネン。
「運悪くリアウイングの破損だけではなくフロアもダメージを受けてしまったので、時間内に修理を終える事は無理でした。新品のタイヤに履き替えたばかりでしたし、雨が降り始めたばかりのセッション序盤の事故だってので大きく時間をロスする事になり残念です。もっとドライの路面で一貫した走行時間が取れるように、明日の午前中は雨が降らない事を祈っています」
「今日の朝は小さな電気系トラブルが発生した事を除けば、車の調子は悪くありませんでした。明日はどこまで作業を進められるか様子を見ますが、それが天候に左右される事だけは間違いないでしょうね」
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