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イギリスGP決勝、圧倒的強さを取り戻したストーナー |
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2008年6月26日
2008年MotoGP第8戦目、ドニントン・パークに詰めかけた8万9千人の観客が見守った6月22日のイギリスGPを制したのは、ポールポジションからスタートして開幕戦以来となる今期2度目の優勝を獲得したドゥカティーのケーシー・ストーナーだった。以下に、イギリスのGPのレース結果や内容、ならびにMotoGPクラスの各ライダーのコメントなどを紹介する。
■完全復調をアピールするドゥカティーとストーナー
今シーズン序盤のストーナーは、年間タイトルを獲得した2007年とは異なり、開幕戦で一度優勝を果たして以後は常にレースウイーク中のセッティングに苦しみ、どのサーキットでもフロントの感触が得られない事からレース中の走りに自信が持てず、その中で数回のマシントラブルなども発生した事から、2008年型マシンであるデスモセディチGP8のパッケージ性能に不安を抱く様子を一時期は見せている。
しかしながら、エンジンパーツなどが一部新しくなったイタリアGPからは前向きな発言と共に表彰台に復帰、前回のカタルーニャGPではポールポジションも獲得するなど、ここまでの過去2戦は予選とレースでの両方の強さに復活の兆しが現れていた。
そして今回のイギリスGPの1週間前に行われたカタルーニャ合同テストでは、ストーナーは初めて試乗した2009年型マシンであるGP9の基本性能とGP8の改善状況の両方に好感触を示しており、マシンの正しいセッティングの方向性を完全に取り戻したと宣言して挑んだ今回のイギリスGPでは、予選とレースの両方で他を寄せ付けない圧倒的な強さをアピールしながら、見事に今期初のポール・トゥ・ウインを達成している。
■イギリスGP、MotoGPクラスのレース結果
以下に、前日の豪雨の予選とは異なり、風は強かったものの良好なドライ・コンディションに恵まれたMotoGPクラス決勝レースの結果を示す。レース開始時の気温は20度、路面温度は26度、湿度は22%だった。
1) ケーシー・ストーナー AUS ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP8 44分44秒982(30周)
2) バレンティーノ・ロッシ ITA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 44分50秒771(30周)
3) ダニ・ペドロサ SPA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 44分53秒329(30周)
4) コーリン・エドワーズ USA ヤマハTech3 YZR-M1 44分57秒660(30周)
5) アンドレア・ドヴィツィオーゾ ITA JiRチーム・スコット RC212V 44分59秒783(30周)
6) ホルヘ・ロレンソ SPA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 45分00秒672(30周)
7) ニッキー・ヘイデン USA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 45分03秒178(30周)
8) クリス・バーミューレン AUS リズラ・スズキMotoGP GSV-R 45分06秒648(30周)
9) 中野真矢 JPN サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ RC212V 45分14秒336(30周)
10) アンソニー・ウエスト AUS カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR 45分26秒012(30周)
11) トニ・エリアス SPA アリーチェ・チーム デスモセディチ GP8 45分29秒408(30周)
12) ランディ・ド・プニエ FRA ホンダLCR RC212V 45分31秒181(30周)
13) シルバン・ギントーリ FRA アリーチェ・チーム デスモセディチ GP8 45分33秒713(30周)
14) ベン・スピーズ USA リズラ・スズキMotoGP GSV-R 45分34秒573(30周)
15) アレックス・デ・アンジェリス RSM サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ RC212V 46分07秒168(30周)
16) マルコ・メランドリ ITA ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP8 46分15秒003(30周)
17) ジェームス・トーズランド GBR ヤマハTech3 YZR-M1 45分32秒234(29周)
-) ジョン・ホプキンス USA カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR 24分18秒021(16周)
ドニントン・パークのサーキットレコード(レース中)は2006年にダニ・ペドロサが記録した1分28秒714、ベストラップレコード(予選タイヤ)は2006年にダニ・ペドロサが記録した1分27秒676
■MotoGPクラスにおけるイギリスGP終了時点のポイントランキング
イギリスGP終了直後のMotoGPクラスのポイントランキングは以下の通り。
1) バレンティーノ・ロッシ [ITA] [フィアット・ヤマハ・チーム] 162
2) ダニ・ペドロサ [SPA] [レプソル・ホンダ・チーム] 151
3) ケーシー・ストーナー [AUS] [ドゥカティ・マルボロ・チーム] 117
4) ホルヘ・ロレンソ [SPA] [フィアット・ヤマハ・チーム] 104
5) コーリン・エドワーズ [USA] [ヤマハTech3] 82
6) アンドレア・ドヴィツィオーゾ [ITA] [JiRチーム・スコット] 68
7) ニッキー・ヘイデン [USA] [レプソル・ホンダ・チーム] 57
8) ジェームス・トーズランド [GBR] [ヤマハTech3] 53
9) ロリス・カピロッシ [ITA] [リズラ・スズキMotoGP] 51
10) 中野真矢 [JPN] [サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ] 49
11) クリス・バーミューレン [AUS] [リズラ・スズキMotoGP] 48
12) ジョン・ホプキンス [USA] [カワサキ・レーシング・チーム] 32
13) マルコ・メランドリ [ITA] [ドゥカティ・マルボロ・チームM] 29
14) トニ・エリアス [SPA] [アリーチェ・チーム] 29
15) アレックス・デ・アンジェリス [RSM] [サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ] 25
16) ランディ・ド・プニエ [FRA] [ホンダLCR] 22
17) シルバン・ギントーリ [FRA] [アリーチェ・チーム] 18
18) アンソニー・ウエスト [AUS] [カワサキ・レーシング・チーム] 16
19) ベン・スピーズ [USA] [リズラ・スズキMotoGP] 2
20) 岡田忠之 [JPN] [レプソル・ホンダ・チーム] 2
■MotoGPクラスの決勝レース概要
MotoGPクラスのイギリスGP決勝レース全体の概要を以下に紹介する。
■ホールショットはストーナー
ホールショットを奪ったのはポールポジションからスタートしたストーナー。これに2番グリッドスタートのロッシ、4番グリッドスタートのヘイデン、6番グリッドからスタートしたドヴィツィオーゾが続き、それを豪雨の予選で獲得した3番グリッドからスタートしたバーミューレンと、3列目9番グリッドスタートのペドロサが追う。
■地元期待のトーズランドがいきなり転倒
地元期待の英国人ルーキー、TECH3ヤマハのジェームス・トーズランドは、このオープニング・ラップの1コーナーを曲がる途中にリアが暴れてマシンのバランスを崩し転倒、この衝撃によりマシン右側のフットペダルが外れ、本人は頭部と右手を強打した。
転倒直後、何よりも精神的なダメージを隠しきれない様子だったトーズランドは、彼の応援のためにドニントン・パークを訪れた地元ファンのために最後尾からコースに復帰し、そのまま完走を遂げて観客からの大きな声援を受けたが、レース終了直後にイギリス国旗を地元ファンから受け取った時のトーズランドはうつむいたままだった。
■トーズランド「地元ファンのために最後まで走る決心をした」
「どれだけ落ち込んでいるかを言葉で説明するのは難しい・・・地元ファンの前でいい成績を本当に残したかったが、前日に問題を抱えていた時のレースはだいたい難しい状況に陥る事が多い。16番グリッドからのスタートは厳しかったが、全力で最初からアタックしていく事に決めていた。スタートはとてもうまくいき、いきなり何人かを交わしたが、1コーナー進入時にあそこまで速度が出るとは思わず、そこでリアが暴れて転んでしまった」と転倒時の様子を説明するトーズランドは、ファンのために最後まで走りきる決心をした時の事を以下の通り述べている。
「そのままクルージングしてピットに戻る事もできたが、今回はたくさんの人が自分の走りを見に来てくれていると思った。頭を強打し、右手も地面に叩きつけたのですごく痛くて、おまけに右のフットペダルも折れてしまったが、今回は何よりもチェッカーフラッグを目標に走り続ける事にした。今週ここに到着した直後から信じられないほどの声援を送り続けてくれたファンのために完走したかった。自分は必ず立ち直るが、今回の件はレース人生の中で最も残念な出来事になってしまった。ただ、今日がそうであったように、自分は簡単に諦めたりはしない人間だし、自分に光があたる時は必ず来ると信じている」
■一時的に2番手の浮上したドヴィツィオーゾを抜き返すロッシ
目の前でのトーズランドの転倒のあおりを受け、背後を走行していたホプキンスとド・プニエが順位を後退する中、ドヴィツィオーゾはロッシとヘイデンを立て続けに交わし2番手に浮上するが、すぐにロッシがこれを抜き返し、オープニングラップ終了時は先頭からストーナー、ロッシ、ドヴィツィオーゾ、ヘイデン、ペドロサ、バーミューレン、エドワーズ、中野選手、ロレンソの順に。
■2ラップ目にデ・アンジェリスが転倒
続く2ラップ目、ここでタイヤに不良箇所がありチャタリングがひどかったというデ・アンジェリスが転倒するが、すぐにコースには復帰しており、最終的にはポイント圏内の15位で完走を遂げている。
■デ・アンジェリス「タイヤに欠陥がありチャタリングが激しかった」
デ・アンジェリスはレース後に「ここでは週末を通してドライの時には速く走れていただけに、今回のレースは本当に不運だったと言える。スタートがうまくいってすぐにスピードに乗る事はできたが、オープニングラップの終盤にはチャタリングの問題を抱えている事に気がつき、その後はコーナーを曲がる度に状態がひどくなっていった。2ラップ目の終盤にはそれが原因で転倒してしまったが、厳しいレースになる事を覚悟でコースに戻る決心をした。成績は良くなかったが、今回はタイヤの欠陥が原因だったので仕方がないと思う事ができる。金曜日のフリー・プラクティスと今日の午前のウォームアップで同じ種類のタイヤを履いた時にはすごく速く走れていたが、今回の場合はどうしようもなかった」とコメントしている。
■中野選手もレース後半にチャタリング
なお、デ・アンジェリスのチームメイトである中野真矢選手も、今回のレースの20ラップ目付近からチャタリングに悩まされた事をレース後に語っている。
■独走体制に入るストーナー、ペドロサはドヴィツィオーゾの背後でタイムロス
その後は5ラップ目にストーナーがロッシを1.5秒引き離し、2番手のロッシはこれについて行く事ができなくなる。また、ヘイデンを交わして4番手に浮上したペドロサは、その後しばらくは前を走るドヴィツィオーゾに抑えられて前に出るのに手間取るが、8ラップ目の9コーナーでようやくドヴィツィオーゾを交わすのに成功、ロッシから距離を空けられた状態で3番手に浮上する。
■激しい2番手争いを見せるロッシとペドロサ
ストーナーが2番手のロッシを3秒引き離した14ラップ目、ペドロサがついにロッシの真後ろに接近。15ラップ目の1コーナーではペドロサが前に出るがすぐにロッシがこれを抜き返し、再び16ラップ目の1コーナーでペドロサはロッシの前に出るが、9コーナーのシケイン内でロッシが再び2番手のポジションを奪い返す。ここでペドロサはシケインからの脱出時にミスして失速、ロッシに若干距離を広げられてしまう。
■ホプキンスが今期3回目のマシントラブルによりリタイア
17ラップ目の4コーナー、ここで10番手を走行していたホプキンスがスローダウン。今期3回目となるマシントラブルが原因で戦列を離れる事になった。
■ホプキンス「すぐにアッセンなので今は振り返らない」
イギリスに住む多くの親族が応援にかけつけていたドニントン・パークでのレースを残念な結果に終えたホプキンスは「今日のレース結果にどれだけがっかりしているか表現するのさえ難しい。スタートはすごくうまくいって順調に前に抜け出せたが、突然1コーナーの出口でトーズランドが自分の目の前でハイサイドを起こしてしまい、彼が滑りながらコースから外れていく間は、彼のバイクを避けるためにほとんどスタンドスティル(停止したままバランスを崩さずに立つ事)の状態になるまでブレーキをかけ続ける羽目になった」とレース開始直後の1コーナーでの不運を説明した後、今回のマシントラブルについては以下の通り述べている。
「おかげでオープニングラップ中に最後尾まで下がってしまったが、そこから何とか頑張って順位を挽回し、最終的にはアンソニーを交わして10位にポジションを戻す事はできていた。その時にはまだ前の集団との距離を縮める事ができると思っていたが、次のオールド・ヘアピン(4コーナー)に差し掛かったところでバイクが停止してしまった。この原因を究明する必要は当然あるが、次のレースまで残り1週間もないので今日の問題点について固執したくないし、それよりも来週のアッセンで結果を挽回する事に集中したい」
■バルトレミー「原因は必ずつきとめる」
なお、カワサキのコンペティション・マネージャーを務めるミハエル・バルトレミーは、今回のホプキンスのレース中のトラブルについて「ジョンは背中に怪我を負いながらも本当に頑張ってくれていたが、レースは残念な結果に終わってしまった。テクニカル上の問題が発生してリタイアするまでは、彼はいいポジションを狙って戦い続けていた。原因は現在調査中だが、いかなる問題であっても必ずつきとめたい」とコメントしている。
■警告ランプの点灯でリズムを崩したヘイデン
レース開始時には好調なスタートダッシュを見せたニッキー・ヘイデンは、ペースが続かなくなり19ラップ目には7番手にまでポジションを落としているが、これは計器上の警告ランプが点灯した事で不安になり、リズムを崩した事が原因だと本人は語っている。
■良好なメインマシンをレースに使用できなかったヘイデン
ちなみに、従来型のスプリング・バルブ・エンジンを使用しているペドロサとは異なり、今回のイギリスGPからは念願かなってニューマチック・バルブ・エンジンを使用しているヘイデンだが、この日の午前のウォームアップ中にレースウイークを通して調子の良かったメインバイクにテクニカル・トラブルが発生しており、レースではスペアバイクの方を使用していた。
■ヘイデン「突然ランプが点灯して不安になった」
午前にマシンのトラブルが発生するまでは全て順調だったと語るヘイデンは「レースの最初の何周かはまあまあだったが、9ラップくらい走ったところで計器盤のランプが点灯した。何を示すランプなのか分からなかったが、センサーが何か不調を示す時というのは、大抵の場合はトラクション・コントロールやエンジン・ブレーキング・コントロール、または他の何かを使いすぎている事が原因。これは特に深刻な問題ではなかったが、その後の数周は自信を失ってラップタイムが悪くなってしまったし、気分を回復するまでは走行リズムも狂ってしまった。今はチームのスタッフが原因を調査しているところ」とレース中のペースダウンについて説明している。
その後はクリス・バーミューレンを交わすものの、レース終盤にホルヘ・ロレンソに交わされて7位のままチェッカーを受けたヘイデンは「スタッフにイギリス人が多かったので、今日はもっと上の成績を持ち帰りたかった。バイクの調子は非常に安定していたのでレースの終盤には29秒台に戻す事はできている。新エンジンに関しては、燃費やタイヤの寿命について今回しっかり学習できたし、多くのデータを収集する事ができた。最初のレースが楽じゃない事は分かっていたので、今後はここからさらに調子を上げていきたい。チームとHRCのスタッフの努力には本当に感謝している」とレース後に語った。
■最後まで後続を寄せ付けないストーナー、ロッシとペドロサは表彰台圏内を確保
レース残り5周の26ラップ目、ストーナーは2番手のロッシを6秒近く引き離し、3番手のペドロサはロッシとの距離を維持する事できずに少しずつ離され始める。この時点の各ライダーの順位は先頭がストーナー、2番手がロッシ、3番手がペドロサ、4番手がエドワーズ、5番手がドヴィツィオーゾ、6番手がロレンソ、7番手がヘイデン、8番手がバーミューレン、9番手が中野選手、10番手がウエスト、11番手がド・プニエ、12番手がエリアス、13番手がギントーリ、14番手がベン・スピーズ、15番手がデ・アンジェリス、16番手がメランドリ、17番手がトーズランド。
■昨シーズンを思わせる圧倒的な強さを取り戻したストーナーが優勝
「コース内に進入してきた観客に気を取られてエリアスに交わされてしまった」と述べるド・プニエがチェッカーを目前にして12番手に後退し、エリアスが11番手に浮上した事を除けばその後の順位に変動はなく、昨シーズンを彷彿とされる圧倒的な走りで、最後までトップの座を守りきったのはドゥカティーのケーシー・ストーナーだった。
ストーナーは今回のイギリスGPでは2日目午前のフリー・プラクティス3以外では全てのセッションで圧倒的なトップタイムを記録しており、年間チャンピオンに輝いた昨シーズン中の勢いを完全に取り戻した様子だ。
■優勝)ケーシー・ストーナー ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP8
ストーナーはカタール開幕戦での勝利から7戦ぶりとなる今期2回目の優勝を果たした事で、ポイントランキングは今回のレースを6位で終えたホルヘ・ロレンソを13ポイント追い抜き3位に浮上している。レース後のストーナーのコメントは以下の通り。
「最高の週末を過ごす事ができました。何よりも嬉しかったのは、また自分たちが実力を発揮できる状況になってきたのを再確認した事ですね」とストーナー。
「過去の3レースも全体的に見れば悪くない状況でしたが、今回は新しい電子制御システムのおかげでさらに大きな進歩が得られています。テストの時のカタルーニャとここではそれが大きな効力を発揮しました」
「カタールでの開幕戦の後は残念な状況が続いていましたから、再び調子を取り戻す事ができた感じになり本当に嬉しいです。今週末は初日から全てが順調でしたしね。フリー・プラクティスの時からいいラップタイムで始まりましたし、その後もウェットとドライのどちらの条件でも調子は上がり続けました」
「レースが終盤になってもトラクションの調子は本当に素晴らしかったし、今日のバイクは完璧でしたから、フィリッポ(プレジオーシ)やビット(グアレスキ)、それにここまで本当に頑張って作業を進めてくれたドゥカティーの人たち全員に感謝の気持ちを伝えたいです」
「今はこの新しい電子制御システムが、今回のドニントンやカタルーニャと同様に、シーズン残りのサーキットでも性能を発揮してくれる事を願うばかりですね」
■2位)バレンティーノ・ロッシ フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1
ストーナーから約6秒遅れの2位チェッカーを受けたのは、現在のポイントリーダーであるフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシだった。1996年のオーストラリアGPにおける125ccクラスでのデビューしてから数えて、このイギリスGPが自己通算200戦目となるロッシにとって、今回の2位はグランプリ自己通算142回目の表彰台となる。
ランキング2位のペドロサを今回のレースで背後に抑え切った事により、そのポイント差を11に広げたロッシは、レース後に以下の通りコメントしている。
「この結果にはすごく満足です。もちろん、本当はケーシーと優勝を争いたかったですけどね!」とロッシ。
「今日はスタートがうまくいったし、そのままケーシーを追いかけようとしたんですが、いくつかのコーナーでは彼の方が速かったので、レースを通して彼と同じペースで走り続けるのは不可能でした」
「ポイントランキングの観点から見て今日は2位の獲得がすごく重要でしたから、レース中盤のペドロサとの戦いにはどうしても勝つ必要があったんです!幸い2位を確保できて、彼とのポイント差をさらに4ポイント広げる事ができたのは、年間ランキングの面ではすごく重要だったと思います」
「残念ながら今週は金曜日のドライ・セッションの時にいくつかセッティングにミスを犯していたんです。昨日はウェットでしたから今日までその修正作業を行うチャンスがなく、マシンを完璧に仕上げ直すのは結果的に手遅れでした。ただ、いずれにしても全力を尽くす事はできたので、チームのスタッフ全員には本当に感謝しています」
「ポイントランキングでは現在トップを維持していますが、今日はストーナーが実力を見せてきたので、今後のレースは毎回彼との激しいバトルが予想されるでしょうね」
「アッセンまでほんの数日しかないのが今は嬉しいです。あそこではさらにいいレースがしたいです」
■3位)ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム RC212V
ストーナーとロッシに次ぐ3位表彰台を獲得したのはレプソル・ホンダのダニ・ペドロサ。1週間前のバルセロナ合同テスト中に背中を強打して病院に運ばれた事を考えれば、今回の結果には満足できるとペドロサは語る。
「天候が常に変化するという難しい週末でした。ドライのプラクティスは1日だけでしたしね。そんな条件とバルセロナのテストの時の転倒の事を考慮すれば、表彰台で今回レースを終われたのはいい結果だったと思います。」とペドロサ。
「今日は激しく攻めましたし、2位表彰台が本当に欲しかったです。でも、残念ながらコース幅が狭くスタートラインから1コーナーまでの距離が短いサーキットでの3列目スタートは楽じゃありませんでした」
「スタートはうまくいきましたが、1コーナーを抜ける過程で少し集団に囲まれてしまい、さらにドヴィツィオーゾの背後を走行しているうちにタイムをいくらかロスしています。バレンティーノに追いついてからはいいバトルになり、数回交わす事もできましたが、何回かそこでミスを犯した事から2位でチェッカーを受けるチャンスを失いまいた」
「今日のミシュランタイヤの調子はとても良かったんですが、方向転換の時には若干苦しむ感じでした。いずれにしても、年間ランキングの面ではいいポイントを確保できましたし、来週のアッセンではさらにいい成績にも期待ができます」
■MotoGPクラス、その他のライダーや関係者のコメント
以下に、4位以下となったMotoGPクラスのライダーのコメントなどを簡単に紹介する(レース概要の中でコメントを紹介したライダーは除く)。
■4位)コーリン・エドワーズ ヤマハTech3 YZR-M1
「4位はいい成績だが、それでも少し悔しい。レースの序盤にペースが伸ばせず、金曜日のドライの時の速さでは走れなかった。そこからマシンの調子が戻るまで時間がかかったが、ラップタイムに関して言えば、バレンティーノ、ダニ、ケーシーの3人とそれほど大きな差はなく、最後まで引き離される事もなかったので、最初からもう少しだけ速く走る事ができていれば彼らと戦えたかもしれない。もう一回最初からレースができればいいのにと思ってしまう」
■5位)アンドレア・ドヴィツィオーゾ JiRチーム・スコット RC212V
「スタートがうまくいって、最初はバレンティーノやダニと同じ位置で走る事ができた。また、レースの前半はとても速いペースで走る事ができていたので、大きく順位を挽回する事もできた。後半はコーリンが背後に迫ってきたので、ニッキーの前に出て逃げようとしたが、最終的にコーリンから逃げ切る事はできなかった」
■6位)ホルヘ・ロレンソ フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1
「今週は自分とチームのクルーにとって厳しいレースウイークだったから、このレース結果にはとても満足している。もう過去の事は振り返りたくないし、もし1列目からスタートできていたらどうだったかなんて事も考えたくない。今はもう現在の事と、今回の自分のレース内容についてのみ考えたいだけ。今日の第1目標は転んだり怪我をしたりする事なく完走する事だった。結局何よりも大切なのは健康でいる事だからね!」
「レースが始まってからは徐々に自信が回復してきて、どんどんうまく乗れるようになってきたので、今回はいいレースができそうだという実感がわいた。速いペースを保つ事ができたし、バイクとミシュランタイヤの調子も良好だったので、チームの全員に感謝している。表面上は笑顔や元気な素振りを見せながらも、明るい気分や考え方、意欲などを内面で保つのが難しい時が最近は何度かあったが、今日はいいレースができたので、今晩はとても楽しく過ごせる」
■7位)ニッキー・ヘイデン レプソル・ホンダ・チーム RC212V
(レース概要内のコメントを参照)
■8位)クリス・バーミューレン リズラ・スズキMotoGP GSV-R
「ドライで準備を進める時間が十分に取れていなかったので、今日のレースは難しかった。ただ、去年のドライ・コンディションの時と比べてバイクが大きく進化しているのは事実だし、前回のバルセロナのテストでもたくさんの事に取り組んでて多くを学んできた。今週はセッティングの時間が少なかったにもかかわらずチームは本当に頑張ってマシンを仕上げてくれたので深く感謝している」
「今回のレースでは可能な限り激しく攻め込んで走ったが、残念ながらトップ集団と同じペースでは走れなかった。まわりのライダーとは戦えると思っていたので、終盤に入りリアタイヤのグリップが悪くなってしまったのがすごく残念だった。今はもう来週のアッセンに向けて気持ちを切り替えたい」
■9位)中野真矢 サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ RC212V
「レース内容については満足。結果としては9位にしかなれなかったが、スタートがうまくいってすぐに自分の目の前の中間グループに加わる事ができたし、そのまま一緒にレースの大半を走りきる事ができた。バイクと自分の走りを楽しみながら、チームが期待していたよりもいいラップタイムを何回か記録する事もできている」
「残念ながら20ラップ目からレースの終わりまではチャタリングに悩まされてしまい、思い通りに激しく攻める事はできなくなったが、いずれにしてもバイクやエンジン、ブレーキなどの感触はすごく満足できる状態にある事が分かったので、次のレースにもその点で期待が持てる」
■10位)アンソニー・ウエスト カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR
「今回の結果が本来の自分たちの力を示している。ここからさらに上の結果を狙っていけるようになる事を祈っている。やっとバイクがちゃんと乗れる感触になってくれた。レース開始直後から最後まで攻めの走りができて、トップ10圏内で完走できた事は本当に嬉しい。今回は飛躍的な進歩が得られたと思う。ウェットでもドライでも以前よりもずっと自信を持って走れるようになった」
「レースの終盤はトニ・エリアスとランディ・ド・プニエにものすごいプレッシャーを与えられたが、それらに対処しながらも最後までいいラップタイムを維持する事もできた。マシンのセッティングとブリヂストンタイヤは共に好感触だった。もちろんまだ課題はたくさんあるが、今後はそれらの点も確実に改善していける自信がある。次戦のアッセンは自分の大好きなサーキットなので本当に楽しみで仕方がない」
●カワサキ・コンペティション・マネージャー ミハエル・バルトレミー
「アンソニーの成績には本当に満足している。今週の彼はウェットとドライの両方の条件でいい走りを見せてくれた。今回の結果は、チームの彼への信頼が正しかった事を証明している。わたしはアンソニーを選択した事が正しかったと常々信じてきた。そして彼は今回、素晴らしいレースをしてチームの目標だったトップ10フィニッシュを達成してくれた」
■11位)トニ・エリアス アリーチェ・チーム デスモセディチ GP8
「今日のレース内容には本当に満足できた。チームと一緒にできる限りの解決策を必死で探ったが、今回は本当にいい仕事ができたと思う。普通は11位では満足できないが、昨日の状況を考えれば十分に嬉しい。自分は攻めのライダーだから追い抜きは好きだし、今回はいい順位を争う事もできた。すぐ4日後にはまたサーキットなので、今の流れをこのまま維持できるよう頑張りたい」
■12位)ランディ・ド・プニエ ホンダLCR RC212V
「自分にとっては難しいレースだった。スタート直後にトーズランドが転んだ時には彼の背後を走っていたので大回りになり、いくつかポジションを落としてしまった。その後は少し自信を失って特にブレーキングポイントで他のライダーを交わすのが難しくなり、7ラップ目にホプキンスとウエストの背後を走行していた時は、バイクが重すぎて方向転換やブレーキを思い通りに遅らせる事ができない状態だったので、彼らを交わす事ができなかった」
「その後はミスをせずにいいラップタイムを刻もうとしたが苦労した。最終ラップの時は何人かの観客がコース側に入ってきていたので集中力を失い、ストレートでエリアスに交わされる結果に終わった。今回もあんまりいい走りができたとは思えない。過去何戦かの中で転倒してからはバイクのセッティングを正しくしようと頑張ってきたが、まだ何かが欠けている。何日後かのアッセンでは引き続きその作業に取り組みたい」
■13位)シルバン・ギントーリ アリーチェ・チーム デスモセディチ GP8
「スタートがうまくいき、レース中の大半は11位のポジションを維持していた。今日は以前に一度も試した事のないフロントタイヤを履き、マシンのフロントまわりのセッティングにも色々と手を入れたので、レースの前半はあまり激しく攻め込まなかった。10ラップ目あたりからはいいリズムがつかめて1分30秒台を記録し、最後までそのペースを維持する事はできたが、いくら金曜日の自己ベストを上回るタイムで走っても、ライダー全体の中での順位を上げる事にはつながらなかった」
■14位)ベン・スピーズ リズラ・スズキMotoGP GSV-R
「まだタイヤとバイク、それにコースを学習している最中だったので、レースの最初の数周はかなり辛かった。レースの前半をほとんど無駄にしてしまったような気分だが、それでも後半に入ってからはすごく調子が良くなった!レース終盤のラップタイムはトップ10に入っていたので、それについてはとても嬉しい。後半は前にいたライダーたちとの距離を周回毎にどんどん削り取ったが、周回数が足りずに結局彼らを交わすには至っていない。成績は自分の期待ほどではなかったが、さらにすごく快適にこのバイクで走れるようになり、レース終盤はとても速く走れていたのでかなり満足!」
●リズラ・スズキ・チーム監督 ポール・デニング
「クリスは1列目からのスタートを結果に反映する事ができなかったが、これはクリスの努力不足が原因では決してない。クリスはいいスタートを決めたが、前方の集団に戦いを挑むだけのペースが少し足りない状況だった」
「ベンは今週末を通してうまく仕事を進めてくれた。バイクにも慣れてきたようだしレースの終盤は速く走れていた。ラップタイムは十分にトップ10圏内だったし本当に素晴らしかったと思う。アッセンでベンがレースに出場するかどうかはまだ不明だが、ロリスが走れない場合には彼が再び急成長を見せてくれる筈」
■15位)アレックス・デ・アンジェリス サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ RC212V
(レース概要内のコメントを参照)
■16位)マルコ・メランドリ ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP8
「本当にがっかりな結果。チームにも申し訳なく思っている。今の自分たちにやれる事は今回のレースの事は忘れて次戦に集中する事だけ。天気が不安定だった事もあり、正しく解決策を見つけ出すのは難しい状況だった。まだ少なくとも金曜日のドライの時の方が調子は良かったが、その時の感触さえ今日は取り戻せなかった。木曜日にはまたゼロからのスタートをしなければならない」
●ドゥカティー・マルボロ・チーム監督 リビオ・スッポ
「マルコが非常に厳しい状況に陥っている事をチームは改めて認識した。今後もマルコとは密接に作業を続けながら、彼がパッケージに自信を持てるようになるまで、できる限りの事は全て行いたい」
■17位)ジェームス・トーズランド ヤマハTech3 YZR-M1
(レース概要内のコメントを参照)
■DNF)ジョン・ホプキンス カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR
(レース概要内のコメントを参照)
■250ccクラスのイギリスGP決勝レース結果
以下に、気温21度、路面温度30度、湿度19%のドライ・コンディションとなった250ccクラスのレース結果を示す。優勝はポイントリーダーのミカ・カリオ。日本勢では青山博一選手が6位、高橋裕紀選手は9位だった。
1) ミカ・カリオ FIN レッドブルKTM 250 KTM 42分14秒410(27周)
2) マルコ・シモンチェリ ITA メティス・ジレラ ジレラ 42分14秒763(27周)
3) アルバロ・バウティスタ SPA マプフレ・アスパル・チーム アプリリア 42分15秒647(27周)
4) エクトル・バルベラ SPA チーム・トース・アプリリア アプリリア 42分23秒285(27周)
5) トーマス・ルティ SWI エミー・カフェラテ アプリリア 42分25秒769(27周)
6) 青山博一 JPN レッドブルKTM 250 KTM 42分30秒534(27周)
7) アレックス・デボン SPA ロータス・アプリリア アプリリア 42分30秒546(27周)
8) フリアン・シモン SPA レプソルKTM 250cc KTM 42分32秒417(27周)
9) 高橋裕紀 JPN JiRチーム・スコット250 ホンダ 42分47秒681(27周)
10) アレイックス・エスパルガロ SPA ロータス・アプリリア アプリリア 43分04秒091(27周)
11) ロベルト・ロカテリ ITA メティス・ジレラ ジレラ 43分06秒944(27周)
12) カレル・アブラハム CZE カルディオンABモーターレーシング アプリリア 43分09秒721(27周)
13) ルーカス・ペセック CZE オート・ケリー-CP アプリリア 43分11秒809(27周)
14) マヌエル・ポッジャーリ RSM カンペテーラ・レーシング ジレラ 43分12秒051(27周)
15) エクトル・ファウベル SPA マプフレ・アスパル・チーム アプリリア 43分18秒739(27周)
16) ラタパー・ウィライロー THA タイ・ホンダPTT SAG ホンダ 43分20秒566(27周)
17) ファブリツィオ・ライ ITA カンペテーラ・レーシング ジレラ 43分30秒222(27周)
18) ルッセル・ゴメス SPA ブルセンス・アプリリア アプリリア 42分51秒084(26周)
19) ドニ・タタ・プラディタ INA ヤマハ・プルタミナ・インドネシア ヤマハ 43分06秒332(26周)
-) ユージェーヌ・ラバティ IRL ブルセンス・アプリリア アプリリア 31分21秒976(19周)
-) アレックス・バルドリーニ ITA マテオーニ・レーシング アプリリア 21分34秒480(13周)
-) マティア・パッシーニ ITA ポラリス・ワールド アプリリア 19分29秒201(12周)
-) イムレ・トース HUN チーム・トース・アプリリア アプリリア 18分34秒104(11周)
■125ccクラスのイギリスGP決勝レース結果
以下に、気温20度、路面温度31度、湿度46%のドライ・コンディションとなった125ccクラスのレース結果を示す。優勝は地元イギリス人ライダースコット・レディング。日本勢では小山知良選手が6位、中上貴晶選手と、共に今期の最高位を獲得している。
1) スコット・レディング GBR ブルセンス・アプリリア・ジュニア アプリリア 41分39秒472(25周)
2) マイク・ディ・メッリオ FRA アジョ・モータースポーツ デルビ 41分44秒796(25周)
3) マルク・マルケス SPA レプソルKTM 125cc KTM 41分45秒278(25周)
4) セルジオ・ガデア SPA バンカハ・アスパル・チーム アプリリア 41分53秒462(25周)
5) シモーネ・コルシ ITA ジャック&ジョーンズWRB アプリリア 41分56秒327(25周)
6) 小山知良 JPN ISPA KTMアラン KTM 41分56秒653(25周)
7) ジョアン・オリベ SPA ベルソン・デルビ デルビ 41分57秒486(25周)
8) 中上貴晶 JPN I.C.チーム アプリリア 41分57秒694(25周)
9) サンドロ・コルテセ GER エミー・カフェラテ アプリリア 41分57秒876(25周)
10) ブラッドリー・スミス GBR ポラリス・ワールド アプリリア 41分58秒363(25周)
11) エステベ・ラバト SPA レプソルKTM 125cc KTM 41分58秒448(25周)
12) ミヒャエル・ランセデール AUT I.C.チーム アプリリア 42分07秒741(25周)
13) ランディ・クルメンナッハ SWI レッドブルKTM 125 KTM 42分07秒819(25周)
14) ラファエレ・デ・ロサ ITA オンデ2000KTM KTM 42分08秒875(25周)
15) ロレンソ・サネティ ITA ISPA KTMアラン KTM 42分15秒235(25周)
16) ジュール・クルーセル FRA ロンシン・レーシング ロンシン 42分15秒340(25周)
17) スティーヴィー・ボンセー USA デグラーフ・グランプリ アプリリア 42分17秒630(25周)
18) ニコラス・テロール SPA ジャック&ジョーンズWRB アプリリア 42分22秒238(25周)
19) ドミニク・エジャーター SWI アジョ・モータースポーツ デルビ 42分22秒396(25周)
20) ステファノ・ビアンコ ITA S3+WTRサンマリノ・チーム アプリリア 42分45秒768(25周)
21) ロビン・ラッサー GER グリズリー・ガス・キーファー・レーシング アプリリア 42分49秒630(25周)
22) ペレ・トゥトゥサウス SPA バンカハ・アスパル・チーム アプリリア 42分50秒377(25周)
23) ルイ・ロッシ FRA FFMホンダGP125 ホンダ 43分08秒741(25周)
24) ロベルト・ミュアサン ROU グリズリー・ガス・キーファー・レーシング アプリリア 41分42秒744(24周)
25) ヒューゴ・バン・デン・ベルグ NED デグラーフ・グランプリ アプリリア 41分43秒631(24周)
26) リー・コステロ GBR Vent-Axia ホンダ 41分47秒686(24周)
27) ロベルト・ラカレンドーラ ITA マテオーニ・レーシング アプリリア 41分48秒261(24周)
-) アンドレア・イアンノーネ ITA I.C.チーム アプリリア 31分39秒647(19周)
-) ステファン・ブラドル GER グリズリー・ガス・キーファー・レーシング アプリリア 30分55秒402(18周)
-) マシュー・ホイル GBR SP 125 Racing / Mackrory Demolition ホンダ 24分27秒405(14周)
-) コナー・ベーハン GBR コナー・ベーハン・レーシング ホンダ 24分41秒609(14周)
-) ポール・ジョーダン IRL KRP ホンダ 24分50秒153(14周)
-) アレックス・マスボー FRA ロンシン・レーシング ロンシン 8分40秒577(5周)
-) ルーク・ヒントン GBR Buildbase/Knotts ホンダ 7分11秒371(4周)
-) ガボール・タルマクシ HUN バンカハ・アスパル・チーム アプリリア 1分48秒259(1周)
-) パブロ・ニエト SPA オンデ2000KTM KTM -分-秒-(0周)
-) ダニー・ウェッブ GBR デグラーフ・グランプリ アプリリア -分-秒-(0周)
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