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フランスGP予選終了後のライダー詳細コメント
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インテリマーク編集部
  2008年5月18日

本日5月18日午後のフランスGP決勝レースに向けて、2日目の予選において上位3列目までを獲得したMotoGPクラス9名のライダーの詳細コメントを以下に掲載する(予選詳細レポートはこちらの記事を参照)。
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■1列目

●ポールポジション)ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム RC212V

今日の結果には本当に満足しています。今シーズン最初のポールポジションですし、特にこのサーキットはいいグリッド・ポジションを確保しておく事が重要ですからね。
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今日はシャシーに若干調整を加えるなど、マシンの微調整を進めました。午後は最初の2本の予選タイヤからは最大限の性能を引き出す事ができなかったので、そこでさらにシャシーのセッティングにいくつか変更を加えたんですが、おかげで3本目の予選タイヤを履いた時には大きな進歩を得る事ができました。

4本目の予選タイヤでポールポジションを獲得できるとは予想しませんでしたが、でも実際にはそうなったのでとても嬉しいです。

レースペースに関してはとても満足できていますが、ここにはすごい速さの強豪たちがたくさんいるし、皆のラップタイムはとても僅差ですから、明日の明日のウォームアップではさらにもう一段階改善が進む事を願っています。

もう1つの気になる点は天気ですね。ここは天候が不安定ですから、レースの時にどんな走行条件になるかは、まだ予想もできません。


●2番グリッド)コーリン・エドワーズ ヤマハTech3 YZR-M1

今日はポールポジションが取れるだけの十分な走りができたと思っていたんですけどね。それに正直、1本目の予選タイヤでいいタイムを出した時にはもう大丈夫だとさえ思ったんです。
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ところが、さてコーヒーブレイクでもと思った矢先に他の連中がタイムをいきなり縮め始めてしまい、2本目のタイヤで32秒7を記録した時には、まだポールは僅差の争いになりそうな雰囲気でした。

次のタイムアタックでは最後のタイヤをかなり酷使しました。それでもまだ少し余裕を感じるくらいに快適に走れていたんですが、奥のヘアピンから脱出したところでマルコ(メランドリ)が前方に見えたんです。彼はずっと左側を走り続けていましたが、まだ彼との距離はバイク15台分くらいあったし、多分そのうち振り返ってこっちに気がついてくれるだとうと思っていました。

ところが、マルコは全く振り返らなかったので、不運にもその時点で少しタイムをロスしたんです。ちょっとばかりいらいらしましたね。彼にほとんど後ろから追突するくらいの勢いで並びかける事になってしまい、それでバイクを倒す事ができなくなって内側の縁石に乗り上げました。

もしあそこでスロットルを大きく開け続けていれば、それでもまだかなりの速いタイムを記録できたと思いますし、ポールポジションが取れたと思いますよ。だって最初の2区間ではダニと同等のタイムでしたし、残りの第4区間はヤマハのマシンが強さを発揮する得意のレイアウトですからね。

最後の第4区間でのバイクのシャシー性能やハンドリング時のマシンの挙動はもう夢のような感覚なんですよ。ですから、最終区間でタイムを挽回する自信は絶対にあったし、それを試みるつもりでいたんです。でも、結果的に1列目を確保できた事に自分は満足しています。ホームでのレースを迎えるTECH3チームにとってはポールポジションの方が良かったでしょうけどね。

バイクは最高ですし、ミシュランも素晴らしい仕事をしてきてくれました。TECH3とミシュランにとって今回はものすごく重要なレースですから、明日は自分の全力を出し切って挑むつもりです。レースタイヤはすごく速いし、この週末を通して安定していたので気分がいいですね。


●3番グリッド)ケーシー・ストーナー ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP8

まず何より先に、すごいラップ周回を見せたペドロサにおめでとうが言いたいです。自分とダニは知り合ってからもう長いですが、今シーズンの彼の走りは特にすごいと思っていましたし、今日のポールポジションに相応しいです。
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とは言うものの、今日は自分があの場所に座る筈だと思っていたんですけどね!結局は自己ベスト周回の最後に犯した自分のミスでポールを逃す事になったので、この結果を受け入れるより他ありませんが。

レースタイヤでこのサーキットをうまく走れるようにチームがバイクに素晴らしい調整を施してくれたので、今回はレースウイークを通して速く走れました。ブリヂストンも必死の改善を予選タイヤに進めてきてくれたので、今日のタイヤの調子は本当に良かったです。だから今回はその成果をポールポジションとして反映できなかった事が悔しいですね。
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いずれにしても、個人的な見解ですが、チームの調子がいい時には予選の結果はそれほど重要ではありません。1列目スタートはいいチャンスにはなりますけどね。一番重要なのはレースに向けての仕上がりがうまくいっている事です。明日もこのままドライなら、いいバトルができると思いますよ。

ペドロサとエドワーズは絶好調のようですし、バレンティーノがそこに加わって来る事はいつも通りの当然予想できる流れですから、ファンの方々のためにもドライの面白いレースになって欲しいですね。いい結果を狙いたいです。


■2列目

●4番グリッド)バレンティーノ・ロッシ フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1
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今日は全てがうまく進んでいたのですごく自信はありました。最後の予選タイヤを履けば1分32秒9か8が狙えると思っていましたし、1列目の確保も大丈夫だと信じていたんです。でも、セッションの終盤に小さな問題が発生してしまい、それを解決する事が今回の自分たちにはできませんでした。

1列目スタートの方が良かったのは当然ですが、レースタイヤでの仕上がりは良好ですよ。走行リズムはとてもいいし、セッティングも素晴らしい状態です。

明日はスタートをうまく決めて最初から上位に加わり、周りの速いライダーたちと一緒にペースを維持したいですね。先ほども述べた通り自分のレースペースは良好ですが、他にも4〜5人は自分と同じくらいの速いペースで走れるライダーたちがいるので、明日のレースはすごく面白くなりそうですよ!

今回の目標は表彰台ですから、全力の走りでそれが狙えるように明日もドライ・コンディションになってくれる事を願っています。


●5番グリッド)ホルヘ・ロレンソ フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1

身体中の痛みがひどくて今回はかなり辛い状況でしたが最後まで頑張り続けようと思いました。だから今回の5番グリッドは自分にとってはすごくいい結果だと言えます。当然かなりのリスクを冒した事は自覚していますが、いずれにしろこれは常に危険がつきまとうスポーツですから、その事は考えないようにしました。
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今日は午前の転倒のせいで厳しい状況になりましたが、特に怪我が悪化するような事は一切ありませんでした。午後には走れるようになりましたし、予選タイヤでは必死に頑張りました。

バイクをこのサーキットに合わせてもっと調整する必要があります。特に電子制御系とシャシーですね。ただ、明日になればもっとセッティングの改善を進められる事は分かっていますし、同様に自分の体調ももう少し良くなる筈です。

ここではバイクと自分のメンタル面、体調のどれを取っても完璧と言える状態にはありません。走行リズムもここまでの他のレースほど良くありませんが、当然それでも自分は上位の結果が狙いたいんです。今日何回かミスを犯しているのもそれが理由です。ただ、過去にはもっと最悪の状況もあったし、別に世界が終わる訳でもないので、今後もうろたえたりはしないつもりですよ。

今日は少し自信に欠けた1日でしたが、明日になればまた状況は変わると思います。気分がもっと良くなる事は間違いありませんし、ポイントを狙って行けると思います。


●6番グリッド)ニッキー・ヘイデン レプソル・ホンダ・チーム RC212V
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簡単には進まない1日でした。レースウイーク全体を通してそんな感じです。すごく色んな事を試しているのに、まだ正しい方向性があまり見えて来ないんです。

今日の午後は感触が徐々に良くなってきたので、少しだけ進歩があったとは思っています。おかげで終盤にはゆっくりですが調子を上げる事ができて、まあまあのグリッド・ポジションを確保する事ができました。

でも、レース中に完全にまわりの連中に置いて行かれないようにするには、まだ明日に少しでも調子を上げておく必要があります。かなり大変だとは思いますけどね。ここまでの課題はコーナーへの進入ですが、フロントの状態を修正しようとすると今度はリアに悪影響が出てしまうので、レースウイークを通してずっとそのバランスの妥協点を探り続けている状態です。

レースウイーク中には普段ならしないような大きめの変更を今回はバイクに加えてきましたが、時にはそういう方向性も必要になるんです。明日のウォームアップでも少し何か別の事を試すと思います。

今晩もまだ多くの作業が残っていますが、チームのスタッフはちょっとやそっとの仕事量にはへこたれませんよ。


■3列目

●7番グリッド)ジェームス・トーズランド ヤマハTech3 YZR-M1
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全区間でかなりのタイムをそれぞれに記録していたんですが、残念ながら1周回を通してそれらをつなげる事は一度もできませんでした。コースレイアウトの知識が少ないと小さなミスを数回犯すだけでも簡単に3列目くらいには落ちてしまいます。周りのライダーのスピードと経験値はものすごいですね。完璧な時の彼らを打ち負かすのは相当に大変な事ですよ。

ニッキーには2列目から追い出されてしまいましたが、もしあのままのポジションを最後まで維持できていたら本当に嬉しかったと思います。ここでは上位集団と一緒に前へ抜け出すには2列目以上のグリッドからのスタートが不可欠ですからね。3列目からのスタートはかなり不利ですから、本当にうまくスタートを成功させる必要があります。

今日は予選タイヤを4本使いました。理由は、ここも経験のないサーキットでしたから、グリップが増した時の走り方を改めて学習する必要があったからです。おかげでスピードを徐々に上げる事ができましたし、大きな失敗はありませんでした。いいグリッドを狙っている時はミスが全くできないので、本当にすごいプレッシャーですよ。今回は週末を通して改善を進める事はできましたが、恐らく火曜日か水曜日くらいから走り始めていたらもっと仕上りは良かったでしょうね。

セッティングに関してはいい方向性が得られました。まだ他の事も試したいので明日の朝はドライになって欲しいです。今日の午後はレースタイヤで34秒台を記録できたので、あとコンマ5秒をさらに削れるようにしたいんです。

トラクションは昨日と比べて格段に良くなりましたよ。少なくともコーナーからの脱出時にはパワーを使えるようにはなりました。中国の時はコーナーからの脱出があまりうまくいかなくて、カーブの終端で追い抜かれていましたからね。

コーリンは週末を通してすごい活躍でしたから、ホームグランプリを迎えたTECH3チームにとっては本当に良かったと思います。明日はもっと自分も活躍してチームのスタッフにいい結果を持ち帰りたいですね。


●8番グリッド)クリス・バーミューレン リズラ・スズキMotoGP GSV-R
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レースウイークを通してすごく好調でした。今週の進展状況にはすごく満足です。ただ、予選の結果は少し期待外れでしたし、今週の中では最悪のセッションでしたね。

バイクとタイヤの両方が調子いいので、ルマンでの自分の走りには満足できています。レースペースもセッティングの仕上がりもいいですよ。ブリヂストンのレースタイヤでものすごく多くの周回数をここまでに走り込みましたが、明日のレース用に選んだタイヤは安定性と耐久性の両面で満足できるものです。

正直、今回は表彰台を狙って戦えるレベルにあると自分では思っています。それを実現するためにベストを尽くすのが今回の目標ですね。


●9番グリッド)ジョン・ホプキンス カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR
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午前中にレースタイヤでのペースはかなりよくなり、ラップタイムも0.3秒改善できました。

今日の午後は天気がどうなるか分からなかったので、ドライ用のタイヤ選択は午前中にすませました。午後の予選中はバイクのフロントの感触改善に取り組み、安定してコーナーに進入ができるようセッティングに調整を加えました。

1本目の予選タイヤは少し滑ってあまりうまく走れませんでしたが、その後にすごくいいタイヤの組み合わせを見つけることができたので、最後のアタックの時には激しく攻められるようになり3列目は確保しました。

明日はスタートダッシュを決める必要はありますが、天気がどうなろうとバイクの準備は整っているので今からレースが楽しみです。

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