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ポルトガルGP予選 ホプキンス「タイムアタックが台無し」 |
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2006年10月15日
ポルトガルGP予選のセッション終盤、ケーシー・ストーナーのスローダウン走行が競技審議委員会から危険走行とみなされて1000ドルの罰金が科せられたが、実際のところ、スローダウン走行をしていたのはケーシー・ストーナーだけではないようだ。
■スローダウンするライダーが目立ったセッションの終盤
ダニ・ペドロサとストーナーの間に起きた出来事に近い状況は、リズラ・スズキのジョン・ホプキンスとTECH3ヤマハのジェームス・エリソンとの間にも発生している。
リズラ・スズキのジョン・ホプキンスもダニ・ペドロサと同様に、セッション終盤に他の何人かのライダーが走行ライン上でスローダウンしていた事に不満を述べている。ホプキンスは最終的に2列目6番グリッドを獲得したが、本人としてはさらに上を狙いたかったようだ。
■ホプキンスとエリソンが接触し、ホプキンスが謝罪
TECH3ヤマハのジェームス・エリソンも、予選終盤にスローダウン走行する何人かのライダーに苦しめられた一人だ。エリソンは、タイムアタックをやめてコースをゆっくりと周回する他のライダーを避けながらタイムアタックを続けていたが、エリソンが前のライダーを避けてラインの外側に逃げたところへホプキンスが飛び込み、結果としてエリソンはホプキンスのハンドルに押し出されてグラベルに飛び込んでいる。
■エリソン「ホプキンスは悪くないのに」
ストーナーと同様に、ホプキンスは予選終了後にTECH3のガレージを訪れてエリソンに謝罪したが、これについてエリソンは「別にホプキンスのミスでもなんでもないのに、彼は謝りに来てくれたんです。ダメージを受けたのはバイクの化粧(塗装)くらいですから、何も問題ありませんよ。」とコメントした。
■ホプキンス「本当ならポールが狙えた」
スローダウン走行をする他のライダーたちにタイムアタックを妨害される結果になり、ジョン・ホプキンスは少し憤慨気味だ。1列目は確実に狙えたとホプキンスは語る。
「今はリアタイヤのエッジにグリップが得られなくて少し苦しんでます。明日はこれを何とかして、レースに向けての性能を良くしたいですね。」とホプキンス。
「このコースではとても気分良く走れてますから、レース中にタイムを落とすような理由は何もないです。」
「予選が終わりがけになった時、何人かのライダーがコースのど真ん中でのんびりしていたり、走行ライン上で話し合ったりしていたので本当にがっくりです。あれは邪魔すぎますよ。自分のタイムアタックも台無しになりました。」
「ポールも狙えたし、最低でも1列目は確実だったでしょうね。まったく論外ですよ。最終的には2列目が取れて悪くない結果でしたけど。」
「今必要なのは、いいスタートを成功させる事と、全力で走りきる事です。明日もリズラ・スズキのマシンは好調だと思いますよ。」
■バーミューレン「目標はトップ10入り」
ホプキンスのチームメイトのクリス・バーミューレンは、今回初めて走行するエストリルには、2日目に入ってだいぶ慣れてきたようだ。バーミューレンは日曜日の成績の目標はトップ10入りだとコメントしている。
「今日はさらにコースに慣れました。」とバーミューレン。
「午前中にコースに出た途端に、昨日よりもだいぶ速く走れましたし、バイクのシャシーの調子を上げる事もできています。予選ではとにかく無心で走りましたが、ブリヂストンの予選タイヤをうまく使う事ができたと思います。」
「まだレースタイヤに関しては100%の確信が持てていないので、明日の朝もいくつか作業を続ける予定です。」
「12番グリッドからのスタートですが、雨だろうと晴れだろうと明日の目標はトップ10入りです。」
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