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2006年10月13日
先月の9月14日にSBKのアルスター・スズキ・チームと無事に来期の契約を済ませたローマ皇帝、マックス・ビアッジが、スズキGSX-R1000でのプライベートテストを10月10日と11日の2日間行い、その初走行をフランスのマニクールで披露した。
■真っ白なGSX-R1000のバイクナンバーは「3」
ビアッジの走行したバイクは、アルスター・スズキのシンボルカラーであるコロナ・エクストラのイエローカラーには塗られていない全体が白地のGSX-R1000だが、スポンサー・ロゴと、彼が希望するバイクナンバーの「3」がうっすらとプリントされている。
ちなみに、現在のSBKのバイクナンバー「3」番はヤマハ・フランスのノリックこと阿部典史選手が保持している。この為、昨年にビアッジのSBK入りが噂された時には「33」番が使用されるのではないかという噂もあったが、今回のテスト走行を見る限り、ビアッジは構わず「3」番を使っている。
■ビアッジ「MotoGPバイクからの乗り換えには多くの学習が必要」
今回ビアッジが使用したマシンは、今シーズンのSBKで使用されたアルスター・スズキGSX-R1000K6だ。ビアッジはかなりの周回数を良好な天気となった2日間にこなしており、MotoGPバイクからスーパーバイクへの乗り換えに関する興味深い発言をしている。
「最後にサーキットで走ったのは2005年の11月6日でした。ほぼ一年ぶりに再びレース用バイクで走るのは、思った通り少し不思議な感じがしましたね。」とビアッジ。
「スーパーバイクはMotoGPのマシンよりも重量がありますから、シケインみたいな場所では少し方向転換が大変です。今回の2日間で多くの事を学びましたし、考える事も多くありました。」
「このコースで走るのは今回が初めてですので、速く走れるように作業を開始する前に、まずどっちに進めばいいかを覚えなければいけませんでした。」
「以前にピレリーを履いてレースをした経験がないので、タイヤに大きな違いを感じました。この感触には徐々に慣れていかなければいけないでしょうね。」
「ここではまず最初に、ハンドルバーやステップ(足乗せ)の位置とかレバー類を調整して、バイクの乗りやすさを改善できるように試みました。自分はあんまり身長が高くありませんからね。シートにもパッドを追加したりして、バイクがあまり横滑りしないようにしています。」
「今までに自分が慣れているバイクとスーパーバイクのパッケージは実際かなり異なります。例えばスーパーバイクではカーボン製のブレーキが使えませんから、今までとは違うブレーキングのスタイルにも慣れておく必要があります。」
「まだまだ学ぶ事ばかりですが、第一歩は踏み出しましたので、次回のテストで学習を続けられる事が今から楽しみですね。」
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