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2006年5月15日
5月14日の中国GP、MotoGPクラスでは、ミシュランを履くMotoGPルーキーのダニ・ペドロサが圧倒的な強さでレース中盤以降をリードし、自身初の最高峰クラス初優勝を飾った。
これを受け、ミシュランのオートバイレース総監督であるニコラス・グベールは、中国GPでのペドロサを始めとするミシュランライダーの活躍を喜び、公式コメントを発表している。
今年はダンロップ勢が本格的にMotoGP用レースタイヤの開発および改良に着手し、プレシーズンテスト中や開幕戦ではブリヂストン勢がミシュランを圧倒するなど、マシン開発状況のみならず激化するタイヤ戦争の行方も大きく注目されている。
中国GP終了直後の現在、ポイントランキングをリードするニッキー・ヘイデンを始め、トップから8名のライダーのうち2番手のロリス・カピロッシを除く7名のライダーはミシュランユーザーだ。
フランスのタイヤメーカーで世界のレースシーンをリードするミシュランのオートバイレース総監督は以下の通り述べた。
「ダニとニッキーのレースは素晴らしかったですね。」とニコラス監督はダニ・ペドロサの中国GPでの走りを振り返る。
「ラップタイムも凄かったですね。二人はラップレコードを次々と破りましたし最後の4周でダニが新記録を生みました。ダニはMotoGPルーキーでありながらポール・トゥ・ウインでの勝利とファーステスト記録を更新するという偉業を達成しています。」
「ダニとの仕事は楽しいですよ。彼は非常に正確なフィードバックを私達に返してきますから、タイヤ開発への大きな助けとなっています。ダニのライディングスタイルは流れるようにスムーズですからタイヤを温存できるんでしょう。1998年から最高峰クラスでミシュランを履いて13回優勝しているマックス・ビアッジのスタイルに近いと思いますね。」
ニコラス監督はまた、ニッキーが現在では最も安定したミシュランライダーだと語る。
「ニッキーもまた凄かったですよ。いい戦いを見せましたしポイントランキングのトップをリードしています。現在までで一番安定しているライダーは彼でしょう。開幕からの4戦中2位と3位を2回ずつですから、全て表彰台を獲得しています。」
振動に悩むキャメルヤマハの二人については以下の通りコメントした。
「コーリンが表彰台に戻れて良かったですよ。」とニコラス監督。
「バレンティーノ・ロッシもトラブルさえなければ3位か4位にはなれた筈です。ロッシは表彰台を目指していい走りをしていましたが、突然ピットに戻らなければならない程の大きな振動を感じたんです。」
「残念ながらその振動はフロントタイヤのものでした。問題のタイヤは今晩フランスのクレルモンフェランに輸送され、翌朝から分析にかけられる予定になっています。ロッシは1名を除く他の9名のライダーと全く同じタイヤを選んでいたので、今回の事は奇妙に感じています。他と違う少し固いコンパウンドのタイヤを選択していたのはチームロバーツのケニー・ロバーツ・ジュニアだけでしたからね。」
ミシュランライダーで今回のレースのトップ10入りを果たした他の3名は、5位のケーシー・ストーナー(ホンダLCR)、6位の玉田誠選手、7位のマルコ・メランドリだった。
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