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2006年5月6日
上海サーキットは、4輪レース最高峰カテゴリーのF1招致を目的に2004年に設立されたサーキットだ。同年の9月にはF1中国GPが初開催され、ミハエル・シューマッハに赤い服の由来を現地のマスコミが興味深く聞くなど、初開催に盛り上がる現地の話題が多いグランプリだった。
また、翌年の2005年5月には2輪レース最高峰カテゴリーであるMotoGPの中国GP開催にも至り、ドゥカティー勢に対して市販車のコピーモデルを作られない自信があるかをやはり現地のマスコミが聞くなど、さすが工業技術を誇るとされる中国らしい場面もあったようだ。
日本勢に対する観衆の熱狂振りも大きい中国GPだが、今年が2度目のMotoGP開催となる。昨年は土砂降りのレースとなり最高速を誇るロングストレートの迫力が残念ながら堪能できないコンディションとなったが、250ccクラスでは当時ホンダの青山博一選手が表彰台を獲得したり、MotoGPクラスでオリビエ・ジャックが最終ラップ付近でトップを行くバレンティーノ・ロッシに迫るなど、スリリングなレースウイークとなった。
今回、ホスト国の中国から参戦するワイルドカードの人数は、125ccから1名(中国-アプリリア)、250ccからは5名(中国-アプリリア1名、中国-ベネリ2名、中国-ヤマハ2名)となる。
昨年のサバイバルレースでロッシとジャックに続き3位表彰台を獲得したフォルツナ・ホンダのマルコ・メランドリは、ロングストレートを使ったサーキットでのレースを楽しみにしているようだ。中国GPを前にメランドリは語る。
「イスタンブールではチームと素晴らしい勝利を手にしましたから、中国への意気込みは高いですよ。」とメランドリ。
「イスタンブールと同じように上海にも好みのストレートがありますからね。2005年はドライのプラクティスでもウェットのレースでも速く走れましたので、気持ちはリラックスしています。調子がいいし、今のベースセッティングも悪くない筈です。」
「次回も接戦でしょうが準備はできていますよ。ホームストレートが凄く長いので観戦する人は迫力があるでしょうね。」
また、メランドリは上海サーキットのコース説明を以下の通りしている。
「上海は2つの長いストレートが特徴で、片方だけで1.2Kmあります。今年のGPの中で一番長いですね。第1コーナーも凄く長くて、多分自分が知ってるサーキットの中では一番奇妙な部分です。途中の変化も多く、コーナリング中にギアチェンジが必要です。」
「3コーナー、4コーナー、それに5コーナーを抜けるまでにスムーズなライン取りと、7コーナー出口ではストレートへの加速をうまくやる必要があり、ストレートエンドのハードブレーキングも意識しなければなりません。これがいいタイムを生む基本ですね。」
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