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2006年4月29日
比較的低い路面温度となったトルコGPの初日、ミシュラン勢およびブリヂストン勢の多くのライダーがトラクションの不足を訴える中で、もう一つのタイヤ勢力であるダンロップを履くダンティーン・プラマックチームの2名のライダーも、リアのグリップ不足を昨日の公式リリースの中で揃って唱えていた。
初日は公式リリースが発表されていないダンロップ筆頭チームのTECH3ヤマハはどうだったのだろうか。
プレシーズン中は常時中間的なポジションをキープしていたTECH3のカルロス・チェカだが、レースを重ねるごとに順位を落とし、トルコ初日のフリープラクティスでは16位とタイムを上げられていない。また、チームメイトのジェームス・エリソンにも僅か0.1秒差まで迫られている。
昨日チェカは自身の公式ページで状況をコメントし、トップとの差に困惑しながらも試行錯誤を行っていると伝えている。問題は高速時のマシンの安定性欠如のようだ。以下にコメントを一部引用したい。
「トップとの差は予想以上に大きいです。」とチェカ。
「一番の問題は高速セクション走行時にバイクが安定しない事でしょう。特に1コーナーのような高速コーナーへの進入時です。トルコのコースはバイクを頻繁に傾けますから、安定しないバイクはその都度時間をロスするわけです。」
チェカは昨日、この対策としてシャシーとリアサスペンションに変更をいくつか加えたが、まだ解決策は見つかっていないらしい。タイヤについては、初日に多くのテストをこなしたので、今日の予選ではいいタイヤが選べるだろうとしている。
また、気になる左肩の具合だが、まだ完全というわけではないようだ。
「だいぶ良くはなりましたが、まだ深くブレーキングする時に影響が残ります。」
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