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リズラ・スズキ、トルコGPでの名誉挽回にかける

2006年4月25日

前回のカタールGPでジョン・ホプキンスがマシンを蹴り上げて話題となったリズラ・スズキチームは、気を取り直してトルコはイスタンブルールに到着している。

カタールのレース後、イタリアのロードレースサイトのmotonline.comは、「カーボンは軽いが割れやすく値段も高価なので、今後ホッパーのカウルだけはマジパンで作ってみてはどうか」と提案していた。



さすがにカタールでのマシンの耐久性の低さを問題視したスズキチームは、今回多くの新パーツをイスタンブールに持ち込んでいる。冬季テストから今までの傾向を見る限りでは、新パーツと一緒に多くのトラブルも持ち込む事が多いように見えたリズラ・スズキチームだが、今回のパーツは研究された「改良版」であるとして、チーム監督のポール・デニングは自信を示している。

前回、2台のマシンが揃ってオイルを撒き散らした事は相当ショックだった様子だ。

カタール以後、自身のホームページも全く更新していないジョン・ホプキンスだが、スズキの公式発表によればイスタンブールのレースが待ちきれないようだ。今回は表彰台を目指すという。

今年の年間カレンダーに登録されたサーキットの中では、イスタンブールはシャシーとタイヤの限界に挑んでくる一番のテクニカル・サーキットと言っても過言ではないが、昨年のトルコで15位だったホッパーとリズラ・スズキGSV-Rが、どこまで今年は順位を上げてくるのか注目される。



また、ホッパーのチームメイト、クリス・バーミューレンにとってイスタンブール・サーキットは初めての経験ではない。昨年はホンダ・ポンスからRC211VでトルコGPにスポット参戦を果たし11位を獲得している。スズキとの契約書にサインをしたのもその時だ。

以下に、リズラ・スズキチーム監督ポール・デニングの、イスタンブールに向けてのコメントを紹介したい。

「トルコには気分良くやってきました。チームの士気も高いですよ。」とデニング監督。

「カタール以後、スズキチームは必死で夜通しオイルを燃焼しながら耐久性と性能改善に取り組み、解決策に到達しました。今度は信じて頂いて問題ありません。」

「今回イスタンブールに到着したパーツのリストを見て頂けばわかりますが、ニュー・パーツだらけです。冬季テスト中にも多くのテストをこなし、新型リズラ・スズキGSV-Rの可能性は確信しています。開発に関する方向性は間違っていません。」

「最初の2レースは、あとちょっと運が良ければ、二人のライダーはもっと高い成績が望めた筈です。ジョンは完璧に仕事に集中しており、GSV-Rを先頭集団で戦えるマシンに仕上げようとしています。クリスもここでのレースは初めてではありませんので、今までのように未経験のサーキットを覚える事でプレッシャーを感じる事もないでしょう。いいペースで走ってくれると思いますよ。」

「バイクを実際に走らせる作業に戻る事で、どこまでの仕事を達成できたかを理解できると思います。イスタンブルールはGSV-Rに適した最高のサーキットですし、カタールでの週末をきっかけにチーム全員が真剣に考えた事の成果を出すのに最適の場所です。」


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