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2006年4月14日
ダンロップタイヤの開発に対して前向きな発言をていしるTECH3ヤマハとは異なり、現在はドゥカティーのサテライトチームであるダンティーン・プラマック・チームは、ダンロップタイヤを批判するコメントをカタールでの予選後に出していた。
以前に紹介したアレックス・ホフマンが「もう何をどうしていいかわからない」と発言していたその日、チーム監督のルイス・ダンティーンは以下のコメントをダンティーン・プラマックの公式リリースで発言している。
「こんな(ひどい)経験はした事がない。このチームの公式タイヤ供給元のダンロップには、タイヤ素材の見直しと、より一層の改善を求める。今のままでは部品やガソリンを無駄遣いしているに過ぎない。」
「ライダーにとっても、チームにとっても、ドゥカティーにとっても、我々を信じてくれている技術パートナーにとっても、こんな状況はとても信じられない。」
「解決策はチームのガレージにはない。我々は魔法の杖など持っていないのだから。」
前回のカタールでは、ダンロップを履くTECH3ヤマハとダンティーンプラマックは予選でレースタイヤを使用している。06年シーズンの状況を見る限りでは、カルロス・チェカを除く3名のライダーは、予選タイヤを履くとレースタイヤよりもタイムを落とすのは事実らしい。
また、イタリアのロードレースサイトであるracingworld.itによれば、ルイス・ダンティーンはつい先日も、ダンロップが冬季テスト中にダンティーン・チームにはタイヤを供給する意志を見せなかった事を批判しており、タイヤメーカーの変更を望んでいるという。
その記事によれば、ダンティーンはマルボロ・ドゥカティーと同じくブリヂストンタイヤの使用を望んでおり、スポンサーのプラマックはそれに伴う金銭的な問題をフォローする意志があると報じている。
ただし、06シーズンの開幕前にコニカ・ミノルタの玉田選手とカワサキで走る予定だったマックス・ビアッジが、生産量の限界を理由にタイヤ供給をブリヂストンから断られている事から、実現は難しいだろうとracingworld.itは付け足している。
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