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SBK 芳賀選手「午後はソフトタイヤを履けなかった」
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2006年4月14日
4月12日からの2日間、イタリアのミサノで行われたSBK公式テストを終えたヤマハ勢の状況を、ヤマハの公式リリースより紹介する。
ヤマハ勢トップとなる総合3番手タイムを記録したヤマハ・イタリアの芳賀紀行選手は、二日間を通して新しいハンドルのクランプセット(トリプルクランプ)とリアサスペンションのリンケージをテストしていたが、2日目終盤の1コーナーでのオイル流出を受けてテストの継続を断念している。この為、彼の今回のベストタイムは午前中のセッションで記録した1分33秒870が採用された。
「バイクのバランスが今日は良かったので、まずソフトタイヤをテストする事にしました。自分の前を加賀山選手が走っていたんですが、それさえなければベイリスに近いラップタイムが出せたと思うんですけどね。」と、加賀山選手と親しい芳賀選手は言う。
「コースがオイルまみれになってセメント粉がまかれたので、テストの中断を決めました。おかげで午後のセッションではソフトタイヤで走行できていません。」
芳賀選手のチームメイトのアンドリュー・ピットは総合10番手タイムを記録したが、ピットも芳賀選手と同様に最後のタイムアタックをオイルに妨害される結果となった。改良されたエンジンマッピングのテストに集中したというピットのベストタイムは、2日目のセッション2に記録した1分34秒469。マシンの調子はバレンシアの時と同様に良好でセッティング変更も必要なかったとするものの、予選タイヤとの相性に少し問題を抱えていた様子だ。
ピットに続く11番手タイムはヤマハ・フランスのセバスチャン・ジンバートが記録した1分34秒618。開幕以来、同じヤマハ・フランスのノリックよりレースの上位につけたことのなかったジンバートだが、今回は好タイムをマークしてピットと約0.2秒差で惜しくもトップ10入りを逃した。カタールとオーストラリアと比較してバイクの調子が格段に良くなったと言う。
06年シーズンの開幕以来、一度もスーパー・ポール出場を果たしていないヤマハ・フランスのノリックこと阿部典史選手は、今回も最後まで調子を上げる事ができなかったようだ。ミサノのタイトコーナーが多いコースレイアウトを果敢に攻めたノリックだが、攻略には至らず19番手タイムとなった。タイムは1分35秒574。
「色々たくさん試しました。」とノリック。
「ミサノは去年レースで走ったのが初めてでしたが、シーズン中で最悪の結果でした。今回も感触が良くありません。だから多分、僕はこのコースが苦手なんだと思います。」
「前より徐々には良くなってきましたが、他のライダーに比べたら全然良くないですね。これでも去年より2秒速く走ってるんです。タイヤも去年よりは良くなってますよ。でももうミサノの事は忘れたいし、早くバレンシアに行きたいです。」
初めてイタリアのミサノで走行したSBKルーキー、ノリックのチームメイトの中冨伸一選手は、27人中の20位で公式テストを終えた。タイムは1分35秒684。彼が再びミサノのレースに戻るのは6月25日だ。
「ここを走るのは初めてなので、6月のレースに向けてセッティングするのが重要でした。」と中冨選手。
「このサーキットは3つの高速コーナーから連続してバックストレートがあり、他のサーキットとだいぶ違いますね。コースを学ぶために162周回走り、作業も多くこなしました。」
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