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2006年4月10日
トライアル選手権の最高峰、世界トライアルの第2戦が4月9日、ポルトガルのモルタグアで開催された。
開幕戦のスペインでは、3月のインドアトライアル出場中に左手の人差し指を骨折した04年チャンピオン、「フジガス」こと藤波貴久選手が大健闘の6位を獲得したが、痛みのため今回のポルトガルグランプリへの出場を危ぶむ声も聞こえていた。
結果は、藤波選手と同じHRCのドギー・ランプキンが13ポイントの3位、昨年チャンピオンでGAS GASのアダム・ラガは9ポイントの2位、そして第2戦を制したのは7ポイントの藤波選手だ。
藤波選手はオープニングラップから2ポイントのみの減点という安定したライディングを見せつけ、二番手につけるアダム・ラガから3ポイントのリードを奪った。
セカンドラップでは、緊張して集中力を欠いたという藤波選手が5ポイントの減点となったが、そのままアダム・ラガを抑えるのには十分だった。
尚、開幕戦を制したアントニオ・ボウは今回20ポイントの4位に終っている。
藤波選手の指はまだ完治しておらず、この勝利に最も驚いているのはフジガス本人のようだ。グランプリ終了後、藤波選手は以下の通り語った。
「この勝利には驚きましたね!チームにも自分にも全く予想外の結果です。」と藤波選手。
「指の怪我が治ってないんで、今回までの2ラウンドで数ポイントを稼ぐ事が目標でした。先週は6位になれたんで、難易度の高くない今回のセクションで表彰台には乗れると思っていましたが、まさか勝てるとはね!チームと自分のドクターには本当に感謝しています。」
藤波選手は今回の勝利によりポイントランキングは3位に浮上した。また、日本の小川毅士選手は開幕戦と同じ13位に終っている。
(写真提供:HRC)
ポルトガルグランプリ結果
1. 藤波貴久 (JPN-Montesa), 7ポイント
2. Adam Raga (E-Gas Gas), 9ポイント
3. Doug Lampkin (GB-Montesa), 18ポイント
4. Toni Bou (E-Beta), 20ポイント
5. Jeroni Fajardo (E-Gas Gas), 23ポイント
6. Albert Cabestany (E-Sherco), 29ポイント
7. James Dabill (GB-Beta), 37ポイント
8. Jordi Pascuet (E-Gas Gas), 37ポイント
9. Tadeusz Blazusiak (POL-Scorpa), 39ポイント
10. Marc Freixa (E-Scorpa), 51ポイント
11: Daniele Maurino (I-Gas Gas), 56ポイント
12. Jerome Bethune (E-Beta), 62ポイント
13. 小川毅士 (J-Montesa), 63ポイント
14. Xavier Leon (E-Gas Gas), 74ポイント
15: Fabio Lenzi (I-Montesa), 76ポイント
年間ランキング
1. Raga, 34
2. Bou, 33
3. 藤波, 30
4. Lampkin, 30
5. Cabestany, 23
6. Fajardo, 22
7. Freixa, 15
8. Blazusiak, 15
13. 小川, 6
次回:第3戦 5月20-21日 アメリカ スクアッチ
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