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2006年4月2日
冬季テストからIRTAテストにかけて数回のトップタイムをマークするなど、エースライダーの中野真矢選手の活躍がこれまでにない注目を世界で集めている2006年のMotoGPカワサキレーシングチームだが、今年は250ccからステップアップしたフランス人ルーキーのランディー・ド・ピュニエが加わるなど、話題性に事欠かないチームだ。
他の有名チームと比較して、MotoGPデビュー以来カワサキレーシングチームにはそれほど各界のスポンサーはついていなかったが、さすがに今年のカワサキの勢いには世界の大手企業も注目したようだ。
4月1日に、スポーツシューズの有名ブランドであるプーマ、サングラスの大手ブランドのオークリーがカワサキレーシングチームとのスポンサー提携を発表した。この日本でも有名な2社以外にも、チームの地元ドイツの電力供給会社で、ヨーロッパ中に設置された風力発電タービンを所有する事で知られるナチュラルエナジー社(NATENCO)が同日にカワサキレーシングチームへのスポンサー投資を発表している。
プーマはこれまでにもパドックで働くカワサキチームスタッフにスポーツシューズを提供している。パドックでのスタッフの労働は過酷であり、整備士は一日に14時間経ち続ける事もあるそうだ。パドックで使用する靴には強靭で動きやすいスポーツシューズが求められる。
オークリーの提供するサングラスもパドックでは重要となる。カタールやマレーシア等の陽射しの強いサーキットでチームの目を保護する必需品だ。中野真矢選手とランディー・ド・ピュニエが今年のスターティング・グリッドでかけているサングラスはオークリーだが、以前からオークリーは加藤大治郎選手をはじめ多くの日本人ライダーのスポンサーとして馴染みが深いブランドでもある。
日本ではあまり馴染みのないドイツの電力供給会社であるNATENCOは、石油を中心とした世界の産業動向に影響を受けにくい風力発電という、無公害で安定した投資基盤を誇る電力会社だ。現在までに稼動している139台の巨大風力タービンは、合計で150メガワットを上回る発電能力を持ち、これは4人家族の10万世帯をまかなえる電力となる。カワサキレーシングチーム監督のハラルド・エックルは、この地元企業のプロジェクト参画を喜び、以下の通りコメントしている。
「MotoGPカワサキレーシングチームも燃費などエコロジーを追求する姿勢に変わりはありませんが、とてもNATENCOの実績にはかないません!」
(写真提供:カワサキレーシング)
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